車中泊徒然草+

モンベル クラッシャブル ランタンシェード

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本日はあの震災から1年が経ったという事でテレビや新聞では特集が組まれていることと思いますが、私自身は全くもって1年という時間が経ったとは思えない程生々しい感覚を持ち続けているような気がします。1年経ったから区切りという事もないのですが、改めてこのブログでは車中泊の旅で使いながらいざという時にも役立つ品々を、今後も紹介させていただきながら書き連ねていきたいと思っています。

昨日写真で紹介した太陽電池による発電システムについて実物が見られないかなと思い、オンラインショップでは売り切れだったものの、もしかしたらと思い近くのモンベルショップに置いてあるのではないかと出かけてみたのですが、残念ながらお店の方にも在庫はありませんでした(;_;)。そのまま帰るのもしゃくなので、店内をぶらぶらしていたところ、ちょっと変なものを見付けました。

ぺらぺらなパッケージに入った5グラムのランタンという説明書きに興味を持ったのがクラッシャブル ランタンシェードです。写真のように何と真上を向けてセットしたヘッドライトにかぶせると、うまいぐあいに周辺を照らすように光を分散化させるようになっています。ぱっと見て、トレーシングペーパーを側面に巻き、上部にアルミホイルを尖らせたのをかぶせるようにすれば同じような効果のあるランタンシェードは作れそうですが、一回使ったらすぐに駄目になりそうなので(^^;)、このような頼りなくも耐久性のある専用品を使う意味もあるのだろうと思います。

今回、このランタンシェードと組み合わせて使ったのはホームセンターなどで普通に売っているGENTOSのGTR-931Hという単三電池1本で動き、45ルーメンの明るさで長時間の使用も可というお手軽入門モデルです。安いなりの残念なところもありますが、ランタンとして使うならこれでも十分使えますし、何しろ明かりを全てこれ一つで何とかできてしまうというのは素晴らしい効果だと思います。大きな車の中をくまなく照らすことは無理ですが、写真のように穏やかな光で周辺を照らしてくれるので、ヘッドライトを使って車内の照明として使う場合は天井からぶら下げるパターンと使い分けることができます。外で使う時には単に前方を照らすだけのヘッドランプ以外の使い方ができるというのは嬉しいですね。また、同じ電池を使うランタンと比較して少ない電池の本数で動くということがあるので、この2つの組み合わせは常に持ち運ぶようにして、急な停電時や災害時にロウソクの代わりとして十分実用になると思います。

ちなみに、このランタンシェードと組み合わせて使うヘッドランプについては、ランタンシェードの口径より大きなものだとかぶせることができないので、18.5cm以内でないと使えませんのでご注意を。もっとも登山用として売っているものについてはほとんど使えるようになっているとは思います。値段もそれほど高くないので、小型のヘッドランプと一緒に持っていれば、とりあえず本来のヘッドランプの使い方で避難し、落ち着いた先でランタンとして使い続けることができるでしょう。普通に常備できる物には限りがあるという事もあり、一つのものを複数の用途で使えるこういった製品は今後も色々出てきてくれると嬉しいですね。

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