公衆トイレの手洗い場をチェックしてわかったこと

この週末に車を利用して新鮮な野菜を買いに遠出しました。どこへ何を買いに行ったかというのは改めて紹介するとして、いわゆる直売所にオープンと同時くらいに着きたかったので、帰りはともかく行きは早朝出発にして高速道路を使いました。

高速道路は途中で止まることもなくスムーズに進むことができ、さらに言うと早く着き過ぎるような状況になった場合、手前のサービスエリア・パーキングエリアで時間調整ができるので今回は多少早く出発して多くのサービスエリアに寄ったのですが、やはりそこで気になったのはトイレの衛生環境でした。

もちろん、高速道路会社の職員の方が定期的に清掃を行ない、明らかに汚した所があればその状況を放置せずに片付けてくれることによって、多くの感染症が防がれているということは十分想像することができます。今回は静岡を東名高速で西に向かったのですが、どのサービスエリアのトイレも十分綺麗でした。

ただ、今まではインフルエンザやノロウィルスに備えることが基本だったのですが、今年はそれに加えて今だ正体不明のウィルスについて対策しなければならず、見えない菌を意識するような事も必要になってくると思うのです。

今回、東名のサービスエリアのトイレを見て思ったのは、新しい施設の場合にはもし手にウィルスが付いてしまったとしてもきちんとトイレの手洗い場で手洗いをすれば何とか大丈夫だろうと思えたものの、古い施設の場合には手洗い用の洗浄液や乾燥について不安が残りました。プッシュしてもわずかしか出てこないような設備だと、なかなか手に付いたウィルスを完全に落とすことは難しいでしょう。さらに、エアータオルの設置の有無も重要だろうと思います。

というのも、全ての人がタオルやハンカチを持っていればいいのですが、そうでない人がトイレを使った場合には手そのものを洗わなかったり、洗っても濡れた手のままで出てくる可能性があります。そうすると、不完全に洗った手にもしウィルスが付いていたら、くしゃみによる飛沫のように水しぶきが飛ぶことにもなってきます。低い可能性の話であることはわかっていますが、もし洗浄液が不十分であれば、利用する人のためにハンドソープを置くという手もありますし(これは今回利用した道の駅でそうした場所があったので)、この時期だけペーパータオルを置くということもコストはかかりますができるでしょう。

勘違いして欲しくないのは、今回の話は利用者の側から無理な要求を通そうとしているのではなく、新型肺炎についてわからない事がクリアされるまでは、日本全国を移動している人の間で新型肺炎が伝染ってしまわないように、きちんと手洗いができる環境および、洗った手を乾かすための手段を用意することで、多少はウィルスの拡散を抑えることができるのではないかという考えのもとの提言です。

今回の利用では当然私はタオルを持って行きましたのでエアータオルがない場所ではタオルを使いましたし、洗浄液の出が少ないような場所では、改めて施設入口に置かれていたアルコールを手に付けて消毒をした上で中に入るように心掛けました。今回はサービスエリアを利用したのは早朝だったため、団体の観光客とも全く会いませんでしたので、高速道路を利用する場合の時間というものも大事になってくるのではないかと思いますが、今回のお出掛けで改めて自分で準備し、何が危険なのか意識して利用することの大切さというものもわかりました。

同じように車でのお出掛けを考えている方がいましたら、その必要性を感じられるなら、車で旅をする時には手洗い後に使うタオルとともに、必要に応じて石鹸やハンドソープを持って行くことも十分ありだと思います。もし利用する公衆トイレの設備では不十分だと思ったら、積極的に自分の持ってきたもので手洗いはしっかり行なう方がいいと思います。


カテゴリー: 旅コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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