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中部横断自動車道が3月10日に静岡県内開通

静岡県に住んでいて、山梨や長野方面に出掛けることが多い身としては待ちに待ったニュースが入ってきました。静岡県静岡市清水の新東名新清水インターから山梨県の双葉ジャンクションまでを結ぶ「中部横断自動車道」は長らく静岡県内での工事が続いていましたが、ようやく2019年3月10日に新東名の新清水ジャンクションから山梨県の富沢インターまでの20.7kmと山梨県内の下部温泉早川インターから六郷インターまでの8.4kmが開通することになりました。これで残るは2019年夏ごろに開通予定に変わった富沢インターから南部インター間6.7kmと、2019年度中に開通予定の南部インターから下部温泉早川インターまでの区間が未開通ですが、来年の今ごろまでには現状では工事が終わる予定になり、そこまでで完全に新東名から中央自動車道に行けるようになります。

これまでは、新東名高速道路の新清水インターから出ると国道52号線に出て、そこから身延・甲府方面に行けるようになったものの一般道を走る距離が長く、ちょうど山梨県に入る直前の国道52号線はかなり大きなカーブが連続する区間があるので、人によってはなかなか運転がしずらく行きずらさを感じているケースもあったのではないかと思います。それが今回の一部区間開通によってまだ工事区間が残っているとは言えかなり山梨・長野方面に行きやすくなるのではないかと期待しています。

将来的に中部横断自動車道が全線開通した場合、西から来た人が東京都心を通らないで関越方面や東北方面に行きたいと思う場合、「中部横断自動車道」→「中央自動車道」→「圏央道」という形で経由すれば都心を通るよりもスムーズに抜けることができます。もとより、来年の東京オリンピックを見込んで関係ない車両が東京都心に入ってくることを避ける目的で整備されているところもあるのでしょうから、現在でも一般道を経由することに抵抗がなければ来月の一部開通時には清水から新東名に入り、そこから中部横断自動車道に入るルートで進むというのも一つのルートとして考えてもいいのではないかと思います。いつも使っている立場からすると、この道路がメジャーになって混雑はしてほしくないのですが(^^;)、恐らく東京オリンピックの時期には通らざるを得ない状況になってしまうと思うので、早めにこのルートを知っておくだけでもいざという時に役に立つこともあると思います。

というのも、東名の清水インター以東の区間は昔も今も交通の難所と呼ばれる「薩た峠」で、台風の時に波が大きくなるとそれだけで通行止になってしまいます。そうした天候の変化を早めに捉えると、単に新東名を東京方面に進むだけではなく、中部横断自動車道から中央自動車道に入るというパターンも選ぶことができるようになるでしょう。目的地がどこかによって使えないケースもあるとは思いますが、3月10日を境に使い勝手が相当違ってきますので、山梨や長野を目的地とする車の旅をする場合は、気に留めておくのもいいのではないでしょうか。

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