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Androidスマホを選ぶ場合にあった方が良い「マイナンバーカード読取」機能

私が前までメイン機種として使っていた(現在も分割支払中)楽天モバイルのOPPO Reno Aですが、防水でおサイフケータイ対応でありながら致命的な欠点があることが後でわかりました。マイナンバーカード取得の手続きは問題なくできたのですが、そのマイナンバーカードを使い、カードを本体にかざすことで内容を読み取ることができる機種としてラインナップされていない事が後になってわかったのです。

そのため、母親用に大変安い価格(Reno A定価の10分の1くらい?)で程度の良い中古で購入したスマホGalaxy A21(docomo版)では新型コロナウィルスのワクチンパスポートが表示できるのに、私のReno Aではそれができず、今後の3回目接種の証明について考えると、何とかならないものか? と思っていました。そんな時に、マイナンバーカードのスマホ読み取りに対応したSIMフリーのOPPO Reno5 AをOCNモバイルONEへの乗り換えで格安で購入することができたわけですが、私自身がマイナンバーカードの取り込みを体験してみて、まだマイナンバーカード自体を必要としない人がいることは十分理解しつつも、同じスマホを持つならマイナンバーカード読み取りに対応したスマホを持つ方が何かあった時には有利であると感じました。

私の場合は、顔写真入りの本人確認書類が無く、様々な手続きに苦労していた母親に利用してもらうために(申請から取得の方法についてもよくわからなかったので)自分の分も取ったのですが、普段は免許証で本人確認が可能で、いつも使う病院もマイナンバーカードを健康保険証として使えないので、そういう点では持っていてもいなくても変わりません。ただなかなかフットワーク軽く動けない母親からしたら、ワクチンパスポートをわざわざ役所に行って申請し、紙でもらうよりも、スマホの画面上からタップしてすぐに表示できた方が楽だし役所でいろいろやるストレスも感じることなく、さらに手続きを私が代行することができるので、役所でたらい回しにされて諦めてしまうような事も回避できるというメリットもあります。

そして、今年はせっかくなので、自分のスマホにマイナンバーカードを読み込ませることで本人確認ができる「マイナポータルアプリ」を導入し、そこからe-Taxを利用して書類を紙で提出せず、パソコンで作ったデータを直接管轄の税務署に電子的に送ることで申告をすることができました。マイナンバーカードをマイナポータルアプリを使ってスマホで読み込むことで、パソコン上に表示したQRコードから本人確認ができるようになったので、専用のカードリーダー(マイナンバーカード用)が必要なくなったので、人の手続きを代行する場合にもそれほど問題なく手続きをすることができます。

国税庁のサイトでは、間違った入力をするとその先に進めないので、過去の資料が揃っていて今年の書類から正確な数値を入力することができれば、わざわざ申告相談会場に出向かずとも家にいながらにして申告が可能です。別途提出書類がある場合にはその分の提出は必要になりますが、私の場合は自宅のパソコン上で入力し、昨年までは最終的に紙に打ち出した提出用書類を税務署に出しに行くだけだったので、わざわざ出掛けなくても良くなったというのは、今のご時世では有難かったです。

今後は、身内であればマイナンバーカードを借りることで手近なコンビニへ行って住民票の写しなども取ることができるようになりますし、さらにそこにスマホのマイナポータルアプリを入れれば、役所に出掛ける回数を減らすことができるようになります。

私の母親もスマホを持ってはいるものの、LINEはおろかメールさえもやり方を覚えようとはせず、出来るのは電話の掛け方・受け方(しかも標準アプリでなくシニア用の大きな表示でわかりやすいだけでなく、プレフィックス通話や一定時間で切断できる時間による定額プランでも使いやすいアプリ「かんたん電話帳」を使って)、および写真を撮影するぐらいしか自分からやろうとしないのですが、何か必要な手続きがあった場合には、母親のマイナンバーカードをスマホに読み込ませることで、色々な事を手伝ってあげやすくなります。

まだマイナンバーカードも持っていない方であっても、対応スマホがあればカード申請手続きの写真撮影からスマホでできますし、本人を連れ出して色々というところでの手間を減らすこともできるようになると思います。基本的にはiPhoneであれば大丈夫というところはあるのですが、今回新たに出た第三世代のiPhoneSEもそこそこ高いですし、私の母親のように5千円以下で購入したAndroidスマホでもカード読取りに対応している機種であれば同じことができますので(しかも中のSIMはMVNOの日本通信にしているので月額費用も安いのです)、極端に本人がスマホへの拒否反応を示すことがないのであれば、同じスマホを選ぶ場合には、マイナンバーカードの読取可能なモデルから選ぶのが、実際にマイナンバーカードを作らないにしても、様々な選択肢を残しておくためには良いのではないかと個人的には思います。もし最初からマイナンバーカードを作る予定がない方でも、そのスマホを手放す際に、一つのセールスポイントになることで、再販売しやすくなるというメリットもありますので、こうした話も気に掛けておいた方がいいかなとも思います。

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