月別アーカイブ: 2011年11月

車載用グッズは自分で選ぼう

 同じ購入するならいくらかでも安く買えるようにという事で、ネット上で安売りがあると紹介してくれるブログを巡回しているのですが、とあるショッピングサイトで行なわれていたタイムセールの中に、車載用グッズのセットがありました。はっきり言って、個人的にはそれほどおすすめとは思わないので詳細の紹介はしません。定価が約4千円、通常価格が約3千円ですが、タイムセールで2千円弱ということですが、ちなみに何が入っているかというと以下の通りです。

・AM/FMラジオ、
・LEDハンディーライト、
・ハンマー&シートベルトカッター、
・カラビナ付コンパス、
・ホイッスル、
・立体マスク、
・カットバン、
・ワンタッチ携帯トイレ、
・ポケットティッシュ、
・携帯メモ&ペン、
・単4電池(5本)、
・多機能ナイフ、
・ポーチ

 こう書くとすごいセットと思われるかも知れませんが、よくよく考えるとラジオ以外はすべて100円ショップで手に入るものばかりです(写真を見ただけですが、だいたいどれも100円ショップで見掛けるような質のもののような気がしました(^^;))。ラジオについてはここのブログで何回も紹介しているように、国産のメーカーで信頼できるものの方がいいでしょうし、LEDライトもランタンタイプがいいのか、懐中電灯かヘッドランプかというのは使おうと思っている状況によっても変わるため、単品で購入した方がいいのではないかと思います。また、このセットには防寒具や雨具がないため、必要に応じて買い足すことになるでしょうし、ナイフを車内に常備する事については、下手をすると軽犯罪法に問われる恐れがあるため、できるだけ車内に保管するのは避けた方が無難でしょう。

 巷にはこのように安易に企画された防災グッズが意外と多いものです。安く手に入るといっても、中に全く使わなかったり使えないものが入っている場合も多く、安物買いの銭失いにならないとも限りません。品質的にも100円ショップて売られている程度のもので十分のものもあれば、ちゃんとした品質のものでないと使い物にならない種類のものもあります。

 こうした車載用グッズを揃えたいと思われる方は、できればご自身で一つ一つ選ばれることをおすすめします。いくら安く買っても使わなければ邪魔になります。そうしたことをよく考えながら選んでみて下さい。


夏と冬の車中泊の違い

 これまで例年とはちょっと違う天候で、こちら静岡は日中はまだ暑いくらいなのですが、北海道ではかなりの雪が降ったそうで、いよいよ車中泊も冬対策を迫られることが多くなってくるでしょう。

 車の中というのは多くの場合鉄板一枚のみで覆われているだけに、夏は暑く冬は寒いというのは仕方のないところなのですが、夏と冬ではどちらの方が車中泊をやりやすいかというのはなかなか難しい問題ですね。

 ある意味究極の選択とも言えるわけですが、これは車の中にどれだけ装備を揃えているかによって違ってくるでしょう。何の用意もなく車中泊する場合は、当然冬だったら大変なことになるでしょう。先日のニュースですが、北海道でおじいちゃんと三歳の孫、そしてラブラドール・レトリバーを連れて車で出掛けた際に橋から転落したまま身動きが取れなくなり、携帯電話すら持っていなかったということで遭難しかけたというニュースがありました。おじいちゃんはもちろんですが、特に三歳の子どもが心配されましたが、ラブラドール・レトリバーに寄り添うようにして寒さを耐え抜いたということです。テレビニュースではさも美談のように報道していましたが、何も用意のない状況の中、雪の降りしきる場所で一晩明かさなければならなくなった場合、それだけで命の危険もあるということです。同じ事が夏に起こったとしたら、何とか車から降りて助けを呼びに行ける状況もあったかも知れませんし。

 そんなわけで、何も装備はないけどとりあえず車中泊をしたいと思われている方は、さしあたってこれからの時期の車中泊は避けたほうが無難であるということは言えるでしょう。ただ、個人的には車の中はともかく、装備を万全にし、シュラフなどを使って体だけは温められる場合は、真夏の蒸し暑さを耐えるよりも冬の車中泊の方がいくらかましであると言えるかも知れません。

