車中泊徒然草+

改めて2台持ち維持か1台まとめか結論を出すことに

昨日、注文していたファーウェイのP30 liteがSIMとともに届きました。このスマホはSIMカードを2枚同時に差して「通話用」「データ用」として使うことができるので、今までガラホ(一般的なフィーチャーフォン)を通話用に、スマホをデータ専用として2台持ちしていたのですが、やろうと思えば2台分のSIMを一つのスマホに入れて一台持ちにすることも可能になります。

ただし、今回購入したP30 liteのSIMカードは、一枚がmicroSDカードスロットとの共用になっているのです。一応、外部カードが使えないことも考えてRAM4GB ROM64GBというメモリが大きいタイプのものにしたのですが、あえて一台にまとめるには少なからず問題があります。

ちなみに、私の通話用SIMは24時間かけ放題のサービスに加入し、データ通信の類は一切加入していません。で、毎月の料金は税抜価格で月額2,200円となっていますが、ドコモの場合はこの内容では現在契約できなくなっています。auやSoftbank、Y!mobileでは同額やそれ以下で利用できるプランもあるかも知れませんが、現在のドコモの契約はちょっと変わっています。

というのも、従来のガラケー・ガラホというフィーチャーフォン専用のプランというのはドコモの販売している二つ折りなどのガラケータイプの本体に差して使うことで月額が2,200円で使えるもので、今ガラホで私が使っているSIMを新しく購入したスマホに差して電源を入れた段階で、「指定外デバイス使用料」の500円が追加され、ドコモの方ではその月の料金からスマホで使った場合の料金と同じ2,700円が請求されてしまうのです。つまり、私がガラホとスマホを一台に統一しようとSIMを入れ替えるとその時点から同じように電話を使っていても請求額が上がってしまうのです。

ガラホでもスマホでもそういった心配なしに利用したい場合は、現在ドコモがガラケー用として出している新プラン「ケータイプラン」への変更が必要になります。その基本料は月額1,200円ですが、これだけでは通話定額は使えません。通話定額を使いたい場合はオプション利用料を5分以内の定額でいい場合は「5分通話無料オプション(700円)」を追加するか、「かけ放題オプション(1,700円)」を追加することになります。現在、私がかけ放題をするために払っているのは月額2,200円なので、新プランにした場合そこから700円高くなってしまい、プランをそのままにしてスマホに差し替えた場合(指定外デバイス使用料込みの価格)よりも200円高くなってしまうということになるのです。

この200円は何なのか? と思う方もいると思いますが、そもそもドコモのケータイプランでは、以前のようにデータ通信を全くしない人に向けて、通話だけで通信をしない人にも選択肢があったのですが、ガラホでもメールやちょっとしたウェブ操作、おサイフケータイ利用のための通信などを行ないたい人に合わせて、高速通信が100MB/月(GBの誤植ではありません(^^;))だけSPモードの契約なしにネット利用可能な機能が全てのガラケーの契約に自動的に付いてしまったのです(高速通信が容量を超えると最大128kbpsに制限されます)。一台のスマホに「通話用」「通信用」のSIMを差して利用する場合、通信用にそこそこ利用できるくらいの高速クーポンがあれば、通話用には一切の通信部分はない方が安上がりになると思うのですが、この新プランでは全く通話しかしないという人達への救済措置はないので、スマホへの差し替えをする場合にはせっかくの高速クーポンが使えないということにもなります。

ただ、今のところドコモの契約でデータ通信を利用していると(ケータイプランの契約者も含む)永年無料でドコモが提供する公衆無線LANサービスを利用できる特典に申し込むことができます。このWi-Fiは結構使えるので、その分の費用だと思って新プランに変えて、積極的にWi-Fiを使うようにするという方法も十分ありだとは思うのですが、私の場合はOCNモバイルONEが無料で提供する公衆無線LANサービスでも十分だと思っているので、そのためにプラン変更をすることはないかと思います。

あと一つの考え方として、ガラホとスマホの二台持ちは維持しながら、待ち受けだけを一元化するという方法もあることはあります。というのも、携帯電話でかけ放題を契約した場合、かけ放題を付けたSIMをガラケーに入れていた場合、その番号にかかってきた電話を「転送でんわサービス」で、別に契約した回線の格安SIMの番号で受けるという方法があります(転送される部分の電話料金はかけ放題の範囲内となるため料金はかかりません)。私自身、今眠っているFOMA(3G)の回線で無料通話が付いたSIM(月額千円前後)を保持しているのですが、こちらのプランではスマホに入れても追加料金は取られないので、ガラケーでは発信だけを行ない、自分にかかってくる電話は全てスマホの方で受けるということも可能なのです。

FOMAのプランは安いのに無料通話があり、その無料通話分でSMSの送信にも使えるというメリットがあるので、それなりに役に立つとは思うのですが、多少4Gで使えるVoLTEの音質に慣れてしまうと、転送をセットしていてもまた戻してしまうかも知れず、この点大いにどうしようか悩みました。今後、LINEを電話としても使うことになると、電話とまとめた方がいいのか、それとも電話とLINE電話は切り離して使った方が使い分けられるかとか、様々考えたものの、現状ではやはりmicroSDカードが使えないという点が大きく、とりあえずはガラホとスマホで2台持ち+α(おサイフケータイとタブレットもあるので(^^;))という体制でやっていこうとつい日和ってしまいました。

今後、状況が変わりFOMA契約を切ってしまうとその分で新たに現かけ放題を変えたりすることもあるでしょうし、キャリアやMVNOの方で新しい音声セットプラン(大手キャリア)や通話無制限プラン(MVNO)が出てくれば、また状況は変わってくるでしょう。今回の内容の中で紹介したように、現在の通信業者の出す通話プランをじっくり見れば見るほど、スマホ一台よりもスマホとフィーチャーフォンの2台持ちの方がより安く便利に通話と通信が使えるような現状であることを改めて考えてしまいました。今後の政府の後押しで、この状況に多少なりとも変化が出てくれば、それこそ一枚のSIMで通話も通話もストレスなくできるようになるのですが、そうした事も早いうちに期待したいものです。

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