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メイン回線とは別に保険の意味で回線契約したい場合の格安な回線とプランの選び方

現在、自分が契約して使っている回線は、色々ありまして楽天・au・ソフトバンクの三種類の回線になっていて、ドコモを欠いています。これは、本当にいざという時にドコモの回線が低速でも使えないというのは、ちょっと気になります。以前契約していたIIJmioのeSIM・2GB/月のプランは安いとは言いながらもデータ専用で440円ということで、これから紹介していくプランと比べるとちょっと弱いような気がして解約してあります。

2GBで440円は安いのではないかという意見も当然あると思いますが、初期費用の3,300円を回避することがスターターパックを利用することでIIJmioでは可能になるので、そのメリットは確かにあります。気軽に試すという面ではIIJmioは良いと思います。

ただ、日常的にはほぼ使う機会のない回線ということで考えると、長く置けば置くほど、IIJmioよりも安いプランを選べば、それなりにメリットは出てきます。過去に回線が安いMVNOということですと、ロケットモバイルの神プランがありますが、このプランもデータ専用で最大200kbpsと低速オンリー(ただし無制限)で328円/月というのは、多少IIJmioの方が高いですが、いざ使う時の事を考えるとそこまで良いとは今のところ思えません。ではさらに安いところは? という事なのですが、実際高速でどのくらいのスピードが出るのかは後からお伝えしますが、日本通信のプランがさらに安い設定になっています。

まず、データ専用のプランは2024年3月から新しくなり「b-mobile S 190PadSIM X」というプランになります。データ量は使った分だけかかるという形式ではありますが、事前に使い過ぎを防ぐために、月間の高速クーポンの上限を自分で決められるという形になっています(高速クーポンを使い切った場合には最大200kbpsに制限)。回線はドコモとソフトバンクから選べ、月2️GBを上限にすると月額418円、月1GBが上限であれば月額209円まで下げられます。

もっとも、月1GBまでで良ければ、データ専用ではなく通話もできる「合理的シンプル290プラン」(税込月額290円)がありますので、「b-mobile S 190PadSIM X」と90円弱しか違いません。高速クーポンを使い切った後も、日本通信では2024年4月以降は、当初のデータ利用不能になるのではなく、低速で利用できる状態が無制限で続くと発表しています。これなら、最悪高速クーポンを使い切っても約150kbps前後(一応最大200kbpsとアナウンスされていますが、この辺が実測値です)で使えるので、いざという時にキープしておくだけでなく、お得な条件で別業者に乗り換えを考える場合にも使えることになります。個人的には初期手数料の差額を回収できるまでは最低限使って、その後は状況に応じて変えることも考えても良いのではないかと思います。

ちなみに、気になる高速時のスピードですが、夕方の計測で約7~9Mbpsとキャリアやサブキャリアと比べると結構遅めです。それでも、普通に使うには十分ですし、そもそも他社回線をメインに使っていて、回線トラブルでドコモ回線しか使えないような状況でしか使わないなら、こういったプランでも十分なような気がします。

先に紹介したように、私が使っている回線にはドコモ回線が無いのですが、母親に持たせているスマホに日本通信の合理的シンプル290プランのSIMが入っていますので、いざという時には母親のスマホからテザリングして急場を凌ぐことはできるので、あえて回線を増やすことはありません。合理的シンプル290の方はドコモ回線だけなので、ソフトバンクの予備回線が欲しい場合にはデータ専用の回線についても検討してみましょう。

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