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デュアル待受け可能なスマホ Moto G4 Plus にどのSIMを入れる?

今まで日本で販売されているSIMフリースマホの中にはSIMカードスロットが2つあるものがありましたが、そのうち一つのスロットは日本ではサービスを終了している2Gのスロットなので、海外旅行に行って現地で2Gのサービスを行なっている場合しかダブルスロットがあるメリットがなかったというのが正直なところでした。

しかし今回新たに販売されるモトローラ製の「Moto G4 Plus」は3Gと4Gの2つのスロットが付いているのでどちらも日本国内で利用することができるということで、かなり注目が集まっています。ただ、2つのスロットの通信を同時に使うことはできず、同時に利用しようとすると通話が優先されるということなので、電話がかかってきたらデータ通信が中断されるということだけなので実用的にはほぼ問題ないような気もします。
現実的には通話用のSIMは3Gにして、データ用のSIMを4G(LTE)にすることで通話用とデータ用のSIMカードを分けることができるのでそれなりのニーズはあるでしょう。ただここで問題は、データ通信用のSIMはまだしも、通話専用のSIM(3G)をどう調達すればいいのかということです。

現在、MVNOの中で通話専用のSIMを出しているものにはb-mobileの「携帯電話SIM」があります。カードのサイズは標準SIMとmicroSIMだけでnanoSIMはありません。幸いMoto G4 PlusはmicroSIMを採用しているので、このSIMが使えます。プランは無料通話の量によって3つのプランが有りますが、翌月の通話料の繰り越しはできません(金額は全て税別)。

・音声プランS 1,290円(無料通話分1,300円)
・音声プランM 2,290円(無料通話分2,700円)
・音声プランL 3,790円(無料通話分5,000円)

なお、通話料は30秒あたり20円とMVNOの音声プランと同じです。無料通話の繰越ができないことをのぞけば、この音声SIMが一番気軽に持てるSIMであると言えるでしょう。

次に、MVNOでなく携帯大手のドコモで通話に特化したFOMAカードを入手してMoto G4 Plusに差して使う場合です。この場合、基本的には既に利用しているガラケーに差さっているFOMAカードがそのまま差されば、何の届出もいらず使えるのですが、標準SIMの場合はカードの変更手続きが必要になります。ドコモにはmicroSIMを使えるガラケーもありますので、microSIMが使えるガラケーに機種変更を行なってガラケーでもMoto G4 Plusでも両方使えるようにしておくというのも一つの手です。ただし、この場合注意したい事があります。

というのも、FOMAカードによる通話定額の料金はドコモのガラケーに入れて使っているうちは無制限定額では月額2,200円ですが、スマホにカードを差し替えただけでその月の請求についてドコモ側の判定がスマホ用のSIMと判定され、スマホ用通話定額料の2,700円が請求されるように変更されてしまうのです。ですから、Moto G4 Plusを使う場合は、ガラケーで通話定額のSIMを使っている場合、そのSIM入れ替えて使うのは避けた方がいいでしょう。

私の場合Moto G4 PlusではないSIMフリーのホムテル3Gという普通の電話機のような端末にFOMAの通話カードを入れて使っているのですが、月額千円以下でも無料通話があり3ヶ月繰り越しできるタイプSSバリューに50%割引にしたSIMを入れても請求料金は今も千円以下のままなので、無料通話付きの通話専用にできるプランについてはMoto G4 Plusでもそれなりに使える通話SIMとして機能すると思います。

しかし、ドコモがガラケーだろうがスマホだろうが通話専用に機能を絞っているSIMの月額に差を付けるようなことをやめてくれれば、こんなことまで考えなくて済むのですが。個人的にはMVNOではすでに5分定額にデータ通信無制限を付けられるDTI SIMのようなところもあり、通話が5分以内で収まるのなら、今ではあえてMoto G4 Plusを使わずに普通のスマホで1枚を使っても良くなってしまっています。

改めて思うのですが、ハード的に画期的なものであっても、サービスが追いついていかないと、普通に使えるようになった頃にはすでに時代遅れのハードになってしまうという事が現実に起こっています。このハードの登場が1年前であれば私も購入候補にしていたかも知れませんが、そういう事もあってちょっと微妙な端末になってしまったのではないかと思ってしまいます。

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