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ドコモの料金値下げはメイン・サブキャリアの二本立て?

ドコモからは正式な発表は12月早々からはありませんでしたが、マスコミが情報をリークして出てきたのが、ドコモは本体キャリアでも値下げをし、さらにサブブランドも立ち上げて高速データ通信20GBの契約を、他社のサブブランドが4千円前後で行なっているものを3千円前後で出すという情報でした。

まだ正式な発表ではないのでこうした一般の方が食いつきそうな情報だけが出てくるのは仕方ないことですが、個人的に気にしたいのはドコモ本体の値下げよりも(dカードや関連サービスの加入が条件になってしまったら論外なので)サブブランドの動向で、月にどのくらい高速通信が使えるかではなく、速度の制限をされた時にどのくらいの事ができるくらいの速度を保証してくれるかということになります。

こんな事はないとは思いますが、ドコモのサブブランドが月間20GB使えるプランを月2,980円で出してきたとしても、20GB使い切った場合の制限速度が128kbpsとドコモ本家の制限速度と同じであったら、たとえ月間10GBと少ないUQモバイルとYモバイルのプランであれば制限速度は約1Mbpsと、ちょっとした動画なら十分スマホから見られるくらいの速度が出るわけですから、月20GBあってもそれ以上高速通信を使う人にとっては同じ月額を払うならドコモのサブブランドの出す20GB/月よりUQやYモバイルの10GB/月の方がメリットがあります。

個人的には通常低速にしておいて、必要に応じて高速が使えるUQモバイルの10GBプランが、プランの使い勝手という意味では最強だと思うのですが、果たしてドコモのサブブランドが月額10GBで、制限時のスピードも同じにして他社より安く出してくるのかがまずは注目点の一つです。もし、しれっと政府の人たちが言う月20GBにこだわって、月10GBプランは出さないという方向になった場合、当然UQやYモバイルの方では20GBプランをドコモのサブブランドと同じにそろえてくるでしょうから、現状の10GBプランをどうするのかが注目です。

また、楽天モバイルについてもドコモの動きによっては基本利用料を下げる可能性について言及しています。楽天の場合はどこまで信じていいのかわからないところはありますが(^^;)、正式サービスに入って加入した人の月額無料期間が切れる頃にはその結果が出てくるように思います。

個人的に一番いいシナリオは、今回のドコモの出してくるプランによって楽天モバイル・UQモバイル・Yモバイルが既存プランの値下げを行なった場合です。来年四月から楽天2,980円、UQかYモバイルの10GB/月2,980円で合計5,960円(税抜額)となるところ、両方のプランが2,480円に値下げされるだけでもかなり違ってきます。

ただ、政府が20GB/月のデータ量にこだわって携帯電話会社にプレッシャーを掛けてきているので、UQやYモバイルが10GB/月のプランを20GB/月のプランにスライドさせて価格は据え置き、今の20GB/月プランは新20プランに統合(この人たちだけが値下げの恩恵を受ける形になる?)という事もあるかも知れませんね。そうなれば、楽天モバイルには値下げをする意味はなくなるので、個人的にはドコモが値下げし、新たにサブブランドを立ち上げても全く状況は変わらないということになってしまいます。

そうなったら、今のドコモの通話専用契約は日本通信の通話定額プランにでもいったん移しておくぐらいしかできなくなるのですが、まずはドコモのサブブランドが出してくるであろうプランがどうなるかを見てからの判断になりそうです。

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