車中泊徒然草+

電気自動車普及の鍵はやっぱり高性能の電池の技術が必要だと思った件

アメリカが世界の国との関税を見直しをする中で特に中国との貿易戦争とも呼ぶべき関税の掛け合いになっています。恐らく、アメリカの方が引いて、中国も多少はその流れに乗るのではないかと思いますが、その後もし何かあれば、また関税の掛け合いになってくる可能性もあります。

アメリカも中国も、日本と違って広大な土地と人口を持つ大国なので、ちょっとやそっとでは音を上げるような事はないでしょうが、今回は電気自動車のシェア争いについて気になるニュースがあったので、その点について紹介していこうと思います。

現在、日本国内の電気自動車は、自宅に充電用の設備を置いたり、車のディーラーや公共施設の駐車場に設置されている充電施設を利用して充電していますが、電気自動車が普及するための問題は複数あると思います。

それは、電気自動車で遠距離を走る車旅に出ることを考えるとわかることですが、今のガソリンスタンドくらいの数の充電ステーションがないと、気楽に出掛けることはできませんし、一回の充電に時間がかかるようだと充電ステーションに入るための渋滞が発生して収拾が付かなくなります。

社会的なインフラとして充電ステーションを全国的に作るとしても、充電時間の問題を解決しなければ、ハイブリッド車を含むガソリン車から乗り換えられない(もちろんインフラ整備に伴ってガソリンスタンドが無くなってしまえば仕方ありませんが)という方もいるのではないでしょうか。

個人的にはいわゆる自家用車用の電池を共通化して、充電ステーションで交換することで短時間でチャージされた電池に付け換えられるようにする方法が良いのではないかと思いますが、今の日本でも国産車だけでなく海外の車も巻き込んだ電池交換式の電気自動車の仕組みを作れないのであれば、なかなかこうした考えを実行に移すのは難しいことは十分にわかります。

となると、いわゆる「急速充電」の時間をどのくらい短くできるかということになってくるのですが、先日報じられた中国上海のモーターショーのデモンストレーションで出てきたのが中国のメーカーの躍進です。日本国内でもコマーシャルをうっているEVメーカーのBYDでは5分充電でおよそ400km走ることができるモデルを出品し、EVメーカーではないですがEV用バッテリーのメーカーであるCATLは、同じく5分間でおよそ520km走ることのできるバッテリーを発表したのです。

ちなみに、アメリカのテスラが出している「スーパーチャージャー」は、15分の充電によって275km走れるそうですが、その技術を比べると、中国メーカーの電池性能の高さがはっきりします。アメリカでは長距離の車移動が珍しくないので、一回のチャージでどのくらい走行できるかが日本より重要になりますが、テスラがこうした中国メーカー以上の電池性能を持った車を出さないと、物理的な性能差ということで、アメリカ本国で本気でEVを移動に使いたいと思っている人たちが高額なのをわかっていても中国メーカーのEVを利用するような可能性も出てきてしまいます。

日本国内においても、さらに充電時間を短くして1分で100kmくらい走れる軽自動車タイプのEVが出たら、普段遣いのお買い物カーを充電設備のない古いマンション住まいの人でも買い替えて使いたいと思うかも知れません。中国の電池に関する技術というのは、私はポータブル電源を使っていますが、使い始めてまだ2年くらいではありますが、大手メーカーの製品は、リン酸鉄充電池の使い勝手については特に問題なく購入時の性能を維持してくれているので、昔の安かろう悪かろうの状況とは変わってきているように思います。

もちろん、そうした技術の進歩はあっても地域のインフラを整備するのは並大抵な事ではなく、国内ではまだEVの時代にはならないと思いますが、アメリカが本格的にEVの普及に向け舵を切っている中、テスラが中国メーカーとの競争に勝っていけるのか気になります。

もちろん、アメリカでは国内メーカーのEVに対しての補助を増やすなど、やれる事は全てやりながら国内メーカーの競争力を上げようとするでしょうが、この日本を含め当事国と関係ない第三国からすると、どちらの国のメーカーが選ばれるかというと、やはり購入および維持のためのコストや、電池の性能(急速充電の有無も含めて)を考えないとEVには乗れないと私は思うのですが、日本メーカーにも頑張って世界に誇ることのできる技術の詰まった車を開発して欲しいです。それについては、国内メーカーにはあまり意固地にならず、良い技術があれば他国のメーカーの開発した技術を導入するなどして、車として完成させる最高のEVを作って欲しいと思います。

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