長野県南部に紅葉と買い出しの旅 その3 祭の後の高遠城は穴場か?

紅葉を見る前に旅の一つの目的であった自宅用の農産物をしこたま買い込み、山梨県の「道の駅富士川」の隣にある増穂インターから中部横断自動車道に乗り、高遠を目指します。たまたま行った時に中央高速の諏訪南から諏訪インターの間で対面通行になっていたので、インターは諏訪南で降り、一般道の杖突峠から高遠へと進んで行ったのですが、途中の道でも十分紅葉しているものの、赤ではなく黄色に色付いているものが多かったため、あえて写真に撮るまでもないと思いつつ、高遠に着いてしまいました。

4本の紅葉

紅葉まつりは先週に終了しているものの、高遠城址公園に隣接するグラウンドの駐車場にある木は美しく紅葉していて、まさに見頃という感じでしたが駐車場に止まっている車もそれほど多くなく、ひっそりとしていました。

紅葉のじゅうたん

城跡にはまんべんなくカエデが植わっていて、木の下には見事な赤いカエデのじゅうたんが広がっているのがわかりました。これは、多くの人によってあらされていないことの証でしょう。私が着いたのはお昼前といった時間でしたが、私のように県外から来たような人はまばらという感じで、その他には犬の散歩に来た地元の人が目立つくらいでした。

橋の上の紅葉

さらに、空堀をつなぐ橋の上にも綺麗に紅葉していて、人も少ないのもあって写真を撮るには絶景のロケーションでした。これだけ美しいのになぜそれほど人が来ていないのか不思議に思えましたが、出店すらも出ていないというのは、地元の人にとってはそれが当たり前なのかなと思えました。もちろん、春の桜の時期には全国からすごい数の観光客が訪れるほどの観光地なのですから、秋の高遠城址公園は紅葉の穴場だと言えるかも知れません。

ただ、今年については紅葉のピークが紅葉まつりの後にもひき続きあったため、人が少なかったのかも知れませんが、紅葉のピークは桜と比べて長いので、おまつり気分を楽しみたいならイベントを目安に早目の会場到着がおすすめですが、人がいない時にじっくり紅葉を写真を撮ったりして楽しみたいというなら、イベントの時期を外して訪れるのがおすすめです。

高遠そば

その後、あんまり高遠城址公園周辺に何もなかったので、高速バス停のある市街地まで降りてきて新そばをいただきました。ここのお蕎麦はたれが普通のつゆではなく、焼き味噌が入ったものと、くるみの入ったものが2つあり、味噌の方はご当地の辛味大根を薬味としていただくようになっています。打ち立てのおそばは絶品で、時間を掛けて高遠までやって来たかいがあったと感じた一瞬でした。つけ汁が2種類あると、蕎麦湯を入れていただくのにもそのバリエーションを楽しめるので、普通のつゆの二倍楽しめた感じがしました。駐車場は商店街の無料駐車場に停めて歩きましたが、それほどお店も多くなく、伊那市の名物であるローメン(ラーメンでも焼きそばでもないご当地グルメ)の食べられるお店もあるので、日本蕎麦の苦手な方はそちらでもいいのではないかと思います。全般的にそれほど混んでいなかったのが幸いし、待たされることなくお昼を食べられたのも秋の高遠を選んだおかげかも知れません。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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