車中泊徒然草+

たとえMVNOであっても毎月の利用額実現のために条件を付ける契約については考えもの

先日、私も契約しているUQモバイルの新たな割引やかけ放題の仕様変更の発表がありました。私自身、UQモバイルを悪く書くつもりは全くないのですが(現在も契約を続けているということでもありますし)、大手3社のサブブランドの中で、ソフトバンクのサブブランド「LINEMO」が月3GBの高速データを使えるミニプランを月額990円で出したにも関わらず、UQはその価格を見直すことはなく、特定の他契約(光回線や電力会社の契約など)をした上で条件を満たした場合のみ下げるというような形で出してきたのは、現在の状況を見ると良い方法ではなかったような気がしています。

恐らく多くの方が感じていると思いますが、UQモバイルのテレビコマーシャルで「auでんき」のような系列の電力会社に同時加入すると割引するという内容の広告を出さなくなりました。それは、ロシアがウクライナと戦闘状態になり、ロシアからの天然ガスの輸入ができなくなり、さらに原油価格も上がったことで、他の新電力会社も軒並み今までのように新規契約を募るだけの有利さが無くなっていることと関係があるのかとつい考えてしまいます。

私は、従来の電力会社を変えることはなく今も契約を続けているのですが、以前から電力会社の場合、通信回線を変えるようにコロコロ変えることができるのか? ということに不安を覚えていたので、あえて電力割引も親子割引もないノーマルの月3GBの契約をしているのですが、このままの状態だとなかなか昔のようにサブブランドではUQが良いとは必ずしも言えなくなっています。

当然、月15GBのくりこしプランMは基本的に中速の最大1Mbpsで低速運用していて、必要な時に最大30GBのauと変わらない高速通信が使えて月2,728円(割引なしの場合というのは確かに悪くはありません。ただ、私の場合はあまり高速通信を外では使わずに、ほとんど中速の利用のみで済んでしまうような使い方をしているので、UQのくりこしプランS(3GBで月1,628円)をキープし、中速についてはmineoの「マイそく」(平日お昼の一時間以外は最大1.5Mbpsをキープ)のドコモ回線を使っています。au回線一回線よりも、auとドコモの回線で使い分けられる方のメリットの方がどちらの回線がトラブルになっても、その代替として使えることが大きいので、今のところ2回線に分けるというパターンを崩す可能性は少なく、今後もし月単位のpovo2.0のデータトッピングが安くできるようになるなら、UQのSIMを同じau回線のpovo2.0に変えてしまおうかとも考えています。

基本的には、やはり何かの契約と合わせて安くするような形の企業というのは、うまく行っている時は良いものの、合わせて契約したプランに魅力がなくなった場合、割引を持続させるためだけに契約を保つようなことはしたくないので、個人的にはそうした割引プランを持つところではないところと契約する方が良いのではと思います。そもそも、大手キャリア以外の事業者というのは、大手キャリアが長年行なってきた縛りのある契約内容に異を唱えて、いつでも他に移ることができる立場を持っておくことを大手との違いとして打ち出してきたように思います。それが、価格競争の中で別の縛りを生み出しているような事が一部では起きています。

私なりの結論として、少なくとも自分が選ぶ契約というのは、あくまで縛りを生み出す契約ではなく、いつでも新しく魅力的なプランが出てきたら、すぐに回線を変更できるような形でキープしていきたいと思います。さらに「実質○○円」というような表記をしたり、割引の期間が決まっているのに、あたかもその安い月額を押しだして広告を作っているところには注意をしています。良い会社であれば最初から通常の割引なしの条件で勝負して欲しいものですし、私自身はそうした期間的な割引については極力考えないようにして、契約する回線を決めていきたいと思っています。

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