 冬の車中泊を快適に過ごすためには、エンジンを切った状態で暖まる車内暖房装備を高いお金を出して付けてしまうのが一番ですが、それすら故障したらいざという時にはまずいので、外気温が氷点下の状況でも体を休めることができる就寝環境をまずは揃えることが大事です。背中から冷気が来ないようにキャンプ用のマット(私のページではCAPTAIN STAG EVAフォームマット M-3318を紹介しています)を車のシートの上に敷き、冬用のシュラフにくるまって寝るというパターンが一般的でしょう。外からの冷気をできるだけ入れないように窓のところにカーテンをしたり銀マットを切ってはめ込むような工夫も必要でしょうし、低温やけどに気を付けながら携帯カイロや湯たんぽを使うなどこのブログで紹介しているさまざまなグッズを使って温かさを保つ工夫があればなおいいでしょう。また、布団や封筒型の寝袋を使っている場合は頭の寒さ対策のために帽子をかぶって寝るという用意も極寒の場所では必要な対策でしょう。

 そうは言っても、何の用意もないまま日帰りなどのレジャーへ行った際に道に迷って遭難しかけるような場合など、いざという時にはもちろん車のエンジンを付けてアイドリングしながら寝るという選択肢もあり得ます。ただ、排気ガスが車内に入り込んで命の危険があることにはかわりがありませんし、アイドリングすることによる外部の方とのトラブルが発生することも考えられますので、あくまで緊急用ということで考えておくのがいいでしょう。

 同じようなことを何回も書いていますが、もし車中泊に出掛けることが多ければ、ここまでの装備は用意できなくても、車の中に非常用持ち出し袋に入れるような品を常に入れておけば、例えば防災用品として体内の熱を外に逃がさないアルミシートなど、最低限の寒さ対策の品をいざという時に使えます。今年は地震だけでなく台風など、身近に災害の影がやってきてしまった方も多くおられると思いますので、災害用という感じではなく、車中泊の旅を快適にするという目的で徐々にいろいろ揃えて行くというのもいいのではないでしょうか。


日本通信IDEOS その19 Wimax内蔵 GALAPAGOS EB-A71GJ-B との連携は?

 先日紹介させていただいた7インチタブレットについて新たな動きがありました。Wimaxのサービスを提供するUQからシャープ社製のガラパゴスが通信サービスとセットで発売されるとのことです。

 普通のタブレット端末でWiFiのみの端末と比べ、高速のインターネットであるWimaxでの通信が使えるだけでなく、他のパソコンやスマートフォンなどと接続を共有できるテザリングにも対応しているというのが最大の特徴となっています。ちなみに、同時に接続できる最大数は7台とのことです。詳しい内容についは発売元であるUQコミュニケーションから案内が出ていますので参考になさってください。

http://www.uqwimax.jp/annai/news_release/201111161.html

 Wimaxが普通に使える地域に住んでいらっしゃる方は、基本はこのタブレットでネット接続を行ない、Ideosと連携する場合は通常はガラパゴスからのテザリングで使い、Wimaxエリア外ではIdeosの方からテザリングで最低限のネット接続を使うようにすれば日々の使い方については問題ないでしょう。しかし、旅に使うとなると問題も出てきます。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111116_491303.html

 まだ実機を見ていないので変更されるか、事前の説明がされていない場合もありますが、上記リンクのAV watchの記事によると、充電にはACアダプターが必要だそうです。これはIdeosと外付けバッテリーを共用しようと思われていた方には当てが外れてしまう感じです。個人的にはこれならば、USB端子からの給電が可能なWimaxルータの方が旅には便利ですね。

 アンドロイド端末というのはさまざま出てはいますが、ものによってはノートパソコンのようにACアダプタで給電しないとだめなものが結構あります。はっきり言ってしまえば、それならばリチウムイオン電池を本体に内蔵しているタブレット端末よりも、バッテリーの予備といつでも交換可能なミニノートパソコンを持ち歩いた方がはるかにましでしょう。車中泊前提の旅ではあっても、できるだけ車のバッテリーに負担をかけないように最小限の充電ですませた方が車には優しいですし、旅に持ち運ぶ端末を選ぶ際にはACアダプタの他にUSB端子からの充電をサポートするかどうかということもしっかり確認しておいた方がいいでしょう。というか、東日本大震災であれだけ停電がらみのトラブルが頻発し、乾電池や太陽光発電でも何とか充電して使用可能な通信機器への需要が高まったように見えたのに、今だにこういった電源周りの新製品を出し続けるメーカーにはがっかりしています。


