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Yahoo!カーナビの自車登録は新車検証をスマホで読み込めばすぐ終わるが登録のしすぎには注意も

任意保険のネット登録を先日終えました。自分でネット上で完結するというのは便利ではあるのですが、自分で決めるだけだと安易に前年と同じように契約してしまいがちになりますので、その点は契約内容にも注意を払って慎重に契約することが大事だと思います。昨年はそんな感じで安易に前年と同条件で契約してしまったのですが、車両保険の金額が自動的に下がった状態で契約してしまっていたので、今年は改めて考えて、ネットで加入できる上限まで車が全損になった場合の補償金額を上げて契約しました。

また、故意に事実と違う内容で申告して加入すると、実際に事故で保険を使う場合にまずばれて保険が下りない可能性があるので止めましょう。具体的には契約時の走行距離をごまかしたり、免許証の色を実際と違うように申告したりすると、極端な話保険に加入する意味が無くなることもあります。自分で契約するので、その結果後で違うと思ったら同じくネット上で訂正は可能ですが、そんな手間を掛けないように、正直に正確に、さらにしっかりと内容を確認して契約するようにしたいものです。

今回、保険契約のために車内に入れてあった車検証を持ち出して契約を行なったのですが、昨年末に車検を通したことで、以前と比べると小さなものになってしまいましたが、その分公式アプリを使ってスマホで読み込むと車検証の内容をスマホに取り込んでPDFファイルとして見られるようになるので、便利にはなっていると思います。

今回はせっかく車検証を出してきたので、普段使いのカーナビアプリとして使っているYahoo!カーナビに自分の車の情報についても登録することにしました。これをやっておくと、自分の車の車検証上の大きさをアプリに登録できるので、自分の車で通ることのできない細い道を外して案内してくれるなどのメリットが出ます。登録の仕方は、それこそスマホで車検証にあるQRコードを読み込めば完了するので、車検証を出して来た時についでにと思っていつつもなかなか機会がなかったのでした。

QRコードを読み込んで基本的な車の情報を入力し終えて終了かと思ったのですが、そこはやはり営利企業が無料で提供しているアプリだけあって、注意点もあります。車の登録画面を見ると、車のケア(車検・タイヤ・オイルなど)やパーツについて、さらには保険の満期日などを任意で入力を促す画面が出てきました。これは、利用者にあわよくば車に関する費用についてYahoo!カーナビが斡旋する業者を使ってもらおうとするための部分でもあるということがわかりみました。

私の場合は保険やメンテナンスについてはそうした通知がなくてもきちんと管理できていますし、疑問が出たら懇意にしている整備工場の人に聞いたり直接持っていけば良いので、そこまで細かくアプリに登録することはしませんでした。この辺は、あくまで自分の情報がYahoo!の方に知られても良いと思う点だけ入力し、自分のおぼえとして使うかどうかも自身で選ぶようにした方が良いと思います。恐らくメンテナンスのためのメールやアプリ通知とかが、登録すると入ってくると思うので、それらは自分でできるというなら、自身で管理した方が良いと思います。

近所のレンタカー店から「キャンピングカーレンタル」の開始というメールが来たのでちょっと調べてみました

キャンピングカーを使って車中泊の旅というのは、自前の車を使ってやるのは大変なのであまり知識もなかったのですが、先日以前利用したことのあるレンタカーのお店から、地元のお店でキャンピングカーレンタルを開始するというメールが来ていたので、ちょっとその内容について調べてみました。

まずは利用条件が普通車を借りる場合と違って色々あるので、その辺を許容できるかが利用するかどうかの鍵になります。内容については、そのレンタカー店のホームページに書いてあったものを箇条書きで載せますが、他のショップによっては違いもあるかも知れませんので、あくまで参考程度にお読み下さい。

・免許取得3年未満はNG
・支払いはクレジットカード決済のみ
・最大乗車人数は6人(それ以上の人数での利用は不可?)
・運転席、助手席以外の車内は土足厳禁
・ペットの乗車はいかなる場合も禁止
・トイレ、シャワー設備はなし
・車内での火気は厳禁(火を使用する調理は禁止)
・車種は選択不可

