昨日の続きのような話になりますが、もし富士山が大規模な噴火をした場合、富士山付近に住んでいる方は溶岩の流出など、大きな危険を伴いますが、さらに広範囲でも火山灰の降り方がどうなるかでインフラが全てつぶれる可能性について前回書きました。
これは、衛星インターネットのStarlinkにおいても例外ではないでしょう。普段私が持っているアンテナを衛星に向けてインターネットをする場合、アンテナの向いている方向が開けていないと、衛星とアンテナの間を邪魔する形になり、うまく衛星からの電波を受信できなくなってしまいます。その遮蔽物としての火山灰はどのくらいの影響があるかというところですが、昼でも空は真っ暗ぐらいの降灰になってしまうと、恐らくスムーズな接続は難しいでしょうし、アンテナを外に設置した場合にはアンテナの中に細かい灰が入って本体が故障するリスクもあります。
そんなわけで、今のところ私は、火山灰が流れて空が見える状態になるまで自宅避難ができるような環境を作るしかないと思っています。噴火の第一報が入ったらとにかくお風呂に水を組み置くようにして、その後やってくると思われる断水に備えながら飲み水・手洗用の水として確保し、食品も何とか数日間は部屋の中で頑張れるくらいの量をストックしておくべきだと思っています。
今後、もし自宅周辺をかなりの火山灰が覆い、しばらくの間ライフラインが使えない状況になったとして、その復旧情報をどこから得るのかということは考えないわけにはいきません。灰の影響で携帯電話の基地局も中に灰か入り込むことでダメージを受けてしまうと思いますので、Starlinkを含むインターネットが全く使えなくなっている状況の中でいかにそうしたライフライン関係の情報をゲットできるのかというと、衛星通信よりも伝搬に影響を受けにくいラジオからということになるのではないか? と思えるようになりました。
ただ、地震のような災害ではなく火山噴火による降灰被害の場合、一番頼りになるコミュティFM局だと、送信設備自体が降灰の影響により使えなくなる可能性も考えておかねばなりません。また、インターネット基地局について基地局の設備をトラックに載せた簡易基地局が災害時には活躍しましたが、まず灰が降った中で車が動けなくなるかも知れませんし、移動中でも装備に灰がたまることで正常に動作しなくなるトラブルなども考えられる中、やはり頼りになるのは遠方の放送局からの電波を受けられる「短波放送対応ラジオ」ではないかと考えます。AMでも出力の大きい局であればかなりの広範囲に届くことはありますが、夜には入感しても昼間には入らなくなる可能性が大です。そういう意味で短波放送も聞けるラジオは持っておいた方が良いと改めて思ったわけです。
実際に、家の周りが降灰でまっ暗になり、Starlinkを含む通信・電気・水道が使えなくなった場合(その際にはガスは何とか使えるのでは? と勝手に思っているのですが)、ラジオから情報を得つつ、いつになったら空が見わたせるようになるか、さらに携帯の電波が復旧するかどうかぐらいの情報を取れれば、いくらかはその場の不安を抑えられるのではないかと思っています。こういう時、アマチュア無線の利用をしていれば簡単にこちらからもネット不通時に発信できるのでしょうが、火山噴火という極限状況のためだけにそういった装備をするというのも難しいので、何とかラジオを有効活用して情報を取ることを目指したいと思っています。