気合いも大事

 本日のブログは車中泊とは関係ない話が主になるということをまずはお断りしておきますm(_ _)m。サッカーが好きではない方には何ということのないサッカーの試合のお話です。サッカーワールドカップ3次予選で日本は北朝鮮に敗れましたが、なぜ負けたのかという分析はいろいろなところでされていると思います。日本チームはすでに最終予選に進出することが決定しており、主力選手の怪我を恐れたとか、新しい選手を試したとかいろいろありますが、新しい選手がテストされるということなら、レギュラーをもぎ取るために気迫を持ったプレーが望まれたところだろうと思います。逆に北朝鮮の選手たちは、ちょうど最高指導者が権力の移譲の最中にあり、国威を高揚して日本に勝とうという気迫に満ちていました。選手の若さゆえラフプレーに走り退場した選手もいましたが、ボールへの執着心の違いがそのまま0対1という結果に表れたような気がします。昨日のニュースでも同じワールドカップ予選で、よもや負けることがないだろうと思われた韓国がレバノンに敗れたというニュースが入ってきました。もちろん日本や韓国と他のアジアの国との実力の差はあるのでしょうが、慢心しているところを強い気力で押し込まれるとあわやという番狂わせが起こり得るぐらいの差しかないということなのかなとも思います。そして、昨日サッカーの天皇杯の試合が各地で行なわれたのですが、ちょうどNHKBS1で中継のあったアルビレックス新潟と松本山雅の試合も素晴らしい松本山雅の気迫に圧倒されながら見ていました。

 アルビレックス新潟はJ1のチームで、常にトップレベルの試合をこなしています。対して松本山雅は来期のJ2参入を目指してリーグ戦を戦っているJFL(レベル順でいくと3番目のリーグ)のチームです。前の試合でも格上であるJ2の横浜FCを破っており勢いに乗っているとは言え、実力の差はかなりありました。しかし、彼らはそうした実力差をものともせず、勝ちに行こうとする気迫にみなぎっていたように思います。というのも、もし新潟に勝てば次の相手は横浜・F・マリノスになる可能性が高かったからでした。

 サッカーに詳しい方なら十分ご承知でしょうが、横浜・F・マリノスを戦力外になり松本山雅に移籍した元・日本代表の松田直樹選手が練習中に突然倒れ、そのまま帰らぬ人になりました。そうした悲しみを乗り越えて戦ってきたのが松本山雅の選手たちであり、ここまできたらどうしても松田選手の前所属先であるマリノスと公式戦で試合をしたいという気持ちが強かったでしょう。前半五分にセットプレーから決めたゴールをものすごいボールへの執着心で相手チームの攻撃をしのぎまくり、見ているこちらも目頭が熱くなったほどです。

 サッカーのゴールというのは狙って簡単に決められるものではないだけに、先に点が取れたのはラッキーだったとも言えるかも知れませんが、気迫でゴールを割らせなかった選手のプレーは前の日の北朝鮮の選手たちよりも気合いが入っていたのではないかと思えるほどすごいものでした。女子サッカーのワールドカップ決勝でも思いましたが、最初から諦めるのとはエライ違いが出るなあとしみじみ思いますね。

 翻って自分の事について振り返ってみると、常にポジティブにというわけにはなかなかいかない事が多いのですが、それでもここでは引けないというところでは引いては駄目だということは思います。さまざまな制約の中、ブログも旅も妥協することなく続けていければと思っています。


キングジム ポメラ DM100 その2 次に期待すること

まだ実機も出回っていないうちから次に期待とは、さすがに嫌味とも取られかねないかも知れませんが、それだけ今回発売されたポメラDM100のインパクトが私にとっては大きかったとも言えます。多くの人が熱望していた親指シフト方式のカナ入力を標準で搭載したモバイル端末というのは、1997年に出た富士通のインタートップ以来となり、その当時の価格が標準価格で128,000円もしましたから、その当時から細々と親指シフトを続けてきた人にとって待望のハードということになります。

