軽自動車の排気量増加が実現すれば

昨日は東日本大震災メモリアルデーでした。あの震災で個人の人生だけでなく様々な状況が変化することを余儀なくされてきたところがあります。そして震災から7年経ち、変化のないまま存在しているものに「軽自動車の規格」があります。

現在の軽自動車のラインナップを見ると、グレードの高い車では価格もかなり高く、車重も重くなり、タイヤの空気圧も高くなる傾向があり、現状の軽自動車の規格である660cc以下というエンジンではかなり無理があるのではないかという指摘もされることもたびたびあります。

私自身が今乗っているホンダ・フィットは1300ccのものですが、車体が1トン以下ということもあって、軽自動車はもちろん、1000ccと比べても十分走りに余裕がある感じでこの車に決めた経緯があります。もちろん、余裕を持って運転するためにはさらに排気量の高い1500ccの車の方がいいわけですが、今の車は燃費もよく、エンジンのパワーと車体とのバランスがいいという感じなのです。そのようにして考えると、現在の1トンを超える軽自動車というのは完全にパワー不足でターボを搭載しないと坂道ではスムーズに走れない場合もあります。ターボをつけると価格も上昇しますし、エンジンが複雑になる分トラブルが増える可能性もあります。ノーマル車でもアクセルをベタ踏みするなど頻繁に行ってしまうと、燃費も落ちますしエンジンに無理をさせている分、普通車と比べると10万キロを超えた車が中古市場で敬遠されるなど、経済への影響も出てきます。

今これを書いている状況で政府は財務省の文書問題でそれどころではないという事があるのかも知れませんが、現状の軽自動車の新車を高額な価格で買い、通勤などで過走行になったら下取り価格も一気に下がるような形で個人消費者に短期間での買い替えを促すような現在のような状況というのは何とか変えていって欲しいと思うのですが。

具体的には国内メーカーがすでに海外生産のコンパクトカーで実際に新エンジンを搭載して発売している800ccのエンジンで軽自動車登録ができるようになれば、かなりエンジンと車体のバランスが改善されスムーズな走行をしながら、さらに燃費が伸びる車が作れるのではないかと思えます。

さらに、先日紹介した日産のe-powerセレナの発電専用のエンジンが1200ccだということを考えると、もし800ccの発電専用エンジンを積んだ軽自動車ができれば、これは電気自動車なのでガソリン車と単純に燃費比較するのは違うかも知れませんが、セレナの燃費がカタログ値で26km/Lを超えていることを考えると、とんでもないエコカーができるのではないかという感じもします。軽ワンボックスでそんな車ができれば、荷台部分をワンルームの部屋に改造すれば、一人から二人までの車中泊には十分でしょう。もし普通にコンセントが使えるような車が出たら、変な意味でなく十分車の中で生活できるような車になるでしょう。軽ワンボックスは軽自動車売れ筋の肝でもあると思うので、メーカーによる特別グレードの軽キャンピングカーが用意されるようなら、それはそれで楽しみです。

もしそんな新たな規格の軽自動車が実現した場合に、気になるのは価格ですが、コンパクトな電気自動車、日産のノートe-powerの価格はだいたい200万円前後ですので、現状の軽自動車のハイグレードと同じくらいです。軽キャンピングカーでなければ十分今の軽自動車の価格帯に寄せてくることは可能でしょう。軽自動車の税金も規格はそのままで上がっていますので、さらに軽自動車税を上げたいと思う方がいるなら、せめて軽自動車の規格を上げていただいて、普通車並の走りと耐久性能を持つ軽自動車にしていただきたいです。それがさらに日本の車を海外で売るための性能向上にもつながるのではないかと思います。日本の消費者というのはある意味世界でもかなり物の品質に対しては厳しい目を持っていると思います。ぜひ新規格の軽自動車を世界に売り込んでもらい、経済をさらに活性化して欲しいものです。


カテゴリー: 車中泊・車関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

4 thoughts on “軽自動車の排気量増加が実現すれば

  1. マルチツール

    大賛成!!
    室内が狭くなっても800のほうが有益と思います。

  2. 匿名

    軽の排気量を上げるより軽規格の廃止が必要だと思います。もともと車がほとんど普及していない1950年代に、最低限の規格で1円でも安い価格の車を実現することが目的で通産省の創った代物ですが、200万円が当たり前の軽はすでに当初のもくろみは破綻してます。当時からクルマの専門家は軽規格に疑問を投げかけられ、なんども排気量と車体サイズの拡大をくりかえして生き延びてきました。

    軽の価値を見出してるのは、田んぼのあぜ道をはしる軽トラックぐらいで、ほとんどのユーザは軽自動車税の安さを動機に購入してるわけです。軽自動車を廃止と同時に、排気量別の自動車税もこれだけさまざまな動力機関が誕生してる現在、意味がないので一本化すべきです。

  3. てら 投稿作成者

    マルチツールさん コメントありがとうございました。

    例えばトヨタスポーツ800なんて車がありましたが、2人乗りのスポーツカーとしても800ccくらいあればかなり面白い車が作れるようになるでしょうし、ダイハツと提携しているトヨタも本格的に参入することによって、より今の時代にマッチした様々な車が作れるようになるのではないかと思います。

  4. てら 投稿作成者

    コメントありがとうございました。軽自動車自体の規格を廃止ということになると、将来の事を考えると今の軽自動車税と1000ccクラスの車の自動車税にかなり差があるので、大多数の人が納得するような税負担を示してもらいたいところです。

    問題は、登録から車検まで全て普通車とは別になっている業界や、市町村をいかにして説得するかということですね。普通に考えるとまずは軽の規格を廃止して新たな自動車を持っている事に対する税金の仕組みを作り、メーカーが自由に売れすじの車を作るというのが理想でしょうが、業界もそうですが、現在の貴重な地方にとっての収入源である自動車税(県税)および軽自動車税(市町村税)をどう県と市町村とに配分していくのか。

    ただこれは政治の問題になってしまうので、今後選挙が行なわれる際には今の普通自動車と軽自動車のあり方をどのように考えているのか、政治家の方々のご意見を聞いてから投票するように考えていければと思います。

コメントを残す