現在、ブログ書きなど色々な作業はWindowsOS搭載パソコンでなく、中古の安いノートパソコンに導入したLinux mintで行なっています。人によってはChromebookでも十分作業用パソコンとして使えるようになると思うのですが、非インターネット利用時にも使いたいということと、日本語入力ソフトでローマ字入力でない入力方法をセットできるという理由からLinux mintにしています。これから紹介するのは、インターネットさえ繋がっていれば使える「Webアプリ」についての報告です。
以前、書籍をスキャンして編集可能なテキストデータに変換する「OCRソフト」について書いたことがありました。有料のアプリでも自分の使い勝手に合わないものもあったりして、なかなか選ぶのが難しかったのですが、先日のブログで何とか無料で使えるサービスを紹介しました。ウェブブラウザを使い特定のサイトに接続し、元ファイルをWeb上にアップロードすることで、一日に10ページまでという制限はあるものの私の持っている昔のOCRソフトよりきちんと日本語のテキストに変換してくれるので有難かったのですが、先日のニュースで国立国会図書館のラボから軽量なAI-OCRツール「NDLOCR-Lite」がリリースされたというのがニュースになっていました。
対象OSはWindwos・MacだけでなくLinuxもあるのですが、複数のマシンに全てインストールするのは大変だなと思っていたら、さらに驚きのニュースがX(旧ツイッター)に投稿されていました。(ここからは「X」の内容の引用になります)
NDLOCR-Lite をWebブラウザに移植した「NDLOCR-Lite Web」を公開しました。 https://t.co/IJIIAewqUO ブラウザ上で手軽に画像やPDFのOCR処理を試すことができます。
Webアプリではありますがローカルで処理が完結するので、画像や認識テキストが外部に送信されることはありません(本家と同様)。 https://t.co/xh8NM23MTa pic.twitter.com/Vj0umGtKFH— Yuta Hashimoto (@yuta1984) February 26, 2026
(引用ここまで)
どういうことかというと、ブラウザーから当該サイトに接続すると、ウェブブラウザ上で「NDLOCR-Lite」が動くようにウェブアプリとして移植してくれた方がいるのです。これで、そのURLをブックマークして必要な時にアクセスするだけで、高性能のOCRシステムをどのパソコンからでも利用することができるというわけです。
ちなみに、OCR読み取りソフトとしての性能は私が使う古い本をスキャンしたものを編集可能なテキストファイルにするという点では申し分なく、今後はそのページをブックマークして複数のパソコンで使うことができそうで、本当に開発してくれた方へは感謝しかありません。
パソコン上でさらに便利に、普通のソフトのように使うために、ウェブブラウザChormeには「ウェブアプリ」という仕組みがあり、使いたい機能のあるサイトを開いたら、ブラウザの右上にある点々のアイコンから「キャスト、保存、共有」を選ぶと「ページをアプリとしてインストール」という項目が出てくるのでそこを選ぶと、結果ウェブサイトが「Googleアプリ」の中に入って表示され、次からはそこからウェブアプリを呼び出すことができるようになります。
この設定は、先にLinux Mintでアプリをインストールしたところ、Chromebookでは本当のアプリのような形で呼び出すことができるようになりました。ただ、複数のLinux Mint搭載機では反映されていなかったので改めてインストール(上にあるウェブブラウザ上での作業のくりかえしをする)しましたが、Chromebookとのやり取りでは手続き不要になると思うので、本当に便利です。作業した後は、左下のメニューの「Googleアプリ」から呼び出せるだけでなくデスクトップにアイコンを作ってくれるので、パソコンを付けてすぐに必要なWebアプリにアクセスできるようになりました。
今回のOCRシステムの他、私は各種クラウド、ネット上で利用可能なテキストエディタ、画像編集アプリが使えるサイトをウェブアプリ化して共有していますが、LinuxとChromebookが混在する環境の中で、いつどのパソコンを使っても同じ作業ができるので、非常に便利になりました。今回OCRシステムが加わったことで、モバイルインターネット環境があれば家と同じように作業が行なえるようになって大変満足しています。
こうしたWebアプリはOSを選ばないので、現在Windowsを使っている方でも使ってみて使い勝手が良ければ、そこを起点にしてOS乗り換えという方法も考えることができます。どうしてもWindows上で動くアプリが必要であれば仕方ありませんが、WindowsOSを継続して使うのは結構コストがかかるようになってきました。LinuxやChromebookなら安く手に入りますし、古くてWindows11がインストールできないパソコンでも普通に使うことができるものも多く市場に流れています。まだ具体的にOS乗り換えを考えていなくても、Webブラウザでどこまで何ができるのか、試すのも面白いのではないかと思います。
(驚愕の追記)
と、書いて終わりにしようと思ったのですが、これを書いている途中でさらにバージョンアップされたWeb版「NDLOCR-Lite」が発表されました。今まではパソコンのブラウザで使うために最適化されていたようですが、新しくできたものは何とスマホに対応します。パソコンでファイルをアップロードさせる部分をタップすると、カメラおよびスマホのカメラで撮った写真アルバムを開くことができ、目の前にある書籍をスマホのカメラで撮ってそのままテキスト化したり、本の内容をスマホ内に収めた状況でこのウェブアプリをスマホ上から使えるので、さらに便利になりました。
データを目の前にしてすぐ使うか、カメラで一通り撮影してから後で使うかには個人差があると思いますが、私なら先にスマホカメラで撮っておいて、後でじっくりと認識させ、画像のPDF化はスマホの写真をパソコンに移して作業を行なうような形で、スマホとパソコンの両方をうまく使いながらその時の状況に応じて使い分ける方が良いかなと今は思っています。今回の対応のおかげで、撮影から認識、変換までモバイル運用でできてしまう自由さは、Webアプリという形で提供されているからということもできるので、今後の可能性は大いに広がっています。
私はChromeでパソコンとスマホの相互同期を行なっているので、いつもはスキャナーでスキャンしたPDFデータをパソコンで利用する形が基本なものの、家に持って来られないような資料をデータ化したい場合、今まではスマホのカメラで画像として保存するところくらいまてしかできませんでしたが、これからはスマホだけで読み取ってテキスト化までできるので、状況によってはかなりの時間短縮効果が期待できます。
今後、Webアプリがもっと便利になれば(スマホのブラウザでも使えるのが普通になれば)、あえてノートパソコンでなくても8インチクラスのiPad miniやAndroidタブレットとキーボードだけで何とかなってしまいそうで、そうしたハードの共通化にも期待するところ大です。