このような条件で車はいわゆるバンコンの普通車キャンピングカーで一泊二日でレンタル代(補償を追加するにはさらに費用が必要)が約3万円くらいという感じになっています。費用についてはこんなものかという感じがします。恐らく家族や友人同士で出掛ける時に使うような感じだと思うので、6人で割ればそれなりに割安感はあると思います。ただ、キャンピングカーを買う人はペットと一緒に旅行をしたいと思ったり、外に出ないでシャワーやトイレを車内で使ったり、電気だけでなく火気を使っての調理をしたいと思っている方もいると思うので、以上の条件は厳しいと思う方もいるのではないかと思います。

ただ、実際にキャンピングカーを購入する前に、ワンボックス系の車をフルフラットにして寝るのと、ちゃんと設備の整ったキャンピングカーとの違いを見たいという方にとってはこうしたキャンピングカーレンタルを利用するのも良いと思います。ただ自分的には使っても2人での使用になるのでちょっとしたお出掛けに使うとかなり割高感が出てしまうのが残念でした。

ちなみに、自分的にはハイエースやキャラバンのような普通車のワゴン車を借りて、フルフラットにした後部スペースにコットを設置して室内用のテントを張れば、簡易キャンピングカーとして使うことはできるので、外からの視線を避けつつ手足を伸ばして寝られる車中泊車としてワゴン車を借りて安く車中泊するというのはありという感じです。出発を自宅からするなら、その他の荷物も十分載せて行けるので、一応フルフラットにした時にシートを敷くなどすればそこまで汚れることはないと思うので、本格的なキャンピングカーを借りてもトイレやシャワーが使えないなら、車中泊のためのグッズを持ち込みで利用した方が良いかなという感じです。運良く軽ワゴンが借りれれば、一人旅も良さそうですが。

過去に使っていた車の中古リモコンキーを復活させるため電池を買いに行き再生を完了

今の車は通常では車のドアを開けたりエンジン(ガソリン車・ハイブリッド車の場合)を掛けたりするにはスイッチ式が主流ですが、私の車はそうではありません。

キーの形状こそ街にある鍵屋さんでかんたんに複製できないような形状になっていますが、車のリモコンは電波を飛ばしてドアロックを解除するものを持っています。ただ、写真のものは元々車に付いていたものではありません。
私が中古で車を購入した際、実はスペアキーは付いていませんでした。キーを差して回して始動するタイプの車ではありますが、キーの複製は簡単には作れないので、ディーラーから発注して当時一本2千円くらいで予備キーを作ってもらいました。ただ、新車で購入した際に付いていたはずの車のリモコンも欠品していたので(メーカーに発注すると1万円以上というこ選で新品を購入することは止めました)、その時修理工場の方から聞いた話を聞き、格安で車のリモコンをゲットすることにしました。

この写真のキーのパターンは、私の車のものではなく、当然ながらこのキーを差してドアを開けようとしたり、エンジンを掛けようとしても掛かりません。では、なぜこんなものを持っているかと言うと、当時ヤフーオークションに出品されていた車の中古パーツ扱いで出品されていた私の乗っている車と同じ型式の車用のリモコンキーということで千円ちょっとぐらいで入手したものです。ちなみに、改めてヤフーオークションやメルカリで検索したら、同じくらいの価格で売られているのを発見しました。まだそれなりに、こうした中古部品にも需要があるということなのでしょう。

このままでは自分の車のドアを自動的に開け閉めすることはできないのですが、ネットでも流れている説明書に自分の車にリモコンをセットする方法というものが載っていて、当時はその辺を調べて何とか自分の車用のリモコンとして使えるようになりました。その顛末は、今回の内容とかぶる部分が多いですが、私の過去のブログで紹介しています。もし興味がおありの場合には、そちらの内容もご覧下さい。

フィット キーレスエントリーの新規登録

この内容を書いた後、しばらくは便利に使っていたのですが、いつの間にか電池が切れてしまいうまく使えなくなったので、あえてキーレスでドアの開閉をしなくても、鍵で開ければ良いかと思ってそのままにしていました。今回、復活させようと思ったの事には、住居環境の変化というものがあります。