しかし、世の中で日本語入力方法の最高のものというのが親指シフトかというと、それはそれで議論の余地があるでしょう。世の中にはさまざまな入力方法があり、多くの人が工夫しながらよりよい形で変化していくことこそが大事だとも言えます。

従来の入力方法の練習教材や、ローマ字やカナ入力以外の日本語入力方法を研究していて、私もだいぶお世話になっている増田忠士さんがこのポメラについてメールマガジンで触れていらっしゃいます。どうして新しい電子機器に古臭い入力方式ばかりを使うのかと怒っていらっしゃるのだとか(^^)。増田さんの推進する入力方法が採用されないから怒っているということではないと思いますが(^^;)、私としても増田さんの意見には頷けるところがあると思っています。というのも、ポメラというものはキングジムという事務用品を出しているところから出された入力装置であるだけに、万年筆や他の高級筆記具のように、書くことにとことんこだわった商品開発をして欲しいと思っているからです。

キーボードで書くことにこだわる人は、自分のパソコンではかなり多くのセッティングを施しています。単語登録にはじまり、キーボードの入れ替えなども普通に行なっている人がほとんどでしょう。そのままでは入力することもできない親指シフトをパソコンで使えるのも、キーを押すことによって出せる文字をソフトを使って入れ替えているからで、カスタマイズの一種と言えます。先述の増田さんも多くの魅力的な入力方法を数多く世に出しています。そうした入力方法は多方面の方々の努力によって一部は実現されていますが、実はこうしたさまざまな入力方法をカスタマイズすることは簡単にできるのです。

まずは親指シフト入力を含むさまざまな入力方法への対応です。その昔、パソコン初心者用として50音配列順にカナを並べたキーボードがありましたが、こうしたキー配列を再現するのには、全てのキーボードを自由に入れ替えることのできる設定が本体でできれば問題ありません。設定を保存してファイルの形に出力できるようにすれば、誰かが作った新しい入力方式であっても簡単に実現できます。キー表示の内容と刻印された文字が合わなければ、100円ショップあたりでシールでも買ってきて貼り付ければ済みます。その昔、さまざまな基本ソフトを試している際、国産のトロンOSを使った「超漢字」という基本ソフトではそれができました。

http://www.chokanji.com/features/ckappl/keychg.html

上のリンクにあるような設定画面でキーの働きを自由に変更でき、やろうと思えば親指シフトもこれだけで実現できたのです。ポメラはシステムに何を使っているのかはわかりませんが、自在に全てのキー配列を本体設定でカスタマイズできれば、親指シフト利用者以外にも喜ぶ人は増えるでしょう。しかも、キングジムサイドとしてはローマ字入力とかな入力以外のサポートは必要なくなるという点もクレーム対応的には楽になるように思いますし。

キー配列の自由化とともにもう一つ対応してくれると嬉しいことに、「ローマ字定義」の自在編集(ローマ字カスタマイズ機能)搭載というのがあります。今ローマ字入力をされている方のほとんどは、入力方法にローマ字入力を選ぶと、「A」のキーを押すと「あ」が出るようにセッティングされています。しかし世の中にはローマ字入力での入力を望みながら、キーボードに印刷されている文字通りに入力したくないと思っている特殊な人たちもいるのです(^^;)。とは言っても全ての入力方法が特殊で一般の方に必要ないということもありません。先述の増田忠士さんが考案した入力方法の一つに、「片手チョイ入力」(使う手によって「右手チョイ」「左手チョイ」がある)というのがあります。これは、文字通りパソコンのキーボードの一部やテンキーを使い、片手で届く範囲のキーを2回打つことで一文字を出すというやり方でローマ字入力を実現できる方法です。

http://keyboard.la.coocan.jp/others.html

上記ページの下の方に片手チョイ入力の説明がありますが、これを実現させるためには日本語入力のセッティングでローマ字の出し方そのものを変える必要が出てきます(全て2度打ちで一文字出す仕組みなので、従来のローマ字入力のキーと完全には置き換えられないため)。ローマ字定義の変更とは、そうしたニーズを満たすのです。

しかしながら、ポメラに搭載されているATOKやマイクロソフトのIMEではこうした登録に制限があり、いくら入力しやすいローマ字入力方法を考案しても、今までは日本語変換ソフトのおかげで実現することができませんでした。ところがウィンドウズパソコンにおいては、あの「Google日本語入力」のセッティングでローマ字定義がほぼ制限なく自由にできるようになったので、こうした特殊な入力方法でも設定ファイルさえあればパソコン上では簡単に実現できるようになったのです。

