コロナ後も残ってほしい「軽トラでワーケーション」

旅行に関する事では新型コロナウィルスに関わることで良いニュースはほとんどありませんでしたが、ここに来てソーシャルディスタンスやテレワークの流れの中で、新たな流れが出てきたことも確かです。

私のいる静岡県内では浜名湖周辺に車の中で仕事のできるような環境を作り、その車を貸し出してテレワークの場所として使ってもらうことで、安全に外で仕事(主にパソコンを使ったワーキング)ができる環境を構築する実験がスズキの協力の下行なわれていたのをニュースで見たのですが、スズキのライバル会社であるダイハツの方もこうした試行を行なっていたようで、新潟県妙高市で実験ではあるものの一般ユーザーが参加できるような形が仕上がっているようです。

具体的には、2021年1月12日~3月31日までが実験で、ユーザーはニコニコレンタカー妙高高原店で準備された、荷台の部分に小さな事務所のような感じで座席とテーブル、モニターが据え付けられた軽トラックを借りることができます。モバイルオフィスについてはNTTdocomoも参加しているようで、今の時期だとスキーやスノーボードを楽しみながら仕事もできるような環境を一般ユーザーに提供するのだそうです。

個人的には座席はベッドに変化可能なら、自分で車中泊車を仕上げるよりも手軽にネット環境付き(通信環境が料金に入っているかは不明)の車中泊車を使えそうで、こうした車が全国で使えるようになれば、自宅から車を借りて出掛けるのではなく、公共交通機関でもよりの観光の拠点まで行き、そこから個人スペースの搭載された軽トラで車中泊といった形で事前予約でもできれば、新たな旅の形として考えることができます。普段車を使っていない人でも車中泊旅ができるというのも、新たな車の面白さを感じてもらうという点で、いい試みではないかと思います。

私の場合、常に車中泊旅に出ているわけではないので、通常は普通に人や荷物を載せて運転するために車を使うので、軽トラの荷台に部屋を作るようなキャンピングカーに憧れはあるものの、広い土地付きの家が生活の拠点でないと駐車場代が余分にかかることになるので、キャンピングカーの種類というところでは私の場合は軽トラではなく軽のワンボックスタイプのキャンピングカーしか選択肢がなくなってしまいます。

しかし、今後広く「ワーケーション」の概念が浸透し、全国どのレンタカーショップに行ってもそのラインナップの中に軽トラ荷台に部屋を載せた車がエントリーされるように状況が変われば、なかなか面白いことになります。今でも軽や普通車のワンボックス車を借りてそこにマットやコットをセットして車中泊するという方法はありますが、今回紹介した車の場合にはすでに座席やテーブル、モニターがセットされているということなので車中泊に寄せた装備があればあるだけ自分で用意するものが少なくなり、身軽な旅として楽しむこともできるようになるでしょう。

今回の妙高市での実験がよい結果を生み、こうした取り組みが全国に広がることになるように期待したいです。

カテゴリー: 車中泊関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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