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キャンピングカーショーの展示車 その4 大型キャンピングカーとトレーラー

ここまでは大型のハイエースを除き、キャンピングカーというよりも車中泊車を主に紹介してきました。短い日程での車中泊旅や一人から二人で利用するくらいなら十分かも知れませんが、こうした車をいざという時の長期の避難生活に使おうと思った場合にはなかなか大変だと思われます。

基本的には、キャンピングカーの装備としてベッドやテーブルの他には簡単なシンクがあれば調理以外にも歯みがきも車内でできます。サブバッテリーについては走行中に車の発電機や太陽電池パネルだけでは満足に充電できませんので、外部電源を取り込んだり、別にガソリンで動く発電機を搭載して非常用の電気を確保するなどの用意までしておくことがいざという時の力強い備えになるでしょう。

あと、長期化する避難生活の中で欠くことができないのはトイレの整備になります。これも、ポータブルトイレを使うにしても車内にトイレを使えるスペースを設置した上で、他の人から見られないようなプライバシーの保護できれば言うことありません。さらにシャワーが使えればと言い出せばキリがありませんが、そうした生活に必要な装備を全て持つような大型のキャンピングカーを持つという選択肢も当然出てくるのではないでしょうか。

キャンピングカーショーでは主に海外で使われているとは思いますが車で引っぱるトレーラーの展示もありました。トレーラーの場合はナンバーを取る関係から車庫証明を受ける必要があり、気軽にというわけにはいかないかも知れませんが、いざという時には普通車でも引っぱって移動することのできます。自前のトレーラーを持ち、悠々とオートキャンプを楽しむというのもなかなかいい趣味だなと思えますね。

ただし、こうしたオートキャンプライフを満喫するためには、無断で道の駅にトレーラーだけ停めて車で買い出しに行くようなことをすれば当然顰蹙を買うわけですし、トレーラーを置いていてもそれが普通だと思えるような環境が日本でも整備される事が望まれます。それまでは小型の日本の状況に適した車でのオートキャンプおよび車中泊旅が主流になるかと思いますが、今後に期待しながら新たなキャンピングカーの動向も今後は見ていきたいと思っています。

※2016年に行なわれた「キャンピングカーショー」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観を変えない軽ワゴンタイプ
その2 王道のハイエース
その3 ポップアップルーフかルーフテントか
その4 大型キャンピングカーとトレーラー

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