ポメラの入力における弱点というのは、立ったままの入力をしようとすると指一本でポチポチ押すような形になり極端に入力スピードが落ちることでしょう。そんな時、片手一本で(設定により左手でも右手でも利用できます)すばやく日本語入力ができる方法が選択できればより活用の範囲が広がるでしょう。片手で打つような状況は何も立った時だけではありません。例えば怪我などで片手が一時期使えなくなったような時に、こうした入力方法を使えればかなり役に立つのではないかと思います。

ついでに言うと、ローマ字定義をさらに多く登録することによって、カナだけでなく漢字までもローマ字入力でカナを出すように直接出せてしまう漢字直接入力という特殊な入力方法もカバーできる端末になります。これだけの事ができれば、文章入力をや校正を生業にしている人たちはさらに狂喜乱舞するでしょうが、今まで説明してきたように、自由に設定できる仕組みさえ整えてくれればこれらの事は実現できるので、技術的にそれほど難しいものだとは思えないのですね。パソコンで日本語を入力するにあたり、当たり前のように従来の技術にあぐらをかいて新しい入力方法に理解を示そうとしないメーカーに対抗するように、ポメラにはこうしたカスタマイズの自由さを前面に打ち出した端末としてさらなる進化を遂げて欲しいというのが私の希望です。今回の親指シフト入力実装というのがその一段階であってほしいと願うばかりです。


スコッチグレイン 紙製シューホーン

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 歩く時でも車の運転の時でも、やはりちゃんとしていないと危ないのが足元だと思っています。よくかかとをつぶして靴を履いている人を見掛けますが、靴の寿命を縮めるだけでなく、かかとがちゃんと固定されないまま運転することはサンダルで運転することと同じになるので事故を引き起こす危険性を増やすことにもなりかねません。車から降りて周辺を散策する際も、自分の足に合ったちゃんとした靴を履いて動かないと、靴擦れや豆ができたりとトラブルの元になります。

 もしも可能ならば、一度ちゃんとした靴店で自分の足のサイズを両足測ってもらうことは、旅の時だけでなく普段の生活の中でも大事だと思います。以前私が測ってもらった際、ショックを受けたことは、当時履いていたサイズより上下は2センチほど小さいサイズでぴったりで、自分の足のサイズはそれほど大きくなかったんだという事でした。もっとも私の場合は横幅が広かったので、ピッタリサイズの3Eサイズでは左右に当たるので、対策としてさらに幅の広い4Eサイズか、3Eサイズしかない場合はピッタリのサイズから0.5cm大きめのものを買い、中敷きなどで調整すれば良いとのことでした。それ以降はそのアドバイスを忠実に守り、足にぴったりとはまるサイズの靴を入手するようにしています。

 ただ、そうした靴を履く場合、いちいち紐を解いて履くというのも大変なので、かかとをつぶさないような履き方をするために靴べらが必要になってきます。自宅や出先で靴べらの用意がある場合はいいのですが、出先や旅行中にもちゃんと履くためには携帯できる靴べらのいいものがないかということでいろいろ物色していました。

 今回、東京近郊を電車で回る中、上野駅構内にスコッチグレインの店舗があるのを発見し、早速中に入ってみました。高価な外国の靴もいいですが、日本人の足に合った靴を作ってくれるだけでなく、値段も外国産と比べると安価で品質がいいということもあり、お気に入りの靴メーカーの一つです。今回はまさか靴を買うつもりで回っていたのではなかったので単価の安そうな品を物色していて見付けたのが最初の写真のシューホーン(靴べら)でした。

