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OCNモバイルONEの公衆Wi-Fiサービス終了と今後の公衆Wi-Fi利用についての考え方

NTTがNTTドコモを子会社化する中で、MVNOのOCNモバイルONEはどうなるのかというのは今後も気になっているのですが、相変わらず携末とのセット販売で利用者を増やそうという形での営業を続けていて、契約単価自体も下がっているのですが、状況の変化によって、サービスの終了がアナウンスされるものもあるようです。

それは、過去にはOCNモバイルONEを選ぶメリットの一つだと思っていた「無料Wi-Fiスポット」の提供終了(2021年5月31日まで)です。最安のデータ通信量であっても、日常的に無料Wi-Fiスポットの近くへ行くなら、スマホでの利用でなくてもパソコンから直に無線インターネットを利用でき、私の場合は近辺の図書館がその無料スポット(NTT西日本エリア限定のスポットも使えていたので)になっていたので、新型コロナウイルスの脅威が訪れる前には結構利用していたのでした。

今回OCNモバイルONEが無料Wi-Fiスポットの提供を終了した背景には、NTTドコモの提供する無料Wi-Fiスポット「d Wi-Fi」を無料で誰でも作ることができるdアカウントを持っている人が自由に利用できることになったことがあると思います。同じようなサービスを並列で続けるよりも、dポイント圏内にユーザーを囲い込んで、Wi-Fiとともにdポイントを使っての買い物をしてもらいたいという風に「d Wi-Fi」を手段として使うように状況は変化してきているような気がします。

現在、月3GB以下の高速データ通信プランを契約している人にとっては、それなりに安全に使える無料Wi-Fiスポットの活用も大いに有りだと思っていますが、外でLTEおよび5Gの電波とWi-Fiを使い分けるにはちょっとめんどくさいということがありますね。私自身、自宅では楽天モバイルの電波を使った自宅内Wi-Fiの電波を使っていますが、外での移動中にスマホの設定でWi-Fiを常にONにしておくと、特にコンビニの前を通過した時など、設定してあるWi-Fiスポットの電波を掴んでは切り離すことを繰り返すようになってしまって、移動中に利用していたネット関連のサービスを一時的に利用できなくなるような事も起こります。その際には改めてスマホのWi-Fiを切って対応するのですが、本格的にWi-Fiスポットを利用するのなら、手動でいちいち切り替えるか、多少外での使い勝手が悪くなっても我慢するかということになるでしょう。

ただ、スマホの契約内容が低速制限時でも最大1Mbpsのスピードが出るプランであれば、スマホでの利用についてであれば、家を出る時点からWi-Fiを切って出てもそれほど問題はないように思います。そして、無線Wi-Fiスポットの中にはセキュリティ的に危険なものもあるので、あえて外ではWi-Fiを使わないという選択肢も十分有りではないか? という風にモバイル環境が変わってきたのではないかと思えるようなこともあります。

それは、ahamoが出たことで楽天を含めた4キャリアが最低1Mbpsで良ければ比較的安価に利用できるプランを出したこととも関連があります。特にその中ではauのpovoにあるトッピングの一つ「データ使い放題24時間」(税込一回分220円)が、たまに旅行に行き車中泊の車内でネットをしたり、ホテルに宿泊してもスマホやパソコンのセキュリティの事を考えるとホテルのWi-Fiを極力利用したくないような人にはうってつけでしょう。

しかし、全てのモバイルインターネットをLTEや5Gのみにせよということではありません。月千円以下でスマホを持ってそれなりに外でも使いたいなら、多少面倒であってもスマホの設定でWi-Fiをいちいち切り替えることはやらなければなりませんし、もし自分の使っているキャリアの電波がトラブルや災害で使えなくなってしまうことを考えると、無料でも比較的安心して使える可能性があるドコモの「d Wi-Fi」くらいはdアカウントを取って利用できるようにしておくべきではないかと思います。

私自身の今後の公衆Wi-Fiとの付き合い方は、比較的長く外出先のキャリア系Wi-Fiが使える場所に留まるような場合にはd Wi-Fiやauのau wi-fiを使うこともあるとは思いますが、基本的には極力スマホのプラン内でのやりくりをしながら、Wi-Fiを使わないような感じで使うように考えたいと思っています。

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