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キャッシュレス時代でもまだ必要な「硬貨」の使い方について

今回のエントリーは、それこそ時代の流れとともに不必要になるかも知れませんが、2020年時点ではまだ必要な部分が残っていて、それは日常生活の中でも、さらに旅行先でもあれば便利度が変わってくると思うので、自分の経験とともに紹介してみたいと思います。

前回のエントリーでは自転車の部品交換のために時間を合わせて近くにある自転車屋さんに行ったのですが、部品交換のために1時間前後待たされることがわかっていたので、自転車屋さんに行く前に、そのお店からほど近いショッピングモールを訪れました。そのお店では水道水を濾過したお水のサービスを行なっていて、毎日の飲料水および料理用として汲みに行くのですが、ボトルだけを先にショッピングモールに持って行き、ボトルを店内にある買物客のために設置されたコインロッカーに収納しました。

多くのショッピングモールでは、コインロッカー(今回利用した店舗では普通のコインロッカーだけでなく冷蔵保存ができるロッカーも設置されていました)が設置されていると思いますが、その多くは100円とか500円とかの硬貨が必要になるものの、利用後にはコインが返却されるタイプの(当日利用限定ですが)ものが結構あります。

過去において、私が出掛けた旅先では那覇にあるイオンモールで、荷物を抱えたままショッピングモールをウロウロすることなく、無料で荷物をコインロッカーに預けた状態で帰りの空港に行く直前のお土産を、ショッピングモールの食品売場で空港価格より安く購入することができました。その事を思い出して、まずは水用のポリタンクをロッカーに入れ、いったんショッピングモールから自転車屋さんに行きます。自転車を預けてから改めてショッピングモールに戻り、給水および買い物をして、水と買い物袋をまたロッカーに預けます。こうすると何回も自転車屋さんとショッピングモールを往復する手間はかかるものの、重い荷物を持ったまま移動しなくても済むというわけです。最終的には歩いて自転車屋さんへ行って部品交換が完了した自転車を受け取り、その足でショッピングモールに戻ってロッカーの中から荷物を出してそのまま自転車で帰りました。

ただこれも、使おうと思った時にロッカーが全部塞がっていたら駄目なので、その時の状況によって便利に使えるかどうかは変わってきます。どちらにしても、手元に細かいお金(この場合は100円玉)がなければスムーズに利用することができなくなります。

旅行先ということでは、日帰り入浴を行なっている温浴施設のロッカー(下駄箱を含む)で硬貨が返却されるタイプのロッカーが入っているので、現在キャッシュレス化という風になってはいるものの、財布の中には10円・50円・100円・500円の硬貨を揃えて入れておくと、いちいち両替する手間を省けるので、まだ何かと便利であることは間違いありません。

ただ、今後はこうしたロッカーの利用についてもスマホのQRコードやおサイフケータイ機能を使って利用できる方向に進んで行くのではないかと思っています。最近見掛けた飲み物の自販機では、自販機とスマホをBluetoothでつなげてLinePayで飲み物が買えるような仕組みのものがありましたが、逆にそうなると各種アプリがサクサクと動くスマホを持って行くか行かないかで旅先でもその便利度が変わってくるということも出てくるかも知れません。まあ個人的には出掛けた先でスマホを使ったさまざまな無人サービスが始まったら積極的に使ってみて、その使い勝手を試してみたいとは思います。

スマホを使った無料ロッカーのサービスがいつ始まるのかはわかりませんが、まだ実現していないものについてはすぐにどうなるものでもないということも確かでしょう。というわけで、財布を硬貨で膨らませたくない方でも、いざという時にすぐに使えるように最低限の硬貨は用意して旅の仕度をするのがまだ必要になるのではないでしょうか。

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