フェイクニュースを真に受けないためにはどういった心掛けが必要なのか

大阪朝日放送・ABCテレビで放送されている「フェイクニュースに踊るな」というバラエティ番組は、一見単なる芸能人に対してのドッキリ番組に見えて、実は見ている私たちも陥ってしまいそうな嘘のニュースを信じてしまう恐さを感じさせてくれます。

といっても、そこはバラエティ番組なので、フェイクニュースを流して騙すターゲットになった人は、現場の仕事の最中に突然自分や自分の身内に対しての嘘情報が書かれた週刊誌と思われる雑誌のコピーや、巧妙に作られた偽のTwitterのコメントを現場マネージャーから見せられると気持ちが追い詰められ、冷静に考えるとどう考えてもおかしいと思われるフェイクニュースに踊ってしまうのです。ネットによる情報提供(スマホやタブレットでほとんどの情報を入手していることからも言えます)がこの番組を成立させるために一定の役目を果たしているなという事を見ていて感じます。

かく言う私自身も、昨年に起きたマスク入手についての情報にはかなり踊りかけましたが、幸い職場の方で定期的に支給されたので、焦って高額のマスクを買わずに済みました。現在、売られているマスクの価格を目安にして、あまりにも高いものについては、やはり避けた方がいいですね。現在は定期的に(いっぺんにではない)、30枚で110円のダイソーの不織布マスクはキープしていて、また突然マスク品切れで争奪戦が起こっても、布製マスクも使わないまま保持しているものがあるので、何とか大丈夫だと思います。

また、心への影響という点で言うと、ワクチン接種についての情報も、最初は自分の年代の人たちだけスケジュール通りには接種が行なわれず、そうした不安につけ込んだようなデマを危うく信じかけました。トラブルになるきっかけというのは、情報を自分が見たり聞いたりするだけなら大きくなりませんが、それを他人に言って広がってしまったり、ネットで自分が拡散させてしまうことで、問題が大きくなりがちです。こうしたブログを書いている関係上、有益な情報を人に先んじて知らせたいと焦ることも、フェイクニュースに踊ってしまう原因になってしまうかも知れません。

最初に紹介したテレビ番組「フェイクニュースに踊るな」は、冷静に情報の裏を取る時間なしに新たな情報を畳み掛け、すぐに決断を迫るような形でターゲットを追い込んでいきます。それは普通の生活を送っている中では考えられることではなく、普通に生活していれば情報の裏を取る時間もありますし、まさか自分がだまされる事などないと思いがちです。しかし、そう強く思えば思うほど、誤った情報を確認することもしないで入手した情報を信じてしまうというパターンにハマってしまう危険性があります。その点では騙されるまでの時間は違いますが、テレビバラエティと同じように私たちは騙されてしまう危険性があると言えるでしょう。

私たちがネットを通じて得る情報というのはそのほとんどが伝聞になります。情報の中にはある一部だけが正しいものの、その他のものの中には嘘が散りばめられていたりするようなものもあり、多くの人が信じてしまいがちになります。これを克服するには、気になったことは、その情報の出どころを改めて調べ、複数の情報の出どころを確認して間違いないと自分の中で断言できてから発信することを徹底する事以外にはないと思います。これを書いている現在、選挙の時期でもありますし、どの情報を利用してどの情報を捨てるかという事を考えながら情報収集をするようにしましょう。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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