以前は外出する際にはほとんど車を使っていたのですが、集合住宅に引っ越してからは通勤を含めて自転車を使うことが多くなり、ガソリン代も高くなったためそれなりにセーブして車を使っています。車は集合住宅で用意された駐車場を使うことができているので、家から出たら比較的近くに車を置けています。仕事が終わって、一旦荷物を部屋に置いてから改めて外出するような場合、以前はそこまで時間はかからなかったのですが、集合住宅に変わったことで、いったん荷物を置くためだけに部屋に戻るのも大変だと思うようになり、そこでしばらく使っていなかったドアの開閉にしか使えないリモコンキーの事を思い出したというわけです。

このキーであれば、もし落としたり失くしてもこれ自体で車を動かすことはできませんし、もしやはりリモコンキーが必要なら、改めてヤフオクかメルカリで正常に動いている中古パーツのリモコンキーを買えば良いので、単に車のドアを開け閉めするだけのためにリモコンを復活させることにしました。

電池は一般的なものではなく小さなリチウムのCR1220というものですが、100円ショップのダイソーに行ったところ、電池があるだけでなく2個入って110円で売られていました。このキーを使い始めてから10年経ちましたが、今でも同じように使うことができてとても有難いと思います。先日の車検で、まだまだ乗り続けようと思った車ですが、古い車には古い車なりの良さの一つがこうした細かいところにもあると感じています。

ホンダフィット リコールのエアバッグ交換してきました

 私が現在乗っているホンダ・フィットは新しい車ではないガソリン車です。フィットと言えばハイブリッド車に多くのリコールがありましたが、今回は私の乗っているフィットにまでエアバッグ交換に関するリコールの届けがあって、昨日作業をしてもらいにホンダの最寄りのディーラーへ行ってきました。

 以前このことについて紹介したのは2015年11月の終わりで、その時にすぐディーラーへ電話したところ、まだ部品が入ってくるめどが全く立たず、電話を掛けた時点では年内での作業は無理だということを言われていました。問い合わせたのはかなり早い段階だったにも関わらず、実際の作業にかかるまで3ヶ月もの期間待たされたということになります。ホンダ全体でもものすごい多いリコール対象車があるということなので、ご自分の車がリコール対象車になっていてまだホンダに連絡していない方がいたら、早めの連絡をおすすめします。

 今回の作業の内容は、運転席と助手席のエアバッグ交換で、作業時間は1時間だと言われていました。ただ、他に作業をしている車が無いこともあってか、私の車の作業はだいたい30分で終わり、書類にサインをしてそのまま帰ってきました。

 終わってみれば実に簡単に済んでしまったわけですが、この作業が終わる前に、もしエアバッグが開くぐらいの事故を起こしたり後ろから追突されてしまったとしたら、事故そのもので怪我をする危険性はもちろん、古いエアバッグから飛び散った部品で更なる怪我をする危険性もあります。そういう意味では、もっと早くに部品を揃えて作業までやって欲しかったですが、これでまず、車の構造上における不安は一つ消えたことでまあ良しとしましょう。

 最初にアメリカで起きた日本製のエアバッグの問題は、様々な車種においてリコールの届出がなされています。ホンダ車に限らず、交換の作業が必要になるケースもあるかも知れません。

 このブログをお読みの方はインターネットに接続できる環境にあると思いますので、時間がありましたら車の中に入っている車検証を見ながら車のメーカーのホームページにアクセスし、まだ行なわれていないリコール対象の作業がないかどうかどうか確かめてみて下さい。これから春の行楽シーズンになりますので、自分の車に対して不安な点を残したまま長距離を走る旅に出てしまうことのないように、今のうちに調べることだけはやっておきましょう。

フォードの日本撤退について

 フォードといえば世界ではじめて自動車を作ったアメリカの会社です。日本との関わりということで言えば、マツダと提携して小型車にも進出し、私自身も一時期「フェスティバ・キャンバストップ」という天井がオープンになる車に乗っていたことがあります。しかし近年はそうした提携も解消し、米国で売り出している車をそのまま売るようになったことで売上が低迷したのでしょう。先日の日本からの撤退を発表することになったのだと思います。

