車中泊徒然草+

釣った魚に餌をやらない政策だと言われないために税金の電子マネー支払にもポイントを

車中泊を楽しんでいらっしゃる方には年に一度の自動車税支払いの期日が迫ってきました。ネットではJAF(日本自動車連盟)の会員や自動車ユーザーにアンケートを取った結果を発表し、なぜ大事に長く乗っている車の自動車税を一律に上げるのか? というこの制度が決まった時から言われている問題だと多くの人が思っていることを継続して問題化しようと声を挙げている事について、様々な意見が出ています。

私の車はもはや製造後13年を超えた自家用小型自動車の1500ccクラスの車ですが、車重は最新の軽自動車よりも軽い1トン弱ということもあって、長距離の定速走行においては余裕で20km/Lをオーバーする燃費で利用できています。電気自動車と比べれば燃費は悪いものの、まるで古い車を乗り続けることがペナルティのように通常より高い税額を請求するのは(ちなみに、今年の自動車税額は39,600円でした)、安易に新しい車に乗り換えないことで、大きな廃棄物を出さないことできちんと配慮していると思えるのですが。

実は、私自身はもうすでにこの自動車税は支払っているのですが、今年は昨年とは違って送られてきた支払書類を銀行やコンビニに持ち込むことはせずに、スマホで請求書類にあるバーコードを読み取り、電子マネー決済で払いました。この支払い方法はわざわざ出掛ける必要がないということもありますが、私の場合は自分の銀行口座から1円単位でチャージすることによって無駄に電子マネー残高を残さずに一気に支払え、わざわざ支払う前に銀行へ出向き、お金を下ろす必要もないという、ある意味社会の進歩を実感することのできる支払い方法を利用しました。ただ、その事について言いたいことがあります。

最初に書いたように、自動車税の税率や請求金額はいくら文句を言っても変えることはできませんが、昨年までは電子マネーで税金を支払っても一定のポイントが付いていたのですが、私の利用している電子マネーでは今年からポイントが付かなくなったそうなのです。

こう言っては何ですが、電子マネーについては今政府は、マイナンバーカードを多くの人に持ってもらうために、様々なキャンペーンを行なっています。以前は作ると各ポイントが5000ポイントもらえるというものをやっていましたが、来月からマイナンバーカードを保健証として使えるように手続きしたり、政府から個人に銀行振込する場合の振込先を登録した上で、2022年6月30日までに申請すると改めて各種ポイントをプレゼントするキャンペーンが行なわれます。

個人的にはこうしたキャンペーンがあるからマイナンバーカードが普及するのかは疑問ですし、こうした大盤振る舞いするお金があるなら、自動車税に限らず各種税金を電子マネーで払った場合のポイントを付与することを続けた方が、「現金で納めるより得になる」というメリットを受けようとする人の方が多いと思うので、せめてそのキャンペーンで用意した税金をポイント還元に活用して欲しかったというのが正直なところです。

まだ今年については、自動車税支払いでのポイントの付く電子マネーもあるようですが、私としてはそのためだけに今メインで使っているのと別の電子マネーをチャージするのもめんどくさいのであえてポイント無しの電子マネーで利用しましたが、今回の自動車税は結構な金額でもあるので、もしポイントが付いたらその分自販機でジュースが買えるくらいのポイントしか付かないにしても、そういたポイント還元は嬉しいものなのですが。

今回、私の電子マネーによる自動車税納付というのは、自宅に来た封筒に入っている納付書のバーコードを読み取り、事前にきっちりになるようにスマホからチャージしておいた電子マネーによる決済を利用してスマホから支払いを実行しただけなので、自宅から一歩に出ることなく、お金を銀行からスマホを通じて県税事務所の方に移動させたような形になります。銀行にも、県の施設にも出向かずに(その分のエネルギーのロスもない)全てが完了し、車検を通す場合には支払いデータが記録されていれば自動車税の領収書(納税証明)を添付しなくてもそのまま車検が受けられます。公的機関はもっと便利に電子マネーが使えるようになることをアシストして欲しいと思えた今年の自動車税に関する雑感でした。

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