車中泊徒然草+

1分単位の駐車場が登場した背景にはスマホのQR決済普及があったのでは

昨日、車で外出していたら、まだ整地もされていない土地が駐車場として営業しているところがあったのですが、その料金体系にびっくりしました。

というのも、普通の駐車場は一日定額の安いところが出てきましたが、まだ一時間、10分単位というような形での営業が多いと思います。私が見たところは、課金が1分単位というもので、私が見たところは「1分5円」だったのですが、ネットで調べたら「1分1円」というような駐車場を運営しているところもあるようです。

1分5円の場合、30分150円、一時間になると300円と、それほど安いという印象はありませんが、用途にとっては駐車時間を短くしてもその場所に停めたいというニーズは前からあったように思います。例えば、大きな問題になっている宅配業者の駐車場所の問題があると思うのですが、早く帰れば帰るほど、駐車にかかる費用は微々たるもので済むので、こうした駐車料金を多くの駐車場が採用してくれれば、運送業者のコスト(駐車違反の罰金支払い)は減ってくるのではないでしょうか。

また、大きな駅の駐車場に1分単位の駐車料金を設定してもらうと、送迎で駅まで車で送っていく場合、単に車で下ろすだけではなく、荷物を持って改札の前まで行ったとしても大した負担にはならないので、利用する人も増えるのではないかと思います。

こうした1円単位での駐車場サービスが出てきた背景には、駐車場内に料金箱を置かずに料金を支払える仕組みが一般的になってきたことが挙げられるでしょう。私が見た駐車場も決済は「スマホ専用」となっていました。つまり、QRコードで決済を自分のスマホから行なうことによって、カメラなどでどの車がどのくらい駐車しているのかを把握できるようにすれば、それだけで駐車場として使えるようになります。無人でもカメラで監視されているので、決済をされないで駐車してそのまま出ていくような事をしたら、しっかりとお灸を据えられる仕組みになっていると思いますが、そうした駐車場の仕組みを知らないで利用した人への対策をどうするのかという課題はあると思いますが、使う方としてはそこまで考えずに最短で停めてすぐに出ていくための駐車場として認識していれば便利に使えるでしょう。

となると、今後は日常生活の中で、今まで大雑把な分類で支払い金額を決めていたものについても、きちんと利用した分だけ払うようなことも、スマホを使った電子決済では可能になっていくであろうと思います。つくづく、現在ガラホを使っている方であっても、スマホ決済を使えるようにすることで便利なだけでなくお金の節約にもなるだろうと思えます。さしあたって、今後の1分単位課金駐車場が全国でどうなっていくかを注目して見ていきたいですね。

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