車中泊徒然草+

旅先中のトラブルにはカスハラ方向ではなく事前準備と様々な知識で対応を

JALとANA(国内航空会社のトップ)が新たなカスタマーハラスメント対応についてマスコミに発表しました。個人的な感じとして、飛行機においては客室乗務員の方にマスクの着用をお願いされても頑なに拒否した(新型コロナ感染数が増えている時期の話)乗客が強制的に飛行機から降ろされた話とか、社会的な地位のある方がかなりの無理を客室乗務員の方に強要していることなどがSNSで拡散し、広く知られるようになったと思っています。

飛行機の場合、鉄道と比べるとトラブルして事故になるということ自体、命の危険を伴いますので、かなり自分にとって具合の良くない変更や対応があったりしても、無事に飛行機から出られること自体を大事に思わないと、それこそ自分だけでなく他に乗り合わせた乗客の方や、スタッフの方の命も危険に晒すという点では、スタッフの指示には従うというのが本筋だと思っています。

先日、無謀にも日帰りで鹿児島旅行の計画を立てましたが、その時はかなり気流の関係で行き帰りとも揺れたものの、無事に定刻で到着したので、予定通り鹿児島観光を楽しむことができました。もし、当日天気が悪くて便が欠航や、出発した空港へ戻るのであればそれでで良いのですが(私の場合空港の駐車場に車を停めているので)、飛び立ったものの目的地ではない場所に着陸したような場合、航空会社とは出発地に戻るためにはどうすれば良いのかを話し合うとは思いますが、特にLCCなどを利用する場合は、単に予約した便の運賃だけが返ってきて、出発地までの交通費が出なかったとしても、実はその事を了承した上でチケットを購入しているということがあります。

今回の鹿児島旅では、日帰り旅行ではありますが、国内旅行(航空)保険に同時に加入して出掛けました。天候不良の場合の交通費は保険から出ませんが、目的地や着陸地からその日のうちに出発地や目的地に行けない場合の宿泊費については1万円まで保証される(実費なので1万円出るわけではない)保険には入っていきました。安いチケットを購入した場合、帰りの飛行機が飛ばなかった場合の負担は結構出ますので、それは仕方ないと思わないと、飛行機による旅はできないと個人的には思います。

また、機材トラブルで出発が遅れたり、電車のない時間に到着した場合も、その不満のはけ口がどうしても航空会社のスタッフにぶちまけたくなる気持ちもわかります。特にVIP待遇に慣れた方は、自分の事が顧みられないと感じるだけでも言いたい事がある方もいるとは思いますが、公共の乗り物で、我慢する場合は乗客みんなが我慢しなければならないということは考えた上で行動することが大事だと思います。

もし自分が頭に血がのぼり、多くの人がいる前で怒鳴り散らしたい衝動に駆られた場合、もしかしたらその様子がその場にいる誰かによって撮影されており、感情が爆発するまでの過程をすっとばしてネット上で拡散され、一方的に非難を受ける可能性についても考えておくことも今の時代は必要なのかもと思います。もし、本当に理不尽な仕打ちを旅先で受けた場合には、その場で爆発しないで、誰が見ても納得する証拠を固めて後から正式に企業に抗議する方がきちんと企業の方も対応してくれると思います。

旅のトラブルというのはあったら大変なことになってしまいますが、その対応についても考えながら出掛けることも大事です。あと、最後になりますが、旅行の日程を決める際には、ギリギリの日程ではなく、トラブルがあっても何とかその後の学校や仕事に間に合うような日程で行くことをおすすめしたいと思います。と同時に、どうしても間に合わない場合に備えて、事前に学校や職場にはきちんとその事を伝えておき、もし帰ってこられない場合に電話一本で話が通るようにしておくことも大事だと思います。そうした対応をしておくことで、最悪の状況でもストレスを他人に巻き散らかすことを防げるかも知れません。

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