以前は、モバイル通信といえば山の中などはドコモのFOMAプラスエリアが使える場所が多いという状況がありました。結果、メインをドコモ回線にしてドコモの不具合が起きた場合に備えて他のキャリアを契約するという感じでしたが、今は逆にドコモの方がつながらなくなる場所もありました。さらには3G が終了することでFOMAプラスエリアのメリットがなくなったこともあり、楽天を含めた4キャリアで補完するような感じで今年の夏前までは動いていました。
それが、国内キャリアでは無料で特定のスマホであれば直接通信衛星とやり取りのできるauの優位性が際立ってきましたが、私はau本家を契約していないのであまりその辺のメリットはなく、楽天の衛星通信を待とうかなと思っていたところにStarlinkを契約し、状況はまた変わってきました。
現在は、通信衛星を使ったインターネットはStarlink一択で、他の選択肢は無い状態ではありますが、来年度あたりからその辺にも変化が出てくると思います。競争が出てくればStarlinkの方もプランも変わってくる気もしますし、来月から私のStarlinkの契約は月730円で維持できるスタンバイモードを利用することになるので、同業他社のプランがどうなるかはわかりませんが、同じくらいの料金プランが出てくるなら、地上基地局だけでなく衛星インターネットでも複数キャリアを契約する可能性はあります。今回は、そうしたStarlink対抗で登場する予定の衛星通信サービスについて書いていきたいと思います。
まずは、楽天モバイルの衛星サービスですが、こちらはStarlinkの衛星より低い位置を飛び、一つの衛星のカバーするエリアが広く、Starlinkほど衛星と直接通信できるスマホを選ばずに通話やデータ通信が行なえるとうたっています。問題はこのサービスをどのくらいの価格で出してくるかということでしょうね。もし無料体験があれば申し込んでみたいですが、楽天はスマホと直接通信して普通に使えるという点が優れていると思います。
そして、今回改めて調べてみた、Amazonが行なうと言われている「Project Kuiper(プロジェクト・カイパー)」という名称で、Starlinkのようにアンテナを使ってスマホやパソコンで通信するという形のようです。スピードはスタンダードタイプのアンテナでStarlinkより早い最大400Mbpsということですが、アンテナを小型化(約18センチ四方・450グラム)したモバイル用アンテナでも最大100Mbpsくらいは出るそうなので、もしその構想通りに事が進み、私が手に入れるとしたらStarlink miniとの差別化を計るため、日々持ち歩けそうなモバイルアンテナのセットに興味を引かれます。
今後、まずはサービスが無事に予定通り開始されるのかという問題もありますが、やはりどんなインターネットサービスにもトラブルが付きものなので、楽天モバイルをスマホと直接衛星と繋げられる状態を作りつつ、StarlinkやProject Kuiperのアンテナを使ったインターネットもキープするということもあると思います。そうなると逆に、現在の日本のキャリア全てを持たなくても良いという判断も出てくると思います。
国内ではまだ具体的な構想を出していないキャリアもありますが、恐らく現在のStarlinkのスタンバイプランのような価格でユーザーに同じようなプラン提供も難しいと思います。さらに後発サービスの攻勢でアメリカで普及しているキャリア同士による価格競争が起こった場合、日本のキャリアの料金の高さというものが際立ってしまうような事も起こるかも知れません。
唯一コスト的なものがかかってしまうのがアンテナ本体購入のための費用がどうなるかということですが、これもProject Kuiperについては現行の日本でのStarlinkのアンテナの価格を見ていると思うので、新しいスマホを購入するよりも安い価格で提供されるのではないかと思っています。
ここのところ、まだ8月なのに来年のおせちの予約のためのコマーシャルが流れたり、かなり先を見た商売をやっているなと思うことがあるのですが、衛星インターネットの時代も思ったより早くやってきているのではないかと思っています。いざという時に慌てないように「Stalink(本家)」「楽天モバイル」「Project Kuiper」の動向については追っていくことをおすすめします。