早く国内メーカーの出す格安スマホについては「SIMフリー」に統一すべきではないか

年明けに色々なサイトや、You Tubeを見ていると定価でも2万円そこそこ。また、そうして契約した人がすぐに端末を売り出したことで、ほとんど使っていないような端末が1万円ちょっとくらいの価格で入手できる国内スマホについて、果たしてどこまで使えるのか? というような発信を多く見ました。

スマホを安く買う方法として中古での購入というものがありますが、契約後にすぐ売りに出された端末を購入するのであれば、使用感のあるようなものではなく、ほぼほぼ新品のような使い勝手を安価な出費で手にすることができます。代表されるのは「arrows We」や「AQUOS wish2」という機種(2023年1月現在)のような通常でも2万円台で購入できるスタンダードスマホなのですが、中古市場に出る新古品は大手三社の販売品が流れたもので、販売サイトでは「docomo」「AU」「Softbank」という文字が付いたもの(つまりキャリアの動向に沿った製品)が売っているという状態です。

ちなみに、私が使っているスマホについては楽天を含めどのキャリアでも使えるSIMフリーのスマホを使っているので、ちょっと今使っている回線に不満が出たり、他に興味深いプランが出てきた場合には結構簡単に変更が可能で、さらに言うと、SIMカードの2枚差し(または物理SIMとeSIMの使い分け)も、同じ系統のキャリアでなくても使えるので、docomoとau、docomoとSoftBankというような使い分けも可能で、回線障害が起きたり、エリアの問題で一方の回線が使えない場合にはスマホ内部で利用するSIMを切り替えて使うこともできるので便利です。

ただ、安値で売っている「arrows We」や「AQUOS wish」は基本的にはキャリアが固定されているだけでなく、受信できるバンドが微妙に変わっていて、SIMロックを外して他キャリアのSIMを入れて使おうとした場合、他キャリアが利用しているバンドを受信できないような事も起こってしまうので、基本的にはメインの回線を決めてから端末を購入し、一部のエリアで使えなくなることを覚悟の上で他社のSIMを入れて使うか、他社のSIMを使うことを諦めるかということになってくるかと思います。

上記機種は場合によっては新古品が6千円から9千円で買えることもあるため、利用するキャリア版をを買い足すのも良いとは思うものの、複数端末を管理するのも大変なので、さすがに何とかならないのか? という風に思ってしまいます。

確かに現在は大手キャリアを含め、他社に乗り換える場合には以前には乗り換えを躊躇するほどの違約金がかかっていたものの、ほとんどの場合かからなくなっています。しかし、使っている端末が変更したいキャリアに一部対応しないということになると、結局のところ端末の買い替え費用を負担しなければなりません。端末を乗り換えるにしても、使わなくなった今まで使っていたスマホは使われなくなるので、無駄になってゴミになってしまうケースも少なくないのではないかと思います。

都合のいいときだけSDGsというキーワードを出すところもありますが、古い車を長く乗ることと同じように、使い慣れたスマホを壊れるまで使い込めるなら使わせてあげられるような社会の仕組みにすることがあるべき社会の姿ではないかと思うのですが。

個人的には、中古市場で安く売られているキャリア版スマホを手に入れることも良いと思うのですが、キャリアの方でも早く販売するスマホをSIMフリー化して出すことによって、いったんは離れても、また戻ってきてもらいやすいということもあります(キャリア系端末の場合は一旦変更すると元に戻りずらくなるという点もあります)。

また、海外にスマホを持って行って利用するような場合も、キャリアによって利用できるBandが違ってくると地域によって使える使えないという問題も出てくるかも知れません。中古市場もSIMフリースマホが当り前になれば相当活性化するでしょう。

今後は、更にスマホに依存するような社会に変わっていくと思います。またスマホ自体も安い買い物ではありませんので、できれば長く使いたいと思っている方も多いと思います。今年はぜひキャリア移動の自由に加え、スマホを変えないで対応が可能になるような形へと進んでいって欲しいと思うわけですが。


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