しばらくはすき間時間でレジャーを楽しむことに

昨日からいよいよ東京在住の人や、東京に行く人を対象にしたGo Toトラベルキャンペーンがスタートしたということで、本日からのレジャー動向が気にかかります。たまたま先日紹介した久能山東照宮や日本平という静岡市の観光スポットが行程に組み込まれた東京からの日帰りバスツアーもGo Toトラベルキャンペーンの対象になって、相当安く東京から行けることになるという話をテレビの情報番組で知り、あわててGo Toトラベルキャンペーンが発動する直前に出掛けてきました。

当方は静岡市在宅なので、日帰りというよりも数時間の空き時間があれば行って帰ってこられるので、今回は久能山東照宮博物館で特別展示されている「伝・島左近着用の兜」を見に行くことに絞って出掛けてきました。

ちなみに決行日は天気予報では全日天候が安定しないということでしたが、逆に天気が悪い方が人が来ないだろうと思って出掛けたものの、雨は上がってしまって相当暑い中行ってきました。久能山東照宮に行く方法は2通りあって、昔からの参拝の方法は海岸線の道路からいちご狩りで有名な久能山下に車を停め(有料)、そこから1000段以上ある石段を登って行く方法ですが、歩いて登る労力はともかく、途中で大雨になったら困るので、今回はもう一つの方法を使うことにしました。

山頂から雄大な富士山の姿が見られる景勝地・日本平山頂まで車で行き、そこから久能山東照宮までロープウェイが運行されていて、往復は大人1,100円なのですが、ロープウェイ往復券と久能山東照宮参拝券、さらに久能山東照宮博物館入館券がセットになった乗車券が1,750円で売っているので、今回はそのセット券を購入して久能山東照宮と久能山東照宮博物館に行ってきました。

雨は降っていなかったものの、ロープウェイは山と山の間の谷をまたぐように行くので、途中かなり風が強く吹いたときには相当ゴンドラが揺れてスリル満点ではありました(^^;)。本殿は国宝になったこともあり、それなりに認知度はあると思うのですが、平日の午前中に行ったこともあって一緒になったのは個人の観光客はパラパラという感じで密になることはロープウェイの中でもありませんでした。

色々写真は撮ってきましたが、肝心の久能山東照宮博物館は全てが写真撮影禁止で(^^;)、ここでその内容を紹介することはできませんが、一応行った証拠として本殿の写真だけアップします。博物館の中の展示は特別展示の「伝・島左近着用の兜」以外は全て歴代の徳川将軍に関わるもので、その中でも徳川家康が使っていたものは全て重要文化財でした。また、この博物館の目玉は徳川家康がスペイン国王から贈られた時計で、この型の時計は本国にも残っていない貴重な品ということです。

博物館の中も、そこまでして私のようにやってくる人はいないようで、ほぼ展示室を一人占めしてじっくりと島左近のものと伝えられる兜を見ることができました。関ケ原で島左近が討ち取られた際に壊れた前立ての部分(正面から見て左側)の生々しい様子や、逆の方も少し壊れていることで、実際に合戦て使われていたものだということはわかりましたし、島左近は石田光成を守って勇猛に闘ったということも伝えられる中、前立ては必要最低限で、あくまで機能性を考えて作られているということも実際に伝わったものを見てわかったことでした。

この展示以外に展示されている甲冑は全て歴代徳川将軍のもので、秀忠以外は合戦に付けて行く可能性すらなかったものです。そういう意味では一つだけ徳川家とは関係のない展示ということだけでなく、実用を考えて作られた唯一の兜の展示だということで、なかなか面白かったです。

ちなみに、島左近は関ケ原で討ち死にせず別の場所に落ち延びて生きていたという伝説もあります。先日のブログで紹介した隆慶一郎・著「影武者徳川家康」では徳川家康の影武者(この本では関ケ原で徳川家康は討ち死にし、その場で影武者と入れ替ったという設定)の軍師として徳川秀忠と戦い、影武者の死後には現在の浜松市天竜区で妻子を連れて移り住んだということになっているのですが、いかに荒唐無稽な設定であっても歴史には想像を入れる余地があります。そんな中で小説やドラマ・映画を見たり、逆に今回のように実際に今まで伝わっている物を見に行くということもできるので、国内の移動が解禁されたらまた国内を歴史散歩的に回ってみたいです。それまでは、今回のようにすき間時間を利用しながら近場に出向いて、安全に地元の名所などを再訪するのもいいかなと思っているところです。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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