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auとUQモバイル統合とNTTグループの動き

2020年10月1日からauはUQモバイルを吸収統合されますが、それにともなってまずはKDDI直営の携帯ショップでUQモバイルの取扱いをはじめるようです。今後はauがUQモバイルの事業も行なうようになるということなのですが、今後はどのように区別をしていくのか気になる人もいると思います。

auの方では今後、スマホの販売について主に5G対応のものしか出さないそうで(いわゆるガラホ系統は除く)、現状の4GスマホについてはUQモバイルの方で販売することになるそうです。そうなると、あえて最新の機能を欲しないユーザーについては「auよりUQモバイル」を求める人も出てきそうです。町中のauショップについても、できればUQモバイルのコーナーを作りたいと思うでしょうし、そうなると一気に店舗数でもソフトバンク系のワイモバイルと肩を並べてくる可能性があります。

ちなみに、UQモバイルで販売しているAndroidスマホはKDDIとの経営統合の影響で軒並み値上げされてしまうのですが、唯一MNPでAQUOS sense3 basicを購入する場合、一括で550円(新規一括でも11,880円)で販売するようです。そうなると、auのプランでは高いと感じ、スマホにも通信プランでも「そこそこ普通に使えればいい」というニーズを持つ顧客を他社やMVNOに逃がすことなくサブブランドのUQモバイルに引き継がせることもできるでしょう。

そういう意味で今後の動向が見ものなのが、NTTがNTTドコモを完全子会社化するために株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したことです。さらに聞こえてくるニュースによると今後はNTTコミュニケーションズやNTTコムウェアなどのグループ企業のドコモへの移管も検討しているという話で、本当にそうなるのかはわからないものの、この買い付けが成功すれば、政府からNTTへの意向がすぐに反映されやすくなることだけは確かです。

さらに、このブログでもその可能性を指摘していたNTTコミュニケーションズが運営する「OCNモバイルONE」が実質的にNTTドコモのサブブランドとしてサービスを行なっていく未来も見えてきます。まだこんな話をするのは早いかも知れませんが、どんな状況になってもいいように、現在2年縛りなどで自由に回線の移行ができない私などは、次の更新月にはすぐどこかに乗り換えをして、ソフトバンク・auのサブブランド競争にドコモが入ってくることを見越して、何かあったら再度またすぐ回線を移行できるように備えたいと思っています。

はっきり言って、私が外でスマホを使って動画を見たりSNSでのやり取りをしたり、企業提供のアプリを使ったりするくらいなら、今のところUQ一択になってしまいそうですが、併用している楽天モバイルのパートナー回線もauなので(現状では私の活動エリアは全てパートナーエリアでしか繋がりません)、回線がかぶってしまいます。もしauの回線全体にトラブルがあった場合、全ての回線が使えなくなってしまうので、そのために楽天モバイルとソフトバンク系のワイモバイルを併用するのも有りか? などと考えているものの、できればドコモ回線で安くて使いやすいプランを提供していただければいいなと思います。

ドラマの「半沢直樹」同様、政府の指導のもと強制的に料金を下げさせられることに異を唱え、他の方法で他社と競える方法を考えている方もいるでしょうから、今後の状況がそのままうまく行くとは限りませんが、ユーザーが幸せになれるような方向で進んでいって欲しいと思いますね。

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