秋の桜えび漁は不透明な状況へ

先日のブログで一部の状況をお知らせしましたが、駿河湾に生息するとされる桜えびの姿が本当に見付からないようで、その状況はかなり深刻になっているようです。先日の地元紙のトップニュースがこの桜えびに関するニュースで、秋漁を前にした組合の資源調査で集めたサンプルについてのニュースでした。

サンプルの中にいた桜えび1600匹のうち半分以上が翌年春に産卵するために水揚げに適さない「0歳エビ」であったことが問題になっています。なお、サンプル採取を目的に海に出たものの、桜えびの群れ自体が見当たらずに調査そのものができなかったという沼津沖~安倍川沖ではこの春の漁を自粛する方向であるということを先日のブログで紹介させていただきましたが、この他の漁場でも不漁が続く可能性があるので、実際どのくらいの範囲で桜えびが穫れるのかということも現時点でははっきりしない状況になっています。

改めて自体の深刻さを考える必要に迫られているのですが、来年の春に向けてはそれだけ桜エビの個体を増やすための漁の自粛でもあるわけなので、まさに「今の時期に獲れればいい」のか、「将来においても安定して獲りたい」のかという判断をするわけです。

ただ前回から繰り返しますが、由比港の周辺では冷凍の桜えびの在庫はあるということなので、現地へ行っても桜えびが食べられないということは、それこそ当分ないと思われます。静岡県に住む人間にとって、やはりゴールデンウィークに全国から来てくれるであろう多くの観光客の皆さんに失望されたくはないので、こればかりは春になってみないとわからない桜えびの春漁の事も気にしながら、今回サンプリング調査をした「0歳エビ」が順調に育ってくれることを願ってやみません。


カテゴリー: 地域情報・イベント | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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