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キャリアメール持ち運び制度が2021年中に開始? メール維持手数料がかかっても乗り換えた方が良い人たち

物心が付いた時から携帯電話による電子メールでのやり取りを普通に行なっていて、自宅内にWi-Fiを設置し、スマホだけでなくパソコンやゲーム機なども家族内Wi-Fiに接続しているような方でも、未だに本人が連絡先にと使っているのが携帯電話会社それぞれが提供している「キャリアメール」だったりします。

大手3社のキャリアでスマホを使っている方が私の周りにもいますが、Gmailも使っているものの、プライベートのアドレスはキャリアメールに集約していて、どれだけ安くて魅力的なプランが他社であっても、キャリアメールをどうしても変える事ができない事情があるというケースが案外多いものです。普通に考えると、例えばドコモ系の通信回線を使いながらメールの最後にauやSoftbankの表示があるメールを持つということはそもそも考えられなかった方が多いのではないかと思うのですが、昨日のニュースで大手3キャリアの方で「キャリアメール持ち運び制度」を今年中に開始するという発表があったのです。

これを書いている時点でわかったのは、auは「auメール持ち運び」を12月20日から提供し、月額利用料金は330円ということと、ドコモが「ドコモメール持ち運び」を12月16日より提供し、利用料は月額330円となるところまではわかっています。恐らくSoftbankも同様のサービスを始めるようになると思います。

元のキャリアの方にメールの維持料金を払うということだけなら、MVNOやサブブランドへ移ってもキャリアメールを使い続けられそうです。ただ、私自身もネット接続としては使っていないプロバイダであっても、メールを使えるように最低の料金を払って、他社のインターネット接続上で複数のプロバイダ系メールアドレスを保持していますので、恐らく同じように使える可能性はありますね。

現在、ドコモのdポイント会員やauのauIDなどは無料で作って使えるようになっていますが、モバイル通信の場合はメールアドレスを使う時だけ有料になるというような認識が当り前になれば、それはそれで良いのではないかと思います。現在大手3キャリアの前からの料金プランを使っている人なら、有料でキャリアメール利用料を払っても十分安く新しいプランを使うことができるようになると思いますので、有料利用料を払ってでもキャリアメールを使い続ける選択肢も十分に有りでしょう。

ただ、こうした事を知っていても、あえて移ることを良しとしない方もいると思いますが、今回の場合は、大手キャリアから同じ系列のサブブランド(ドコモのahamoも含む)に移動することで、ほぼ日常的な使い勝手を変えることなく料金だけ安くすることも可能になると思います。今のところ、ドコモからahamo、auからpovo 2.0やUQモバイルに移行する場合にはキャリアメールはそのまま使えるようなので、同じ環境で価格だけ安くしたい場合には、キャリアメールに別料金を払ってでも乗り換えを考えた方が個人的には良いと思うのですが。

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