車中泊徒然草+

冬の車中泊行には荷物の中に加えたい山岳用ショベル

昨日、録画しておいたテレビ番組を見ている中で、なかなか面白そうなものがあったのでメモ的に紹介させていただこうかと思います。私が持っているというわけではないので、その点は割り引いてお読みいただければ幸いです。

今年の4月から、「グレートトラバース(NHK BSプレミアム)」という番組で日本百名山と日本二百名山を歩きとカヌーで(島に渡ったり海峡を渡る場合にカヌーを使って人力のみで移動する)一筆書きの全登頂を2回に分けて達成したアドベンチャーレーサーの田中陽希氏が今度は今年から2年間をかけて、これまで登ってきた200の山に、さらに三百名山として選定されている山を加えて日本全国300の山の一筆書き登頂を名指すというテレビ連動の企画を実行に移すのだそうで、先日はその演習を兼ねて冬山の訓練ということで北海道の大雪山系の縦走を行なう様子を追い掛けていたドキュメンタリーを見たのですが、そこで面白いと思ったものが、冬山でテント泊をする際に雪をブロック状に切り出して雪の壁を作ったり、穴を掘ってビバークするための軽くて丈夫な山岳用のショベルでした。

柄の部分が短くなるとかさばらなくなり、アルミならそれほど重くならず、よくあるスチールを使ったショベルのように重くなく、雪かきに利用していることの多いプラスチック式のショベルのように何かの拍子に折れたり壊れたりする危険性が減ります。番組では具体的な製品名までは出ませんでしたが、田中陽希氏が冬山用に用意したショベルは以下のリンクのものだと思われます。

山岳用ショベルについて紹介されていたサイトも読んでみたのですが、いざという時のために車に乗せておくなら、このようなものでも十分だとの解説がありました。

2つのショベルの違いは、「肩」にあり、最初に紹介したものは足を入れて掘りやすくなっているのですが、雪をブロック状に掘り出して積み上げやすいということがあるようです。ただ、車が雪につっこんで周りの雪をどけるという用途ならそこにこだわらなくてもいいと思いますし、ザックの外側にくくりつける場合に形状がカーブしているので収まりやすいデザインになっています。もちろん、他のメーカーでも山岳用のショベルの製品を出しているので、実際に登山用品のお店へ行ってその重さや使い勝手を試してみることが大切だと思います。

私自身としては山岳用というよりもいざという時の利用について考えてしまうので、軽くて丈夫で車の中に入れっ放しにしておけるものであれば、もし今後冬に車で出掛けるような事になれば一本は用意して車の中に入れておきたいと思いますが、今のところすぐに買うべきものではないので、もう少しいろんな種類を見て将来的には一本車載用に手に入れたいとは思っています。
これからの季節、雪のある場所へ車中泊で出掛ける場合はやはりどんなものでも一本あった方がいいと思いますし、なかなか雪のない地方で暮らしていると思い付かない必要な道具というものはまだまだあるんだなと今回の事で思いました。

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