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熊本で起こった強い地震について

まだお正月気分が抜けきらない中、一昨年の2016年4月に起こった熊本県熊本地方を震央とする地震の直接の余震ではないものの、その影響を受けたと思われるマグニチュード5.1の地震が熊本地方で起きてしまいました。震度が6弱ということで、まず考えたのは現在再建中の熊本城が被害を受けていないかということですが、Twitterで検索してみたところ、大きな被害はないという現地の方の書き込みを発見しました。もちろん、翌日になってみないとわからない部分はありますが、まさか2年以上経ってこれだけ大きな地震が熊本県で起きるとは正直思いませんでした。

ちなみに、2016年の地震は最初にマグニチュード6.5の地震が起き、その後、震度7を記録したマグニチュード7.0の地震が起きたことで、大きな地震の後にそれ以上の地震は来ないと思っていた自分の認識の甘さを感じたことを強烈に覚えているのですが、今回の地震はさらなる驚きとともに現地の方々の恐怖はいかほどだったのかと思うと、ここで書くべき言葉も見付からなくなってしまうほどです。

とりあえず、気象庁のホームページにアクセスし、大きな地震が起きた際に、余震にはいつまで注意すべきなのか、具体的に書かれたところを読んでみたのですが、大きな余震については一週間くらいは注意とまでしか書いてありませんでした。ただ、今回の地震についてその存在を予想するような記述もありました。

(ここから 気象庁ホームページからの引用)

余震は、完全になくなるまでには何年もかかる場合があります。例えば、平成7年(1995年)兵庫県南部地震の余震活動は15年以上経った現在でも続いており、数ヶ月に1回程度、震度1以上の揺れを観測する余震が発生しています。

(引用ここまで)

今回の地震は熊本地震とは違う場所で起こっているので単純に余震と考えてはいけないと思いますが、同じ直下型でさらに震源が浅い地震であるため、揺れが大きい地域が起きたと考えられます。3年前の地震によって変動があったことが尾を引き、まだ熊本を中心とした大地の不安定さは無くなっていないと見る必要はありそうです。

地震発生直後の報道を見ていく中で、深刻な被害というのは出ていないようではありますが、実際に2016年の地震を体験された方の中では、その時の事を思い出すようなこともあるでしょうし、不安に感じることもあるかと思います。ただ、地震のエネルギーは本震と比べると小さくなっていますし、「震度」という概念はあくまで人間が揺れを感じる尺度であり、地盤や震源の近さによって大きくなったり小さくなったりするので、震度6弱といってもその言葉に踊らされるべきではないでしょう。昨年の北海道の地震の時のような停電も起こっていませんので、念の為避難の準備をしながら今後起こるかも知れないさらなる大きな余震にはしばらく注意し、水の汲み置きや食料の確保を行なうことをおすすめします。

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