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東京海上日動 ドライブエージェントパーソナル ファーストインプレッション

先日紹介した、ドコモが出した通信型のドライブレコーダー「TMX-DM02A」を流用したと思われる自動車保険の東京海上日動が一般ユーザーにレンタルによるサービスを開始した「ドライブエージェントパーソナル」が早速自宅に届きました。まずはその中味から紹介していきましょう。

製品が入っている箱ですが、当然と言うべきか「TMX-DM02」の記載があり、前回の記述に誤りはなさそうです。中に何が入っているのか、中味を全部出してみました。

といっても本体およびシガーソケットに取り付けるコードおよび、最初から入っている32GBのmicroSDをパソコンに読み込ませるためのSDカードアダプター、そして取り付け前に車のガラス面を綺麗にしておくクリーナーなど必要最低限のものだけです。すでに他のシガーソケットに繋ぐ電装品を利用している場合には、二股や三股のソケットが別途必要になるでしょう。

取り付けの位置は、中央付近でフロントガラスの上から20%以内でワイパーの拭き取り部分の範囲内という風に決まっています。私の車には元々ルームミラーの見える範囲を拡張する大型のミラーを付けていたのですが、付けたままにしておくと取り付ける場所がなくなってしまうため、泣く泣くカバー型の大型ミラーは取り外しました。固定はシールで行ないますがその前に電源を入れて上下と水平を取る必要があるので、まずは電源ケーブルを繋いだ状態でエンジンを掛け、画面の指示に従って設定を行なっていきます。

その際、地面からの高さとフロントガラス中央からの長さを入力するところがあるので、巻き尺などである程度正確な位置を計っておく必要もあります。正しく事故を記録するための手間ですので、この辺は仕方ないでしょう。

そうしてようやく取り付け位置が決まったら粘着テープを剥がして固定します。電源コードのことも考えて取り付けたいですが、ちなみにこのドライブレコーダーの電源用ケーブルはスマホと同じmicroUSBではなく、一つ前の規格であるmini-Bのコードになります。個人的にはこちらの端子の方がしっかりしているので、より安定的に使うためにはいいですし、いざという時には変換アダプタを付ければスマホなどの充電にも使えるということで、なかなかいい感じです。

さらに、microSDについては一回押し込むと簡単に取り出せるようになっています。このドライブレコーダーの特性として、大きな事故を加速度センサーが感じた場合は自動的に動画を送信する機能が付いているのですが、小さな事故でドライブレコーダーが反応しなかった時のために、メモリカードの中にPC用の動画送信ソフトが入っています。対応するパソコンはWindows10以上のものということで、Macには対応していないようなのが残念ですが、中に入っている動画自体はファイル化されているので、その部分だけ取り出して見たり送ったりすることは可能でしょうが、パソコン素人にはちょっと難しいかも知れません。もっとも、Windows10を持っている人であってもある程度のパソコンのスキルがないとソフトをインストールすることもできないでしょうし、こういう点はまだまだ全くパソコンの事がわからない一般ユーザーにとっては敷居が高いと思わざるを得ません。

次に、車内の配線についてですが、私のホンダフィットについては、前面のフロントの上にコードを押しこむようにして助手席側の方に持っていき、ドアのところにあるゴムを外してから中にケーブルを通して助手席のシートの下までケーブルを持ってくればあとは簡単で、シートの下にケーブルを隠してフロントに持って来れば全くケーブルを出さないできれいにセットできます。

一応こうした取り付け方法については保険会社は取り付けビデオを用意しているので、わからない方はそれを見ながらやれば何とかできるレベルです。ただこれも全く車をいじったことがない人はおいそれとはできないと思いますので、どうにもしょうがない時には最初から業者に任せた方が(有料にはなりますが)失敗して付けられなくて泣くこともなくなりますので(^^;)、十分考えて取り付けを自分でするかどうかは決めるようにした方がいいと思います。

(2017.10.25追加分)

本日、保険会社からドライブエージェントパーソナルについて、新機能のお知らせと新しい取扱説明書が届きました。2017年11月1日から(既契約者にはアップデートで対応)、「前方車両接近警告機能」ということで、時速30km/h以上で走行中、このまま走り続けるとぶつかる可能性があると端末が判断した場合画面と音で警告をしてくれるそうです。

自動ブレーキとは違いますが、こんな機能があるということを知っていれば、常に安全な車間距離を取るのも機械に一部判断を任せられることになり、少しは便利かもしれませんが、試してみることができないということがちょっと残念です。

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