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 大きさは小さいものの手にじっくりとなじみ、金属製と比べると軽いのがいいような感じがしました。当初はプラスチックかと思ったのですが、裏を見たら写真のように「紙製品」の文字が。実際にさわってみるとわかると思いますが、これが紙かと思えるような質感があるのです。これなら、もし壊れて廃棄する際も燃えるゴミに出せます。元々、キーホルダーが付いたものではなかったのですが、私は車の鍵と一緒に携帯したかったので、強引にキーホルダーに通しました(^^)。これで、車内と車外で靴を履きかえる際にもかかとを潰さずに履き替えることが楽になるでしょう。キーホルダーに付けなくても、最近の車はフックが最初から付いているものも多く、ワゴンRにもそうしたフックが複数付いていますので、そこにセットしておけばいつでも使えます。もちろん、100円ショップで売っている靴べらを購入して同じように携帯するというのもいいと思いますが、スコッチグレインは全国のアウトレットモールなどにも出店しているので、それこそ車中泊の旅でそういったモールを訪れることがあったら入手は可能だと思います。興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。


7インチタブレットの有効性を再認識

 現在発売中の週間アスキーで7インチタブレット機の特集が行なわれていましたね。私がメインで使っているのは、ideosとともにGalaxy Tabがあり、これが7インチのタブレットになります。発売されてしばらくは、これで通話をするには恥ずかしいということもあってか、かなり普通のスマートフォンと比べると安く販売されていました。私が購入したのも、月々の端末費用負担がなく実質0円でディスカウント販売されていたからでありました。

 購入時から時が流れ、ここでも紹介したウィルコムのBluetooth経由でスマートフォンにかかってきた電話を受けたり発信したりできるソキウスを導入したこともあり、7インチタブレットの通話に関するディメリットというのは減少してきたように思います。それ以上に思うのが、一応手のひらに収まるサイズでも見やすい画面の大きさがあるということで、他人にプレゼンテーションしやすいということがあります。

 昨日は自宅の冷蔵庫がいよいよだめになりそうだということで、近くの大型家電量販店を大した対策もなく訪れたのですが、店頭でかなり安そうな製品を見付け、改めてネットでの相場はどのくらいかとGalaxy Tabで調べてみました。すると驚くべきことに、同じ会社で運営しているネット通販のページで販売価格もポイントもいい条件で売られているではないですか。そこで店員さんを呼び、今呼び出したばかりのWebページを見せながら交渉したところ、価格自体は店で決まった価格なので下げられないが、その分ポイントを増やしどこのクレジットカードでも支払いできるようにするという提案をいただきました。これはもちろん、そのお店のネット通販で購入する場合、ネットショップで得たポイントを実店舗でも使えるポイントに振り分けられ、支払いはどこのクレジットカードでも決済可能(実店舗ではお店の発行するクレジットカードを利用しないとポイントが一部付かないという仕打ちをされることがあるので)ということを見越してのことでした。実際はネットでそのまま注文してもいい話なのですが、冷蔵庫の場合は設置や古い冷蔵庫の引き取りに関して打ち合わせをしなければならず、そうした手間をメールでやらなくても良くなるという意味でもいい買い物だったと思っています。対応してくれた店員さんは私より年配の方のようだったので、スマートフォンの文字では読みにくかっただろうと思いますので(^^;)、改めてGalaxy Tabを持っていて良かったと思いましたね。

 ここのところ携帯電話をスマートフォンに機種変更する方が増え、かなりの人たちがスマートフォンでさまざまな作業をこなします。ただ、今回のように人に画面を見せながら説明したりする際には文字も大きい方が見やすいので画面サイズは大きい方がいいでしょうし、かといってiPadのようなサイズというのは持ち歩いて使うにはちょっと大きいのですね。Galaxy Tabはいわゆるシステム手帳のサイズになっていて、片手で携帯してもそれほど目立たないように思います。旅行中でも持ち歩いて地図を表示したり、車に何らかの方法で固定して簡易ナビゲーションとしても利用可能です。また、個人的な感想になりますが、あんまり文字が小さくなってしまうと無理に読もうとして頭が痛くなってしまうこともありますし(^^;)、何とかパソコンの代わりとしてのビューワーとして旅先ではスマートフォンより便利に使えるように思います。

 今出てきているタブレット端末は3G通信カードが差さらないWiFi専用品が多いですが、ウィルコムと提携しているソフトバンクなどは、先述のソキウスとのセット品で7インチタブレットの3G通信可能なものを販売してくれればいいのにと思います。さらにもっと日本のメーカーもこのサイズの端末を作ってもらい、選択の余地が広がってくれればなおいいのですが。現状ではSIMロックフリーのものとしては日本通信のLight Tabしかないという状況ですが、こうした状況が改善されていけば、旅のお供としては多くの人に勧められる端末になると思うのですが。


