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ついに大手でも通話定額 OCN モバイル ONEの「OCNでんわ」サービス

2016年になってデータ通信でない通話サービスの拡充を各MVNOが行なっている中、ついに大手MVNOが動きました。今回紹介するOCN モバイル ONEが展開するのは相手番号の前に「0035-43」を付けてからダイヤルする「プレフィックス型」の通話サービス「OCNでんわ」を利用することになり、手動でも発信できますが、プレフィックス番号を電話番号の前に付けず、スムーズに発信するためには専用通話アプリのインストールが必要になります。

2016年8月1日から「OCNでんわ 5分かけ放題オプション」の受け付けが始まります。これはオプション料金の月額850円で「OCNでんわ」の通話が最初の5分間以内が定額となるものです。「OCNでんわ」の通話料金は他のプレフィックス型の通話サービスと同じように、通話料金は普通の場合の半額の30秒10円になりますので、止むを得ず通話時間が5分を超過した場合でも通話料金が安く済むようになります。

このオプションは音声通話プランならどれにでも付けることができますので、最安の1日110MBコースだと1,600円+850円=2,450円(2016年9月30日までは「まるまる2ヶ月キャンペーン」により2ヶ月間は1,750円)でデータも通話も十分にできるお得なプランであると言えます。また、月3GBコースにすると1日110MBコースと比べると月200円増しになります。ちなみに、「ポケモンGO」のように連日高速通信をする方には1日コースがおすすめで、たまに多量の高速通信を利用される方は月毎プランがおすすめです。

他のMVNOサービスと比べると最安料金がそれなりに高いのが気になるものの、他にはない1日コースがあり、さらにアプリにより高速と低速の切り替えが可能、さらに繰り越し可能な上低速時のバースト転送ができるなど基本性能が充実している上、かなり使えると評判の公衆無線LANサービスも料金内で使えるため、1枚のSIMカードで通話もデータ通信もそれなりに楽しみたい場合には十分この「OCNでんわ 5分かけ放題オプション」を付けた音声通話プランは比較検討すべきものになるでしょう。

こうしたプレフィックスタイプのサービスの場合、気になるのは携帯電話だけでなく固定電話にも自局の番号が通知されるかどうかということがありますが、プレスリリースが書かれたOCN モバイル ONEのホームページには以下のような記載があります。

“アプリからの発信時、自動的にプレフィックス番号「0035-43」が追加されることで、通話料がお得になります。なお、通話相手には、プレフィックス番号のない現在お使いの携帯電話の番号が表示されます。”

ここでは、あえて「通話相手」という書き方をしているので、相手が携帯電話の場合だけでなく、ナンバーディスプレイの固定電話にも番号が通知されると見るべきでしょう。ただ、サービス開始が2016年8月1日でまだ本当にそうなのか確認できるわけではないので、実際に全ての電話に番号通知ができるのかというのはネット上の口コミ情報を待つ必要があるかも知れませんが、どうしても固定電話にも自局の番号通知を行ないたいと思う方はそうした情報が確実のものになるまでは申込みを控えるのが得策かも知れません。こうした状況を受けていよいよ他の大手MVNOで通話定額のプランがどういう風に出てくるのかというのも更に楽しみです。

ちなみに、私が今使っているガラケーの更新月はOCN モバイル ONEのキャンペーンが終了する2016年11月なので(^^;)、晴れて通話SIMもMVNOに移すのか、まだ携帯大手の中でガラケーを続けるのかはこの後の展開でどうなるか考えたいと思っています。



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