 それにしても、従業員を全て解雇するというのはアメリカらしいビジネスライクな撤退の仕方だと思いますね。フォードとは離れますが、近所にパソコン販売のGatewayの販売店が撤退する時も普通に営業していた次の日にはもぬけの殻になっていたような撤退の早さが印象に残っていますが、果たしてフォードは本当に売れないのかという疑問があるのですね。

 というのも、このブログは車中泊のブログなので、様々な車中泊スタイルがある中で、かなり高額なキャンピング仕様車がそこそこ売れているという「車中泊ブーム」の話があった時、それこそ大きなキャンピングカーやキャンピングトレーラーを持っているアメリカのメーカーが攻勢を仕掛けてくるのではないかと思いました。元々日本人がキャンピングカーにおいてもコンパクトなものを求めるという傾向はあるにしても、一定の割合で豪華なフォードのキャンピングカーを好む層も少なくないと思ったのですが。

 例えば大人2人程度での車中泊でも、うなぎの寝床のような国産軽キャンパーで満足できる人がいる反面、旅の時だけでなく家の代わりに大型キャンピングカーを購入していざという時には家ごと移動していまうようなライフスタイルを取る人も出てきておかしくないようなところもあります。これは高級車路線とも違います。高くても車内空間で過ごしやすいものならお金を出して購入する人たちは日本でもいると思えます。

 まあ、今までフォードの車に乗っていた人以外はそうショックではないかも知れませんが、フォード車のユーザーにとっては車を購入する際に説明してくれたセールスの方や、車検や修理などでお世話になったディーラーのメカニックさんとの関係が切れてしまうことはかなりのショックになるでしょう。このような撤退劇の中で再度日本に上陸するかどうかはわかりませんが、もし何かの拍子でフォードが再度日本に来ることがあったとしても、私がもうGatewayのパソコンを買う気がないのと同じように、今のフォードユーザーは車やメーカーへの思い入れがなければ再び買う気にはならないのではないかと思います。

 というわけで、今後中古のキャンピングカーを購入する場合、今後フォード自体からのアフターサービスが受けられる拠点はないと思った方がいいと思いますので、安く売られていた場合でもこうした状況については十分理解した上で購入するかどうか決めるようにしましょう。

ダイハツWAKEのコマーシャルに「車中泊」が

 新たに販売が開始される前から、軽自動車の車中泊しやすい車として最高レベルにあるのではないかと思っていたダイハツWAKEに、新バージョンのコマーシャルが流れています。お兄さんは軽トラに三角テントを建て(^^;)、新たに出てきた兄弟のお父さんは何と同じ軽トラでもカプセルホテルのユニットを載せてきました。まだ未見の方はYouTubeのリンクからどうぞ。

 車から出ず、しかもシートを倒すだけで二名が十分に寝られるスペースを有するWAKEが素晴らしいことはこのコマーシャルから十分にわかります。ただ軽トラの上にいろんなものを載せることで寝られる車を作る方がバカバカしくても個人的には好きだったりします。

 コマーシャルを作った人の狙いとしては、弟の乗るWAKEは何でもスマートにできるのに比べ、兄や父が同じことをしようとしてもどうにも貧乏くさくなることで、新しく出てWAKEという車の魅力を際立たせたいというところがあるのでしょう。もちろん、普段の使用と車中泊の旅の両方に使えて見映えもいいという点においてはWAKEやN-BOX+あたりが軽自動車の中ではベストバイで、車中泊ならWAKEというのがセールスポイントになるのはわかります。

 しかし、これはN-BOX+でも同じ問題があるのですが、就寝スペースを確保したまま運転できる空間を確保するのには荷物の移動が必要になるでしょうし、運転席回りをそのままにしたまますぐに寝られる、カプセルホテルユニットを積んだ軽トラというのはなかなか面白いのではと、コマーシャル製作側が単にネタとして出してきたものにちょっと食いついてしまったわけです。

 ただ、コマーシャルにあったものをそのまま使う場合、カプセルホテルユニットはそのまま載せると微妙に荷台からはみ出してしまっているので、あれを載せたままで長距離移動するのは大変だと思います(^^;)。テントの方なら走行中は畳んで仕舞えばいいので何とかなるでしょうが。