土地の名物を極めるために

 旅という感じではないかも知れませんが、昨日は東京へ行く用事があり、全く車を使わずに回ってきました。帰りはまたまた夜行バスを利用したのですが、途中足柄サービスエリアで休憩を取り、周囲を見るとかなり車中泊をしている人も見受けられ、ちょっと羨ましくなったりして(^^;)。

 今回の東京方面への旅では、高速道路のサービスエリアと同じように場所によってはまるでデパ地下のようにさまざまなお店をそろえ、駅構内の活性化を図ろうとするJR東日本のさまざまな駅を回ってきました。そこでは、お土産の類から惣菜、食事処や雑貨のお店と、これが本当に駅構内にあるのかという感じでありました。やはりというかあちこちで行列が見られ、人気のあるスイーツを中心に売れているみたいでしたが、私は見るだけでお腹いっぱいで(^^;)、結局何も買わずに帰ってきてしまいました。

 翻って高速道路のサービスエリアや道の駅について考えてみると、いわゆる有名なお店を揃えることで集客を計るような形で東名高速の足柄サービスエリアができたことで、同じようなコンセプトの施設がだんだんと出来てくるのかなという感じもしなくはありません。土地の名物といってもお店が創作した新名物のようなものが巷にあふれる中、昔からの名物というものが埋没してしまうのではないかとも思ったりします。車の場合は名物が集結した道の駅だけではなく、土地の地元の方に根ざした場所へ行くことも可能ですが、今後は自分から能動的に動かないと押し付けられるばかりで行った土地の印象かうすくなっていくような気もします。

 かく言う私も、サービスエリアや道の駅を目的に行くこともあるので偉そうな事ばかり言えないのですが、そうした施設をとっかかりにしてさらにその土地に深く入っていくような旅の形も維持していかないといけないなあとしみじみ思いますね。車を使った旅では、今後もっと能動的になって動いて行こうと今回の旅を通じて考えることができました。


キーレスエントリーの不具合対策

 新車やあまり走っていない車を購入した場合はそれほど問題はないと思いますが、中古で車を買われた場合、よくある話としてキーレスエントリーが突然使えなくなってしまうというのがあります。もちろん、キーレスエントリーが働かなくても、直接カギを回してドアの開閉をすればいいのですが、特に旅行中のインキー(カギを車の中に置いたまま外からカギをかけてしまうトラブルです)を防止するという意味でも、車の外から確実に全てのドアのロックがかけられるキーレスエントリーでドアの開閉をする習慣はは大事だと思いますし、もしボタンを押してもロック解除ができない不具合を持っている方は対策された方がいいと思います。

 不具合の解消法として、カーディーラーにお願いして電池を部品として取ってもらって交換するというのが一番安心かとは思いますが、時間と手間とお金がかかるのが玉にきずです。ただ、細かい作業ができる方なら、精密ドライバー(100円ショップでも売っています)があれば多くの車の場合簡単に電池が入ったところにアクセスできますので、あとは電池だけ用意すればいいということになります。

 あまりこういったことを普段気にしていない方は、中に入っている電池が特殊なのではないかという風に思われているかも知れません。ただ基本的には普通の電気屋さんで売っているボタン電池と同じものが入っていることが多いです。車種によっては100円ショップで売っているボタン電池を利用しているものもありますので、うまく行けば工具込みで210円で簡単に修理完了になってしまうわけです。

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 写真は、私のワゴンRのカギ内部を精密ドライバーで開いたところですが、中にボタン電池が入っていることがわかるでしょう。ワゴンRはMH23Sという形式のものですが、中に入っているボタン電池の型番は「CR1216」でした。ちなみに、この型番のものは近くの100円ショップにはありませんでした(;_;)。しかし、電気屋さんへ行けば200円ちょっとで購入できますので、それほど目くじらを立てるほどのものではないでしょう。

 店頭で売られている電池の使用期限というのはだいたい5年くらいといったところだと思います。キーレスエントリーの電池寿命は使用頻度にもよりますがさすがに5年よりは短いと思うので、念のため事前に型番を調べた予備の電池と精密ドライバーをいざという時のために用意しておくというのもいいのではないでしょうか。人によってはキーレスエントリーの電池を替える前に新しい車に乗り換えてしまうかも知れませんが、少なくとも今乗っているお車のキーに使われているボタン電池の型番のみでも控えておけばそれだけでも役に立つでしょう。

