昨日、東京での新型コロナウィルス感染者が200人を超えましたが、ここにきてようやくそれなりの検査の数が増えてきたという見方もできると思います。連日の感染者数に一喜一憂しないで、冷静に対応することが大事だと思いますが、ただそうした冷静さがさらなる自粛を招くということはあるかも知れません。
そんな中、大手旅行代理店のJTBが冬のボーナスを出さないことを労使の話し合いで冬のボーナスを0にすることを決定したという、景気の良くないニュースが報道されましたが、この状態がしばらく続くならそもそも旅行・観光という産業自体がどうなってしまうのかという不安は大きくなります。
多くの観光旅館やホテル、観光客を見込んだ施設、土産物店さんなどの経営が立ち行かなくなってしまうと、さらにその土地を訪れる観光客は少なくなってしまうでしょう。だったら出掛けてお金を落とすことも必要になってくるとは言いながらも、旅行のために日本全国を移動すること自体が感染症にかかるリスクを上げる可能性があるなら、行きたいと思っていても遠出はできなくなります。遠方でなく近場でのレジャーくらいはできるでしょうが、今後はもしかしたら、車で気ままに日本一周なんてこともできなくなってしまうのかともつい悪い方に考えてしまうのです。
話を少しJTBの事に戻すと、旅行代理店は主にパック旅行や、団体旅行の予約を代理で行なうことで収益を上げているものの、テレワークやネット会議システムが主流になると企業がいままで使っていた出張のための費用を計上しなくなり、さらには感染症を恐れて個人の海外旅行自体がなくなってしまうことによって、新型コロナウィルスの脅威が去っても業績は上向かない可能性だって考えられます。今冬のボーナスだけにとどまらない旅行業界斜陽の状況に、業界はどこまで持ちこたえられるのか疑問があります。
移動そのものは全くなくなるわけではないものの、ここしばらくは何か特別な用事でもなければなかなか国内旅行でも行けないという状況が、少なくともインフルエンザ並みに新型コロナウィルスのワクチンを接種できる環境が整うまでは、正直難しいと思っています。ただそうした環境が整うまでに、観光業界を含めた「旅行」というものについての一般の人々の認識が変わってしまうのではないのかという気もしないではありません。
ただ、それでも自分で車を持ち、いざという時には車を宿泊場所にできる「車中泊」という選択は常にできるように残しておいた方がいいと思いますね。今までのように観光地を回ってお土産を買って、レジャー施設で遊んでというような事はできなくても、車で日常では見られない景色を見に行き、食事は自分で作って食べるようなことはこれからも何とかできるのではないかと思います。
そうして出掛ける習慣を付けていないと、社会が国内外への移動を心配ないとしたとしても、あえて移動しないでも良いと考える人が増えてしまう恐れがあります。できればそうならないように、感染症に気を付けつつ、観光する楽しさを感じられるように自分も考えていきたいと思っています。