今回改めてモバイルルーターに入れっぱなしにするための回線として、音声通話やSMS機能のないデータ通信専用のSIMカードをmineoに発注しました。注文時に基本内容を入力した後に、通常のモバイル回線とは違い本人確認書類のアップロードなどが必要ないので、気楽に申し込めるというのは、とりあえずインターネット環境さえあれば良いという方であれば、手間がかからず開通にいたるトラブルも少ないというメリットはあると思います。
ただ今回は、そうした手軽であることが逆に気を付けなければならない点について、実際に申し込んだものとしてその内容を記録しがてら紹介します。当然、今回紹介することはmineoのホームページに記載があり、わかっていることが前提になっているのですが、mineoの対応だけではわからないこともありますので、その点も解説していきます。
まず、音声通話対応のSIMカードの場合、本人確認書類のアップロードなどが必要であり、さらにSIMカードを受け取る場合にも本人および送付先の住所に本人が確かに住んでいるかの確認も必要になります。たまたま同時期にSIMカードを契約して注文した方が、事前に配送業者(mineoの場合にはヤマト運輸)の連絡が来たので、できれば自宅でなく宅配業者の最寄りの営業所で受け取りたいと思ったそうなのですが、SIMカードは他の通販で購入する商品とは違い、確かにその住所に住んでいるかの確認の関係で、営業所受け取りはできないことを知り、当初の予定を変えて自宅で受け取ったということです。
ちなみに、mineoのホームページの記載によると、SIMカードの送付については宅配便ではなく「普通郵便」になるということで、実際は自宅のポスト直接投函になるということで、自宅にいなくてもSIMカードを受け取ることができるわけです。
煩わしい行き違いがないというのは楽である半面、最近になって普通郵便の仕組みが変わったということがネックになると思います。日本郵便のホームページには、色々な方法で郵便物を投函してから自宅までどのくらいで到着するのか、その目安を表示するページが有るのですが、mineoのある大阪から私の住む静岡までの到着の目安はだいたい3日だということがわかりました。しかし、その3日というのは配達の営業日を数えるということで、状況によっては届くまでに時間がかかります。
これは郵便局だけでなく働く人たちの負担を軽減するために、今までは当り前だったサービスが削られるような事が起こっていますが、今までは土曜日も手紙が届いていたのが、現在は土・日・祝日は普通郵便の配達そのものが行なわれないようになっています。つまり、週明けの月曜日か火曜日に投函されれば、そのまま3日後には到着するものの、週末に投函された場合、例えば金曜日に投函された場合には、営業日数の3日目というのは土曜日曜を除いて数えることになるので、実際の到着は翌週の火曜日と、投函した日から数えて5日後ということになってしまうことになります。
ですから、思い立って週の後半にデータ専用SIMを注文した場合にはそのつもりで気を長く待つことが必要になりますし、どうしても早く通信を開始したいならeSIMの契約を検討した方が良いということになるでしょう。
こうしたことは、mineo自体の問題ではなく、社会の流れの変化によって流通の状況が変わってきた事によるので、mineoの方に怒りの矛先を向けても意味がありません。というわけで、こうした状況を把握した上でのアドバイスとしては、タイミング的に週明けのタイミングでSIMが発送されるように、週末あたりに申し込みを済ますというのがベストではないかと思います。
特に、早くSIMカードを手に入れたいと思っている方は、こうした状況を知っておくことは大事ではないかと思います。