 実際に作業をする場合、精密ドライバーを使ってネジをはずすのですが、このネジはかなり小さいので極力なくさないように注意することが必要になるでしょう。下に落としたらどこへ行ったかわからなくなるような所では作業はせず、箱など外へ飛び出さないところで作業することが大事です。また、ネジがうまく回せない場合、無理な力で強引に回そうとするとネジ山がつぶれてしまい、素人ではネジを外すことすらできなくなってしまいます。その場合はねじ山をつぶす前に、多少の出費は覚悟してでもカー用品ショップやディーラーなどに作業を依頼するようにしましょう。


旅日記を書こう

 日々の生活から離れ、ある意味で非日常の生活を送ることが旅であるわけですが、特に車中泊の旅の非日常感というのは突出しているように思います。私が初めて車中泊をやろうと思ってやった時には、外からやってきた人や動物に襲われないだろうかとか、あらぬ心配をしながらということもありました。これがホテルや旅館へ泊まる旅だったら夜は飲みにでも行くか温泉にでもゆっくり浸かりながら過ごすとか、部屋でテレビを見ながらとか、何かしらやることはありますが、車中泊の場合はそれなりの装備を揃えて出掛けなければ狭い車の中でやることがないのですね。もちろん、そういうことを承知で車中泊している人たちはとっとと寝てしまい、翌日の早朝から活動するというパターンで動かれているかも知れません。

 寝床を用意したらすぐに寝られる夜ならあまり考える必要もないでしょうが、周辺が騒がしかったり気が高ぶったりしていたりしてなかなか寝つかれない夜もあるでしょう。以前のエントリーで紹介したようなラジオを聞くのも手ですが、野球が嫌いな方がずっとナイター中継を聞かされるような場合もあり、全ての問題をラジオが解決してくれるわけでもないのですね。割と余裕ある日程を組みつつ、早めに車中泊する場所に到着し、長い夜をどう過ごすかということを考えた時、ぜひおすすめしたいことがあります。それは、ブログなどをやっている方でなくても、旅に出てその日にあったことを書いてまとめておくということです。

 私の場合はパソコンやその他の方法でいつでもどこでもキーボードを使って文章を書くことができる環境を整えていますが、その日にあった事はできるだけその日のうちに概略だけでもまとめておくようにしています。そこまでできないという方でも、書きたいという欲求があれば、ヘッドライトと普通のノートで箇条書きするようなやり方でもいいでしょう。時間がなく書く気力もないという方は、ICレコーダーにその日に起こったことを吹き込でおくというのでもいいと思います。余計なお世話という感じもするわけですが(^^;)、常にそれまでやってきたことを忘れるようにするというのでもなければ、備忘録的な記録というのはやっておいて損はないと思うのですが。

 車を停めて寝床を作り、眠りに入る前にちょっと時間を作って旅日記を書いたり吹き込んでおくことを習慣にしておけば、旅の記録をまとめようと思っている人にとっては、後から書くよりも相当の労力が軽減できるということもあります。ブログで旅の事を書きたいと思われている方も、旅の途中でどんどん書いていくことが後の作業を楽にします。後から思い出しつつ書くのもそれはそれで味はありますが、後で思い出したような事は改めて書けば済む話ですし。

 このようにして過去の旅について概略をまとめておくと、また出掛ける際であるとか、テレビなどで以前訪れた土地のあまりの変化を見た時だとか、その時自分はどうしていたのかということをすぐに思い出すことができます。こうした日々の記録というのは今書いているブログのネタ提供をしてくれるだけでなく、自分の正確すらも形作ったかも知れない他に変えられない経験の蓄積となっています。

 こうしたことは決して人に強制されてやるものではありませんが、大きな感動を受けた際にちゃんと記録しておかないと人間はすぐに忘れてしまうというのもまた事実なのです。日々の日記というのはなかなか大変だとは思いますが、旅先で起こることはある意味非日常の体験なので、印象に残りやすいということもあります。大げさに考えず、日々の行程を記録することから始められるのを個人的にはおすすめします。