LINEモバイルの新プランは値上げの意味あいが強い

安くデータ通信を利用するためのMVNOは多くありますが、寝かせておいてもいいから契約しようと思って使っているのがLINEモバイルの税抜500円というSMSなしのデータ専用プラン(ソフトバンクモバイル回線で月間1GBの高速クーポン付き)です。先日のニュースで、2020年2月19日からLINEモバイルでは新プランに移行するということになり、私の契約している税抜500円のプランは加入できなくなるようなので、ここで改めて紹介しようと思います。

LINEモバイルはソフトバンクと関係が強いとは言うものの、速度は普通で、とりたててソフトバンク回線で使っていてもメリットが有るものではないような感じです。ただ、この500円のプランではLINEの利用について高速データ容量を消費しないデータフリーで使えるので、LINEでのやり取りやニュースなどの見出し表示までは高速クーポンを消費しません(ニュースの詳細を読むためにブラウザを開くと対象外になります)。

今回、新プランの詳細を一通り見て気付いたのは、いつの間にか私が加入しているSMSオプションなしのデータ通信専用プランそのものがなくなっていて、さらに1GBのプランもなくなっていて、500MBの上が3GBのプランになっていました。もし、できるだけ新プランで安くデータ専用のSIMをLINEモバイルで2月19日以降に持ちたい場合には、500MB付きのSMS付きデータSIMを月額600円(税抜価格)で契約する必要があります。

普通の方はわざわざ最安値で契約することはないでしょうし、単に安さを追求するだけなら、高速クーポンは付かないもののドコモでは税抜298円、auとソフトバンク回線では税抜398円で利用できるロケットモバイルがあります。LINEモバイルの高速クーポンはアプリによる節約(高速と低速の切り替え)ができないタイプなので、単体で500MB毎月高速データ通信が使えたとしても、あっという間に消費してしまうなら、最初から高速クーポンが付いていないロケットモバイルを契約する方が毎月の支出を抑えられます。

そんな中で私があえてLINEモバイルの月500円プランを使っているのは、LINE Payカードを作って登録すればこの回線の支払い方法を「LINE Pay」にすることができるからです。直接LINE Payカードをコンビニのレジに出したりセブン銀行などのATMに挿入して現金でのチャージのみで契約を継続できるというのは、親の援助を受けずに最安で通信環境を維持したい場合には相当有難いと思います(補充を忘れても、銀行口座を登録しておけば残高がなくなったら千円単位で自動チャージされます)。さらに、毎月の給料をほとんど使い切ってしまうようなライフスタイルを実践している人にとっては、新型肺炎にかかって長期間働けなくなったり、大きな災害で働けないような状況が続いたりして銀行口座の残高がなくなっても、通信費だけを現金で払い続けられるということになります。そんな事は起きて欲しくはないですが、人生何が起こるかわからないので、もしもの場合に備えて私はこのパターンでのLINEモバイルの契約は続けるつもりです(^^;)。

新プランでも税抜600円の契約はできますが、旧プランの方が安く、さらに利用できる高速クーポンも多いです。多くの方はあえて加入するメリットはないかも知れませんが、もしもの時のために今使っているキャリアとは違う回線を増やし(キャリア全体の通信の不具合が起こった場合に他の回線は生きている可能性がある)、LINEモバイルをバックアップ回線として利用するつもりで持つのもいいでしょう。最安を維持するにはSMSを利用できませんが、それでも良ければ最後のチャンスですので、旧プランで契約し、その回線をキープしておくのがいいのではないでしょうか。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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