連絡先を生かしておく責任はあるか

昨日の内容とちょっとかぶるところがありますが、人の存在というのはかなり頼りないもので、電話番号やメールでの連絡先を単純に切ることによる影響というのはかなりあるということが改めてわかることがあります。といっても昨日の友人のご不幸とは関係ない話なのですが、そんな話を別の友人にしていたら、その友人が自分の叔父さんの話として、ぎりぎり自分の存在が切られずに済んだという話をしてくれました。

その方は自宅はあるものの生活の拠点をいわゆる「内縁の妻」という立場の方の住居に移していました。たまには実家には帰っていたそうなのですが、ほとんど掛かって来ないからと携帯電話の電源を切ることが多かったのだそうですが、その行動によって契約している自動車保険の会社との連絡が付かず、最近になってたまたま電源を入れている時に先方から電話がかかってきて、大変だったそうです。

友人なら連絡が付かなかったら付かなかったで何とかいつか連絡が付けばいいかと考えるでしょうが、契約して毎年か毎月お金がかかっている保険契約を見直すチャンスを逃していたわけで、もしその状態のまま事故を起こしたら保険金が出ない場合があるとさんざん言われたそうです。

その方は現状の内容に全て変更してもらったそうなのですが、つくづく携帯電話の電源は入れておかないとダメだと言っていたそうなのですが、いくら友人から電話が掛かってこないからといって、保険だけではなく他の申し込みや携帯電話自体の内容について何かのお知らせが届かなくなることも考えられるので、やはり電話に出られなくても不在着信が残るような状況にしておくことは大切だと思います。

ただ幸いだったのは、友人のおじさんは携帯電話の番号を変えなかったということです。安くなるし面倒くさい手続きもいやだからと簡単に携帯電話の番号を変えてしまう人は今もいるかも知れませんが、やはりその番号を頼りに電話帳に入れている人からしたら、代わりの番号を知らせてくれなければその人への連絡が付かず、極端な話ですが社会的にはお付き合いできなくなってしまうことも考えられます。

私自身、現在使っている番号はそれこそDDIポケット時代のPHSで取得した番号をそのまま携帯電話でも変えずに使っています。今の世の中は当時とは変わって、北海道の宗谷岬から沖縄県の波照間島まで、携帯電話の電波がつながる所なら全国一律の料金で変わらないので、掛ける方はどこにいても料金的な違いは出ず、今後固定電話がIP電話化されれば昔の固定電話のように距離によって通話料金が高くなるようなこともなくなります。

今後、私が導入しているソフトバンクの「おうちのでんわ」のように、実際はLTE回線を使っていながら固定電話の番号に掛けてもらってもつながり、今までの電話機がそのまま使えるようなサービスが固定電話にとって代わるようになるかも知れませんが、そうなれば昔からの友人が急に連絡を取りたいと思った時にも連絡が付く手段としての確保もできるので、そうした関係をすぱっと切りたいのなら止めはしませんが、いざという時のためにこうした新しい技術を入れても今までの番号を残す努力や、昔から使っているメールアドレスを月々の支払いはあったとしても残していくことは(思ってもいない昔の知り合いが、当時メインで使っていたアドレスに連絡をくれないとも限らないので)、今回のような事例を見ていくなかでやっぱり大切なんだなと感じます。

そして、これから新たにメールアドレスを取得する場合、何かかんや言ってもGmailのアドレスが役に立つような感じもしますので、適当にアドレスを決めないてオーソドックスなものをメインとして保持し、サブのメールは初対面の人に教えるだけにし、いざという時にはいつでも変えられるようにするなどトラブルに備えましょう。実際に対面のお付き合いがある人などのために、公にはメインのメールアドレスを使い、親密な友人にはメインメールアドレスとLINEのID、さらに直接話したいと思う人には直電番号という風に分け、できればメインのメールアドレスや携帯番号を変えないで続けるという風にしておけば、一時期親密だったものの途中で没交渉になった友人がいても、その関係を完全に切らすことはなくなるでしょう。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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