 今でも軽トラをベースにして、その上にキャンピングカーにするユニットを付けた上で販売しているものはあるので、単に1人用の小さなスペースを追加するだけの安いキャンピングカー用のユニットがあれば、災害用のシェルターとして持っておきたいような人も出てくるのではないでしょうか。今の軽キャンピングカーは新車で200万円前後しますし、極力載せるものを小さく寝るだけに限定したものが安く出てくれば、それはそれで面白いのではないかなと思ったりもするのです。そうなると元のコマーシャルを作った人の意図とは全くかけ離れてしまうのですが(^^;)、例えば、すでに生産が打ち切られたダイハツの「ミゼット」にカプセルホテルユニットを積んだものが出てきたら棺桶とか言われそうですが、一人でふらっとどこにでも行けそうな車になりそうで今乗っている車に買い足してもいいかなとすら思ったりします。

キーレス車の憂鬱

 先日、知人からキーレスの動作がうまくいかず、電池を替えても同じだったという相談を受けました。基本的に電池を替えても動かないということになると、キーレス装置自体が駄目という可能性もあり、もしキーレス装置自体を交換ということになったら万単位の出費となりかなり年末年始の物入りの時期には避けてほしいとらぶるになってしまいます。
 一つの可能性としてある、以前も紹介したことですが、前後左右のドアだけでなく、後部ドアが完全に閉まっていない場合、キーロックシステムの問題でロックがかからないのでその点について半ドアになっていないか全てのドアを確認しましたがそれも問題なく、いよいよキーレス本体の問題かと思ったのですが、よくよくキーレスの様子を見たら一つ思い当たることがありました。
 念のため、入れ替えた電池はどの電池を使ったか聞いたところ、型番の間違いこそはありませんでしたが、かなり前に買って保管しておいたものをそのまま使って交換したとのこと。というのも、私が見たキーレス本体はボタンを押すと赤く光るようになっており、この光り方が電池を換えたばかりにしてはやけに弱々しいと思ったのです。
 早速、念のために100円ショップのノンブランドの製品ではなく、電器店で日本製の電池を買ってきまして、入れ替えたところランプも赤々と付き、キーレスも全く問題ない状態で復活したのでした。
 私自身、普段から利用しているボタン電池の種類についてはもしもの時のためにスペアを用意しているのですが、そのスペアの電池自体が長期保存の結果電圧が弱くなってしまうこともあるという当然なことを思い出させてくれた今回の話でした(^^;)。
 ちなみに、私の車は単にドアをキーレスで開閉するだけなので電池が切れてもそうすぐに影響はありませんが、今の車はキー自体がなく、ボタンでエンジンをかけるものが普通になってきました。これは今回のトラブルとは外れますが、もしこのボタン周辺のトラブルが生じた時にはエンジン自体を回すことすらできなくなってしまうわけで、せめて従来の鍵穴を入れて回すことでエンジンを掛けることのできる仕組みを残した(普段はキーを差し込まずに回すだけでエンジンがかかるものがあります)方式を採用しているメーカーのキーレス車の方が安心なのだろうかと思ったりもしますね。

ドアミラーのない車が発売される?

 車を運転していて、事故を起こさないためには前だけでなく後方への注意も常にしていなければなりません。ただ、人間は後ろに目は付いていないわけですから、何とかして後ろを見るための工夫が必要になります。

 そのためにあるのがルームミラーでありサイドミラーであるわけですが、来年にはサイドミラー(ドアミラー)を設置しなくても公道を走れるように国の規制が変わるのだとか。というのも、かなり前から運転席からミラーを使っても決して見ることのできない死角をカバーするようなバックモニターがあり、同じように左右の後方を見られるモニターを追加することでドアミラーのない車が出てくる可能性があるのだそうです。

 すでに自動運転のシステムが話題になる中、大した変更ではないとも思えますが、前方はともかく後方については目視で確認できないというのは不安になるという人も多いでしょう。ドアミラーの出っ張りを無くすことで空気抵抗を無くし、さらなる燃費性能向上にも期待ができるという話もあり、いい事ずくめのような話ではあるのですが、果たしてどうなのでしょうか。

