今回波照間島で宿泊した宿は、いわゆる民宿ではありません。「ゆんたく」と呼ばれる夕食後に宿泊者が集まってお酒を飲んだり歌を歌ったりして騒ぐような行事がない(あったとしても強制はなし)、個室のあるホテル「オーシャンズ」に宿泊しました。
料金は一泊朝食付でシングル7千円で、夕食を付けると千円増しになります。さらに、部屋にはそれぞれクーラーとテレビと冷蔵庫、すぐに沸かすことのできる電気ケトルが付いていて、もちろんユニットバスも完備されています(ウォシュレットは付いていません)。
さらに、部屋ごとにネット端子はないものの、フロントに設置されているWi-Fiルーターと接続することにより部屋の中でインターネットを使うことも可能です。もちろんWi-Fiが使えるならAIスピーカーのアマゾンEchoも利用可能で、さすがに波照間島まで来たということもあり、アマゾンプライムミュージックで聴けるありし日の沖縄民謡の名手のアルバムを聴きながら、残念ながら夜の星が見られない中で友人達と昼間購入してきた泡波を飲みながらとりとめのない話をしつつ、夜が更けていきました。
泡波が空いてしまったところで小規模な友人同士のゆんたくが終了し、改めてぼちぼち何かしようと思って手を伸ばすのがわざわざ持ってきたパソコンになってしまうのはある意味仕方のないところでしょう。
今回持っていったのは7インチと画面の小さいキングジムのポータブックでしたが、ホテルに置いてあるテレビとはケーブル一本で接続してパソコンの画面を出力できたので、細かい作業でもパソコンの画面を見ないでテレビに映した画面を見ながら操作を行なったり、仲間うちで飲んでいる時にもYouTubeをテレビに映して盛り上がってみたりして、ここは沖縄本島からも離れた離島だということを忘れそうになりました。
ちなみに、携帯電話の電波については島全体を覆っているというわけではなく、集落を中心とした場所に限定されるようですがその場所さえつかんでおけば、日本国内では他の地域にいる時と同じように通話もできますし、ネットのおかげでかなりこうした人里離れた場所へ行ったとしても秘境感は薄れていると言わざるを得ないでしょう。逆に言うとたとえ波照間島にいたとしても仕事を持っている人ならスマホを持っていれば常に呼び出される可能性があるということになります。
もっとも、今回波照間島で合流した友人と共通の友人がいて、彼らと話しをしているうちにこの旅の事を話したくなり電話したところ、奇妙な呼び出し音の後でその友人が電話に出てくれたのですが、その友人は当時アメリカ旅行中で、電話代がかかるからとあわてて切ってしまったということが後でありました。現在は日本国内で通用する番号を海外でも生かして海外で利用することができるようになっているため、こんな事も起こるのですが、本当に場所も時間も飛び超えて、どこにいようとネットでブログを発信することができるということを強く感じることができた今回の旅でありました。
そんな事をしながら、常に南十字星が見えるという波照間島からの空を見ていたのですが、ついに私が島にいる間には多少の星は見える時間はあったものの、天の川も南十字星も見ることができなかったのは返す返す残念でした。今回は日程ありきの旅だったのでなかなか夜に晴れるような天気は期待できませんでしたが、次回があればできれば天候が安定する時期に計画したいですね。