2026年3月30日の0時5分をもって、NHKラジオ第2の放送が終了しました。これを書いている30日の間中は、「ラジオ第2放送 終了告知放送」が延々と流れています。内容は第2放送が終了したことと、代替番組がある場合の移転先(主にFM波)の紹介を軽快なBGMとともに流し続けていました。
これで、純粋な教育関連に特化したラジオ放送はデジタルラジオの放送大学だけになったということになりますが、普通のラジオで聞ける放送局は消えたということになります。
ただ、ラジオによる教育放送というのは、ラジオの性能および電波状況に左右されるため、放送を明瞭に聞くことのできる地域かそうでないかの差が起きがちです。ただ、NHKラジオ第2放送は全国に送信所があったので、よほどの山奥でない限りは明瞭に聞くことができていました。
NHKの朝ドラの題材にもなったラジオの英語講座は、多くの人たちが英語を学ぶ手段として今まで続いてきました。ただ、これについては必ずしもラジオ放送という形でやらなくても、効果的に学習することは可能です。
私の経験ですが、NHKではないのですがラジオの大学受験講座を当時のラジオ短波(ラジオNIKKEI)で聞いていたのですが(首都圏では普通に聞けた文化放送は地方ではほぼ聞くのは無理だったのです)、短波放送はAM・FMと比べても時間によって波があり、良く聞こえたり聞こえにくくなったりします。講義を聞いていてここは大事だと思われる所に差し掛かった時、急に電波の入りが悪くなるような事もしょっちゅうでした。少なくともクリアにラジオの大学受験講座を聞けていたら、もう少し自分の成績は上がっていたはず(笑)という風にも思ったりします。
また、当時は違法CB無線などで露骨にラジオに妨害電波が入ってくることもありましたので、そうした心配なしに学習することができるネット配信および聞き逃しの講義内容をまとめてダウンロードできる環境があれば、ラジオ放送を主に聞きながらも聞けなかった時や放送が中止になった時でもその分を何とかすることは可能です。最初から聞いていたのに不可抗力で一回聞けなくなったことで講座そのものの受講を挫折することも無くなるわけです。
放送時間の関係で、早朝に起きて本放送を待って聞くのも良いですが、朝が苦手だったり夜勤や早朝出勤でどうしても聞けず、再放送の時間にも勉強する体勢が取れなくても、自分のできる時間に無理なく学習を続けることが、ラジオ学習用に特別なハード(予約タイマー付きラジオなど)を買わなくてもインターネットラジオを使えばできるわけで、この点についてはリアルタイムでなくても良いと私は思います。
今はNHKラジオに特化して、聞き逃し用の放送をまとめてダウンロードできるスマホアプリもたくさんあります。そうしたアプリを使えば、ラジオがなくても学習をすることができ、わからない所があれば何度でも聞き直すことができます。ラジオテキストについては、社会的にも批判的な話も出ている受信料とのからみで、ネットから今よりも安く入手(ダウンロードして印刷するなど)できればもっとNHKのラジオを使って学ぼうと思う人は増えていくのではないでしょうか。放送停電ということで一抹の寂しさはあるものの、今後はそんな感じでラジオおよびインターネット放送が活用されていけば良いなと思っています。