いつになったら楽天は第4のキャリアになれるのか

地方在住者からすると最初から蚊帳の外に置かれた新キャリアとしての楽天モバイルでは、まだ正式なサービスを開始せず、新たに2万名の無料サポータープログラムの募集を開始する事が先日発表されました。しかしその対象地域は東京23区、名古屋市、大阪市、神戸市に住んでいる人のみで、正式に楽天独自の回線サービスがスタートするのもその地域のみになるだろうという事は、ほぼ確定でしょう。

もっとも新楽天モバイルのサービスエリア外ではauのエリアが使えるようになっているそうなので、今ある楽天モバイルのお店で新エリア(非ドコモエリア)の取扱いが始まるようになってもそこまで困ることはないのかも知れませんが、やはり気になるのが楽天モバイルが独自に整備したエリアはどんな感じで、移動しながら使った場合どのくらい使えるのか? という事なのですが、これは今後新たにテストに参加する2万人の方々がネットに報告してくれる内容を待ちたいと思います。このテストは一応3月31日までの限定プログラムということですが、このまま4月1日から正式なサービス開始になるのかということも気になるところです。

私自身は、過去には携帯電話とは方式の違ったPHSのスタート時には人柱になるつもりでサービス開始時から利用させていただいたのですが、今回はあえて無料サービスのなさそうな(私の住んでいる地域は今回のサポータープログラムのエリアでもないので)状況で先走っての加入は控えようと思っています。現在はスマホによるデータ通信用に3つのキャリアの回線を持っているということもあります。

現状ではこの3つのキャリアは一応、全国を回ってもそこまで圏外が頻発したり通信の安定性が損なわれることはないと思うのですが、新しい楽天のエリアについてはどうでしょう。むしろau回線が使えるエリアで使った方がいい結果になったとしたら、私はすでにauのデータ回線を利用していますので、だぶって持つことはないわけです。これは、他の地方在住の方とも同じだろうと思います。

今回の流れは、楽天が新たな第4のキャリアとして誕生するために、まずは大都市圏に集中してのサービス開始前のチェックを行なっているということになるのでしょう。しかし当初2019年10月からのサービス開始をうたっていただけに、今回の発表でさらに全国での自回線提供が遅れ、現状ではいつになったら日本全国で自社網の通信を提供するかということが見えてきません。これまで私のように、興味を持って楽天モバイルの展開を地方で待っていた人にとっては、熱が冷めたという感じになってしまっているのではないでしょうか。

もちろん、楽天のエリアはこれから形成されるので極力無駄を省いて「使える」回線ということになれば興味はあります。ただ、現状では私個人の考えとしてWi-Fiが使える場所が増えればLTEや5Gはその途中に利用するものに限定するような使い方をして安く安定したモバイルネット回線を使う方を優先しようかという事も考えてしまいます。

今のテストをされている方の書き込みの一部には、まだ移動中の安定性が悪いだとか、エリアの穴もそれなりにあるという書き込みも見えます。だったら逆にWi-Fよりも広いエリアで、留まって使う分には安定して使えるような特徴があり、かなり安く提供してくれるなら旅先で車を停めて使うようなシチュエーションで持ってもいいかなという気もしますが、それでは第4のキャリアとしては機能しないわけで(^^;)、早いうちに何かとんでもない特徴を出さないと、他の3つのキャリアに押し出されるような形で埋没しかねないと思われます。とにかく、今後のインパクトある楽天モバイルの展開に期待したいとは思っているのですが、さてどうなるでしょうか。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

2 thoughts on “いつになったら楽天は第4のキャリアになれるのか

  1. ケータイオタク

    楽天モバイルには期待していません。イーモバイルの二の舞になるんでは。イーモバイルより資本力はありますが。
    ソフトバンクモバイルにしてもボーダフォンを買収してネットワークを手に入れたからサービスが可能だった。それをゼロから始めるというのは先行者ドコモ、au,ソフトバンクと大きな差がありすぎる。
    むしろMVNOに対するサービス提供義務を強化すべきだったのでは。音声定額などの音声も対象にすべきでは。
    PHSありましたね。電波が弱く基地局も少なかったアステルは早々に撤退しましたが、それを引き継いだ鷹山もとんでもない会社だった。基地局の撤去しないままで有報ですらまともに出せない。たまに電柱に基地局が残っていますね。
    PHSの敗因は電話にこだわり過ぎた。オンラインゲームの重要性を理解していなかった。PHSの熱心な擁護者はゲームに金を払う事に否定的でしたね。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    楽天モバイルのベータテスターはすぐに2万人の枠が埋まったそうですが、確かに楽天エリア外はauの電波が使えるので無料期間で利用したくなるのもわかりますが、地方は全くの蚊帳の外なので、そもそも選択肢にすら入らないという状況です。

    通信業界の栄枯盛衰はどうしても強者が弱者を飲み込む形になり、PHSはやはりそのエリアの狭さがネックになりました。エリア的には楽天の新サービスとどっこいどっこいのような気もします。今のところ、書いた通り移動中ではなく特定の使えるエリアにとどまってWi-Fi代わりに使うような用途しか思い付きません。個人的には楽天は自前の通信をやるより物流の方に先に手を付けるべきだったのではと思います。

コメントを残す