 新しいシステムを付ける場合、どうしても車体価格に跳ね返ってきますし、電気的に動くモニタに映すわけですから何らかの故障あるいは故意にカメラ部分が破損されるなどしてモニタが消えたらその時点で公道を走ることができなくなる車になってしまう恐れも出てきます。以前に、同様に燃費のカタログ数値を上げるためにスペアタイヤのない車が増えてきていることを紹介したことがありましたが、それらの車がパンクした場合、付属のタイヤ修理剤が効かないパンクの場合は、ロードサービスでは対応ができず、レッカー車でパンク修理のできる場所まで移動させるしかなくなります。

 このように、何も問題がなければ今より便利になるものでも、いざ何か問題が起きた時に走ることができなくなる車というのは、市街地走行には便利でも、状況によってどこに行くかわからない車中泊の旅に利用するにはちょっと不安ですね。こうした車に乗る場合は、スペアタイヤがなければどこかに一個積んでおき、ルームミラーは真後ろだけでなく左右の後ろも見られる幅の広いものを用意しておいた方がいいかも知れません。もっとも、そのルームミラーだけで運転しているのがわかった場合どうなるかはわかりませんが、緊急避難的には使えるのではないでしょうか。

ホンダのリコールは相当広い範囲か

 先日、ホンダから手紙が届きまして、中を開けたら案の上というか私の乗っているGD1のフィットに搭載されているエアバッグの部品の交換についてのリコール通知でした。中の部品は古い車であればあるほど劣化している恐れがあるので、早速最寄りのディーラーに電話したのですが、なかなかすごいことになっているようです。

 ここのところ聞かれるニュースでは、ホンダはタカタ製のエアバッグを今後は使わない予定があるという動向だそうで、そうなるといろんなところに影響が出てきそうです。車のオーナーとして恐いのは、もしエアバッグが開くような事故があった場合、今までは開いたところに頭を突っ込むようにして安全をはかれば良かったのが、とりあえずリコールの作業を受けるまではエアバッグが開く際に金属片が体に突き刺さる可能性が0ではないということです。

 ちなみに、電話して聞いた話ですと予想はしていましたが交換部品の調達がすぐにはできないとのことで、2015年11月下旬現在では具体的な作業日を特定することは無理で、まずは作業の予約という形にして部品が入ったら連絡をもらえることになりました。

 部品はいつになったら来るかと聞いたところ、もしかすると年明けにずれ込む場合があるからと言われました。普通に行けは間違いなく来年にならないと作業ができない場合があるということがわかりましたので、この冬は遠出も乱暴な運転も控えつつ、作業ができるという連絡を待つしかなさそうです。

 これがまだ車種が限られていれば早く作業もできるでしょうに、エアバッグはどの車にも付いていますから、同時期の車は軒並みリコール対象になるのかなとも思えます。同じようにホンダからリコールの通知が来た方は、まずは最寄りのディーラーに連絡を取り、作業の予約を完了させることをおすすめします。ただ、この作業を済ませれば、しばらくはエアバッグの不具合を気にすることなく車に乗ることができるでしょう。

給油口を開ける手段も様々

 先日、ちょっと知り合いの車を借りることになり、使わせてもらったお礼にガソリンを満タンにして返そうとスタンドに寄りました。で、給油口を開けようと開くレバーを探したのですが、どこにもないことに気付きました。

 運の悪いことにスタンドはセルフだったのですぐに従業員の方は来ず、しばらく本気になって探したのですがどうにもならず、スタンドの方に聞いたところ、この車は元々給油口を開けるレバーはない車ですと言われてしまいました(^^;)。

 試しに手で給油口の端の方を押すような形で開けてみると問題なく開きました。簡単に開いて大丈夫かと思われる方もいるかも知れませんが、車にロックをかけると給油口もロックされる仕組みになっているようです。車はL150Sのダイハツ・ムーヴでしたが、実は良く考えれば今私の乗っているホンダ・フィットも同じ仕組みで何の疑問もなく直接給油口を手で開けていたのに、車が変わっただけでパニックになってしまった自分がとても恥ずかしいです(^^;)。

 人の車を借りる機会というのはそうそうはないかも知れませんが、旅行の移動手段としてレンタカーを使う場合は、給油口が左右どちらにあるかということと、どうやって給油口を開けるかということはしっかり確認しておかないと、今回の私のような醜態をさらすことになってしまうかも知れません。