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冬の車の立ち往生対策としてナトリウムイオン電池使用のポータブル電源もあり?

先週は北陸や東北、北海道を中心に冬の寒波が押し寄せ、事前に高速道路会社や自治体などが不要不急の車での外出を控えるように事前に声明を出すなど、以前のように延々と車列が続きいつ動き出すかわからないような事は少なくなってきているとは思うのですが、それでも流通業界の方々や仕事で出掛けなければならない人もいるわけで、ある程度は立ち往生をすることも考えながら車を出さなければならない方は大変だと思います。

ガソリン車の場合、アイドリング状態でヒーターを使えますがその分燃料は減っていきます。立ち往生した際の燃料がどのくらい残っているかというのはかなり気になります。ハイブリッドや電気自動車の場合、基本的には使っている電池はリチウムイオンなので、氷点下以下に下がるような状況の中では、電池は通常時よりも減りが早くなることが予想されますし、電池自体がうまく動作しなくなる可能性も考えておかなければいけないでしょう。

そんな時、何が頼りになるかというと、氷点下以下でも普通に使える特性のあるリチウムでなくナトリウムイオン電池を採用したポータブル電源を使うというのがあります。過去にこのブログでも紹介したことがあるかと思いますが、Bluettiから出たBLUETTI Pioneer Naがついに発売されました。

メーカーのホームページによると、−15°Cでも安全に充電でき、−25°Cでも安定した電力供給が可能であるとのこと。あと、3000m以下の場所であれば動作するそうです。仕様は1500W出力と、電子レンジも動くパワーで電力リフトを掛けると2250Wまでの家電が使えるそう。ただ容量が900Whなので、使い切らないように電気毛布で車が動くまで暖を取るというのが良いのではないかと思います。もちろん電気ポットや電気ケトルも使えるので、真空断熱ボトルとの併用で、沸かしたお湯を長時間キープできるようなものも一緒に持っていくことをおすすめします。

ちなみに、肝心な価格は発売直後の値引きがあって10万円弱くらいと、従来のリン酸鉄バッテリーと比べてもそこまで高くありません。実際に爆弾低気圧がやってくるような時でも車で出掛けなければならないような状況では、こうしたポータブル電源に加えて寝袋や毛布を使い、さらに電気毛布や電気ポットと湯たんぽなどを組み合わせて、900Whの中で何とか車内で過ごせるくらいの計画を立てた上で出掛ける方が良いでしょう。車が動けば何とかポータブル電源を走行充電できますが、恐らく大雪や吹雪になったらまず車は動かせないと思います。

すでに大容量のポータブル電源を持っている方も、車の立ち往生対策だけでなく、冬キャンプや星の観測に行かれる方も、外に出した状態で利用可能なこのバッテリーはなかなかあなどれないと思います。昔、真冬に星の写真を撮りに行った際、寒さ対策とお湯を作るために七輪を持って行き、帰りに車に乗ろうとしてあまりの寒さにドアが凍りついてしまった時にお湯をやかんからかけることで何とかドアを開けた思い出がありますが、使い終わった七輪を冷ますのにかなり時間がかかりました。それがナトリウムイオンポータブル電池なら、暖を取りながらお湯もでき、撤収もあっという間という便利さがあります。

今年はすでに今週の寒波の後、どのくらい厳しい寒さの日があるかはわからないので、今シーズンすぐ手に入れるというのは私はしないですが、長い目でナトリウムイオン電池の進歩を見ながら、手元に一台はこういったポータブル電源を持っていた方が良いかなとも思えます。他のメーカーでも同じような製品企画はあると思いますので、今年は単に価格競争ということだけでなく、さらに安全で過酷な状況下でも使えるものとしてポータブル電源が進化していって欲しいと思っています。

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