車中泊徒然草+

マーカーペンも「詰め替え」でエコ生活

最近になってマーカーペンでメモを取る機会が増えました。車中泊の旅用に車の中や、いざという災害時に目立つ字をどこでも書けるように、マーカーペンはそれまでも常備していたのですが、現在使っているのは水性顔料インクを使った三菱鉛筆の「プロッキー」がお気に入りです。

かつてはマーカーペンと言えば「マジックインキ」でしたが、一本で太字と細字の軸が使い分けられるゼブラの「マッキー(ハイマッキー)」を当初は多く使うようになったものの、油性インクでどこでも書けるのはいいのですが、独特の匂いが気になるだけでなく、机の上に紙を置いて強く書くと裏写りして消すに消せず大変なことになるので、「裏写りしない」という水性顔料インクのプロッキーに落ち着いたわけです。インクの種類は染料と顔料がありますが、顔料の方が定着すれば水にも強く、紙に書く点においては油性をあえて使う理由は自分には感じられませんでした。

たまに使う分にはインク切れになったら改めて買い直すのが普通ではありますが、先日この種のマーカーであれば大きな文具屋さんに行けば詰め替え用のカートリッジがあるのではないかと言うので、近所の大きなお店に行ってみたら本当にプロッキー用の「詰め替え用インク」が売っていました。

元々「プロッキー」と言ってもピンと来ない方のために、お店の中にあった製品版のプロッキーとともに写真を撮ってきました。インクがかすれてきたらこのパッケージから詰め替え用インクを出し、中味を入れ替えるとすぐに濃い色で書くことができます。価格は定価ベースで一本70円(税抜)と、新しいプロッキーを買うより安く購入できます。

本体の芯がへたってきたら替芯も太字・細字用とも用意されているようですが、そこまでするかどうかは今後の状況を見て考えようと思います。ともあれ100円ショップで本体を買うより安く本体を使い続けることができ、さらにゴミの減量にもなるので、今回すでに買っておいて詰替え用インクを交換したタイミングで新しいものを買い、それまで保管していたところにストックすることにしました。

車の旅の中では、例えば急に車の調子が悪くなり、応援を呼びに行く時にその場を離れなければならなくなった場合「故障中」という状況を外から来た人に伝えたり、もしその場に駐車したことによって何らかの不具合が生じた場合に備え、こちらの連絡先を書いて外から見えるようにして車から離れた方がいいと思うのですが、その際にボールペンで書くよりは太字のマーカーがあればそちらの方を使うのがより認識性が良くなります。また、大きな災害に遭い、長期の車中泊による避難をしなければならなくなった場合、マーカーを使い過ぎてインク切れになることもあるかも知れません。その際、同じものを二本置いていてもいいとは思いますが、二本置くとどちらのマーカーの方がインク残量が少ないかわからないということもあるので、使う場所ごとにマーカーと詰め替えインクのセットを置いておくというのも良いかも知れませんね。

ネットではこの詰め替えインクは10本セットが単体買いより安く売られていたりしますが、まとめ買いの場合はどこにしまったか忘れてしまい、必要な本数を買った方がコスト的に安くなったりもするので、常にマーカーを使って頻繁にインク交換をする人以外は単体でその都度買って補充した方がいいのではないかと個人的には思います(補充した後はしばらくインクの心配をする必要がないので)。

今回は私の使っている「プロッキー」の詰め替えインクについての紹介でしたが、先述のマッキーにはつめ替えのできる油性の「ハイマッキーケア詰替タイプ」および、プロッキーと同じ水性顔料インク使用の「紙用マッキー」でも詰替えが可能です。さらに、マーカーでも蛍光ペンについても種類によっては替カートリッジが使える製品もあります。芯の耐久性は使い方によっても変わってくるとは思いますが、今後はボールペンの芯だけではなくマーカーもできる限り使い倒す方向で使っていきたいと思っています。

モバイルバージョンを終了