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auスマートフォン シャープ SHL23 その1 SIMカード未挿入でも使えるか

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 以前のブログで紹介していました新しいスマートフォンauのSHL23(シャープ製)のレポートです。サクサクな操作感と日本のスマートフォン特有の多機能さを合わせ持っているということで、やってくる前からかなり期待していました。

 同時にauのLTE(4G)対応スマートフォンならお店に持っていくこともなくそのまま差して使えるMVNOのデータ通信SIMカード「mineo」も注文したのですが、先にハードの方だけが届いてしまい、SIMカードの到着が遅れてしまったため、とりあえずはSIMカード未挿入でどのくらい使えるかというのを試してみることにしました。

 まず、他の端末でも使っていたgoogle IDを使ってサインインをすると、Google Playは問題なく使えます。必要なアプリをダウンロードしながら利用環境を整えていきましたが、ふとその際に本体の設定から「ソフトウェア更新」はできるのか試してみたら、これも問題なくできました。今後もしOSのアップデートがあった場合はうまくいくかわかりませんが、これはちょっと意外でした。さらに、昔のスマートフォンや携帯電話の場合、SIMカードを入れないと見られなかったテレビも問題なく見られます。とりあえずは通信環境の設定で自宅の場合にはWi-FIを設定し、外に出た場合は私が持ち歩いているモバイルルーターMR03LN経由でPANによるBluetoothテザリングを利用しましたが、その組み合わせでもほとんど不都合はありません。Bluetoothでペアリングをしての接続だと何かの拍子に接続が切れてしまう恐れがありますが、切断したら再接続すればいいと考えるなら、SIMカードを入れないで使うという選択も十分ありかなという気がします。

 ただSIMカードを入れない場合、まず戸惑ったのは本体の設定の中にある「日付と時刻」から「日付と時刻の自動設定」のチェックを入れてしまうと、正しい時間が表示されなくなってしまうことでした。この問題については単純に自動設定のチェックを外し、手動で正しい時刻を入れれば問題はありません。正しい時刻を表示させないと起こるトラブルもあるかも知れませんので、もしSIMを抜いた状態で本体時計が合っていないことに気付いた場合は手動での設定をお試し下さい。

 また、これは以前使っていたスマートフォンでもそうだったのでSHL23特有の症状ではないと思うのですが、おサイフケータイを使う場合に一部の機能が使えない場合があります。ちなみに、私が使っているおサイフケータイの中ではQuick Pay、nanaco、waon、楽天EdyについてはSIMカードの有無に関係なく機種変更の手続きから受け取りまでを問題なく行なえましたが、モバイルsuicaとヤマダ電機モバイル会員は前機種および新機種で作業する場合にはSIMカードの挿入が不可決です。恐らくこの2つのサービスにおいてはSIMカードがないとアプリも使えないと思うので、これらのものを使うためにSHL23を使おうと思っている場合には本家でもMVNOでも、何らかの方法でSIMカードを入手する必要があります。

 私自身SIMカード抜きの状態で使い込んだわけではないのでこれ以上の事までは検証しませんでしたが、とりあえず本体のみ入手したとしてもWi-FiやBluetoothによるネット通信を使える環境にあるなら、そのままでも結構使えるという結果になりました。まあ、MVNOのmineoなら月額千円あまりで高速通信が月1GBまで使えるので、いちいち接続されているか確認しながら使わなくても済むのでカードは入れた方がいいとは思いますが、なくてもそこそこ使えてしまうのはうれしいですね。ちなみに、この端末は決してSIMフリーの端末ではないのですが、実質ここまでできるならあえてシムロック解除をしなくても私的には十分満足です。

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