車中泊徒然草+

漢字を忘れず記憶を保持するための「手書き」の手法と私の利用しているブログの活用法

先日、NHKの「クローズアップ現代」で「手書き」についての価値について紹介する内容が放送されました。ゲストに「ほぼ日手帳」を出している糸井重里さんも出演していて、どちらかと言うと学習中の児童・生徒だけでなく大人もノートや手帳にメモする習慣をという形での啓蒙が主な内容でした。

その中で、安直にスマホやキーボードからの文字入力を「漢字が思い出せない」原因になっているという感じで十把一絡げに論ずるには抵抗があります。このブログではたまにではありますが、私がこのブログを書くにあたっての入力方法について紹介してきました。私自身、手書きからキーボード入力に慣れてしまうと漢字を忘れてしまうのでは? と思っていて、少なくともキーボードから漢字を出すのに極力かな漢字変換を使わない入力方法を導入しました。

イメージとしては、まだパソコンもワープロも無い頃から活字を直接入力するために個人レベルで使われていた「和文タイプライター」に近いと思います。私自身、和文タイプを扱ったことは無いのですが、昔の上司が役所に提出する書類を作る時によく使っていました。改めて調べると1910年代から80年代までは色々なところで使われていたようです。この技術を習得するには文字盤に並んだ漢字を含む文字の中から自分が使いたい文字を拾っていくための反復練習が必要で、さらに打ち間違えたら今のように簡単に修正が効かないというのも、特種な技術としてオペレーターが育成された理由になります。

それが、漢字がわからなくても文字を出すことができる「かな変換入力」という画期的な技術により日本語ワープロが和文タイプライターに代わって使われるようになり、現在に至ります。基本的には「ローマ字入力」「かな入力」のどちらかで漢字は直接出さずにかなから変換して出すことで便利になったものの、最初に紹介したような「漢字を忘れがち」という状況を生み出しています。

機械に慣れない人にとっては、パソコンで文字入力をするためのタイピングのスキル自体を習得することが難しいという点もありますが、それでも、和文タイプと比べれば簡単に学習できるので、少なくとも仕事でパソコンを使う人はそのスキルくらいは学習した方が良いと思うのですが、私の年代だと小中学生の時期にはパソコンやタブレットを使っての学習というのは無く、学校での学習はノートに書き写したり宿題で漢字の書き取りを行なって提出するというような「手書き」でした。ですから、基本的な手書きのイメージは頭の中に残っているため、いざという時には普通に手書きで文章を書くこともできると思います。ただその際考えなければならないのは、手書きの場合には漢字を覚えていないと書くことはできず、送りがなも自分で判断して付けなければならないので、常に漢字や送りがなについては意識しておきたいところです。

そこで、私の出した結論は極力かな漢字変換を使わない日本語入力方法にするということになったのですが、それはどういう方法かと言うと、ローマ字入力におけるカナ出しと同じように常用漢字全てにキー操作を割り当てて、機械でなく打つ本人がモニターに出る漢字を決定させることができる「漢字直接入力」というある意味特別な入力方法を学習することでした。

実のところ、このブログの多くの内容はその入力方法で書いていて、もしかしたらかな漢字変換方式では考えられないような誤字が出てしまうこともあるのですが、それは手書きの書きミスそのままの間違いで、自分の国語力の無さの言い訳ができないというかなり厳しい状況ではあるのですが、いわゆる同音異義語を使い分ける場合には自分の思い通りに出すことができたり、練習でタイピングのスピードが上がるだけでなく、文字を変換する手間がないので結果的に打つ回数も減り、ちょっと頭に浮かんだことを長文で書いてもそんなに時間がかからないというメリットも感じてきました。

私が学習した特殊な入力方法を忘れずに今も使えているのは、実は毎日更新しているブログがあってこそというところもあります。ただ、私も全ての常用漢字の出し方を覚えているわけではないので、わからない場合は素直にかな漢字変換を使います。今年は、もう少し常に出すことのできる漢字を増やしたいと思っていたところNHKの番組を見たので、改めて忘れている漢字の出し方の再学習に着手してみたいと思っています。

今の時代はスマホのフリック入力で日本語入力を済ます方も多いかと思います。ただ、長くなればなるほど腰を落ち着けてキーボードから文字入力したり、手書きで色々と書いたりすることも必要になってくるのではないかと思います。「漢字直接入力」はあくまで私に合った漢字を忘れないための方法で、今では学習するための教材などを入手することも難しいので、普通に漢字を忘れたくないと思われる方は、まずは毎日の日記を書いてみるというのも良いかも知れません。私は日記を毎日のブログで代用することになって日記は書いていませんが、かさばらずに長期間書き続けることができる紙の「10年日記」は入手可能なので、まずは形から入ってみて続くようなら続けてみるというのが良いかも知れません。

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