スマホの持ち方で首への負担が変わる

私達が常々思っていても、ついやってしまう行動に体が反応し「疲れ」が出るということがあります。昨日の日本テレビ「所さんの目がテン!」のお題は首に負担を掛けないための対処法でしたが、基本的にやってはいけないと番組で強調されていたのが「首を下げて下を向く」という行為だということでした。

そこで問題になるのが、特にスマートフォンやタブレットを見たり操作している時の姿勢だということなのですが、これは多くの人にとって身に覚えがあることなのではないでしょうか。立っていても座っていても、スマホを見る場合にはほとんど視線を下に落としてスマホを使う人が多いので、長くスマホを使えば使うほど首への負担は大きくなります。

番組ではこうしたスマホ使用時の首への負担を少なくするため、スマホを自分の目の高さまで上げた状態で使うことを推奨しています。ただその場合、肘を常に上げていなければならず腕への負担が心配されますが、その際に試して欲しいと番組で紹介されていたのが、「持ち手と反対の手を持ち手の脇に挟む」という方法です。こうして肘を支えた状態でスマホを使うと、スマホを持っていない手の方でスマホを支えるような形になり、比較的楽にスマホを自分の目の位置に固定しやすくなります。

また、パソコンを使う場合でも視線だけを下げて使えるようなポジションを取り、常に首が下がらないように意識して使うことによって変わってくる可能性はあります。日頃の事なので改めて自分の姿勢というものを意識することは少ないのですが、それでも書類を書くよりもパソコンで文字を入力する方が首を下に必ずしも向けなくてもやりやすいということもあります。肩や腰に不安のある方は、日々姿勢に気を付けてみてください。

さらに、首への負担が大きくなるのは仕事場のデスクや電車などで座ったまま寝てしまうことにも原因があるということで、自動車での旅行の際にも気を付ける事が出てくるように思いました。それは主に同乗者が助手席や後部座席に乗ったまま寝てしまうような場合、特にリクライニングしにくい後部座席に乗っている場合、不自然な体勢で寝てしまうと首がおかしな方向に向いたまま熟睡してしまい、起きたら相当首の筋肉が張ってしまうこともあるでしょう。自動車の場合は中は個室になるわけなので、電車のように不自然な体勢を取らなくてもいい場所でもあるのですが、シートベルトを付けたままでリラックスする体勢を作るのは後部座席では難しいので、家族で出掛けて行楽地からの帰り道で運転手以外が寝てしまうような事が普通なら、あえて3列シートで後部座席もリクライニングできる車を選ぶとか、家族全員が休み明けになって体に響かないような車を選ぶということも一つの方法ではないかと思います。

また、一人で運転をする長距離ドライブの際に10分から15分くらい仮眠を取るような場合でも、シートベルトは外し、シートをしっかり倒して首に負担が掛からないような体勢で休むようにしましょう。ちょっとした事で首の痛みを感じ、そこから体調を崩すことになると楽しい旅行が散々な事になってしまいかねません。ちょっとした事ではありますが、首に負担が掛からないようなドライビングポジションおよび、休む時にもできれば通常の車中泊のポジションが取れれば、それに越したことはないのではないかと思います。

ただ、深夜にある程度走って距離を稼いでおきたいような状況の中、しっかりと手足を伸ばして寝てしまうと、ほんの15分程度のはずが翌朝まで寝てしまうというような事もないわけではありません。基本的には音の出る目覚まし時計やスマホのアラームをちょっとした仮眠の時でも活用しながら寝過ごしを防ぎたいところですが、長時間寝入ってしまうということはそれだけ体に無理をさせて運転しているという事でもあります。個人的にはそうなったらそうなったで別の予定を立て直すくらいの気持ちで、いつでも変更可能な予定で旅に出ることが体にも優しいものであるということも理解することが大事です。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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