車中泊徒然草+

スポーツ中継で皆がネット配信を見ている中で密かにラジオを聞いていると「予言者」になれる?

世の中はテレビで大きなスポーツイベントが見られなくなるという事について大きな話題になっていますが、現在行なわれている野球の世界選手権とも言えるWBCについては、全国の多くの地方で、民放ラジオ(AM)局が試合を生中継しているので、映像はないもののその場の雰囲気は無料で(ラジオについてはNHKの聴取料は現在ありません)楽しむことができます。

今後も、ネットフリックスで日本の試合を楽しもうと思われている方はいると思いますが、ラジオ中継も楽しめる地域にお住まいの方は、同時視聴(聴取)をすると、かなりの違和感に見舞われるのではないかと思います。

かつてテレビがアナログ放送だった頃、テレビは現場で行なわれている事を即時的に家庭にあるテレビ画面に映しだしていました。それが、デジタル放送が開始されるにあたり、少しではありますが現場との時差を付けて放送するようになりました。テレビというのは、そこで起きている全てのもの(カメラに映っているもの)を全て流してしまいますが、もし生中継中に大きなハプニングがあり、それを見た多くの人がトラウマを引き起こすような「事件」が起きた場合、それをそのまま伝えてしまいます。現在はそんなことはなく、テレビ局側が常に映象を監視しており、テレビに映したくないような事が現場で起こったら映像を切るという選択肢を持たせるために現場から多少の時差を作って放送しています。

さらに、ネット配信の場合はその時差はさらに長くなり、さらにアクセス集中などが起こると技術的な問題がなくても映像が切れてしまう可能性を常に持っています。つまり、テレビであってもネット配信であっても、「LIVE」「生中継」と画面に表示されていても、数秒から数十秒というタイムラグが出ています。今回のWBCではイニング毎のコマーシャルタイムが決まっている(2分くらい?)ようですが、CM再開後には当り前のようにプレイが始まっているのは、何らかの調整が行なわれているのではないかと私は思っています。

先日、WBCで日本対韓国の試合が行なわれたのですが、私の家ではネットフリックスで中継を見ていたのですが、5対3と日本がリードしていて韓国のバッターがロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソン選手というところで、おもむろに地元でも放送されているラジオのスイッチを入れたところ、ラジオからは「韓国同点!」というアナウンスがありました。テレビの方を見ると、全くそんな感じではなかったのですが、しばらくネット配信の中継を見ていてその理由がわかりました。キム・ヘソン選手が2ランホームランを放ち、それで同点になっていたのですね。

改めて、そこでネット配信とラジオと中継とではかなりのタイムラグがあるということがわかりました。だとすると、現地て行って観戦しながら解説も聞いたいという場合は、ポケットラジオを持って行くことが今でもベストな選択であることを認識しました。

昔は、ソニーやナショナル(現パナソニック)のトランジスタラジオにイヤホンを接続し、野球場で解説付きの野球観戦を楽しんでいる人が多くいましたが、もし同じことをスマホを使って行なおうとした場合、ネットフリックスの動画配信はなおのこと、Radikoを使ったインターネットラジオでも同時配信はしてくれませんので、現地では実況および解説が過去の現場について喋ることになり、聞く方もストレスがたまるかも知れません。野球だけでなくスポーツイベントでラジオ中継があるような場合は、スマホに頼るのではなくポケットラジオも持っていくことをおすすめします。

逆に、パブリックビューイングで多くの人が楽しんでいる中でラジオを聞いていると、その場だけですが自分が「予言者」のような事をすることができます。先述のタイミングで私がパブリックビューイングの会場にいた場合、一番にキム・ヘソンの同点ホームランという事実を知ることができるので、それを周りに伝えれば「なぜ?」という風に思われるでしょう。

ただ、皆で試合を楽しんでいるのに、一人だけ先行して結果を知っているというのはあまり良い事ではないと思うので、ラジオで一刻も早く結果を知りたいと思っている方は、あまり周りの人にその結果を言うべきではないと思います。それでも、各メディアの特性を理解することで、ネット配信やテレビで隠したいことをラジオは伝えてくれるかも知れません。というわけで、ここのところ多くのラジオ製品を紹介していますが、やはり一家に一台はラジオを持っておくことは無駄ではないと思います。

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