車中泊徒然草+

非常用食料について考える

 先日、車内に常備しているインスタント食品の賞味期限が近づいているのに気が付いて、昼食用として消費しました。以前にここのブログで紹介したはごろもフーズの「サラスパ」を利用して、茹で上げた麺にまぜるだけのパスタソースが賞味期限ギリギリだったのでした。

 サラスパの方は乾燥させているせいかすぐに食べなくてもいいほどの賞味期限があったのですが、組み合わせて食べるものであるところに備蓄食料の難しさがあります。今まで、あまり考えずにレトルトのカレーやシチュー、袋のインスタントラーメンなどを買っていたのですが、これらの食品は、車の中で食べるにしても何らかの調理をする必要があるものなので、キャンプで出掛けることがなければなかなか消費しないということがあるのですね。道の駅や高速道路のサービスエリアの駐車スペースの一部を占拠し、そこで火を使った調理をするような事はトラブルの元になるかも知れないので、個人的にはおすすめしません。よほどの緊急事態でもない限り、せいぜいアルポットでお湯を沸かす程度なのでお湯があれば作れるインスタント食品程度があればそれで十分な気もします。地震や台風で周辺のお店が開いていないような場合に備える場合でも、調理をするためには燃料も同時に用意しておく必要があります。目の前の空腹を満たすものとして考えれば、たとえお湯を沸かすだけであっても、いざ外で火を起こすといっても天候の関係もありますし大変な場合も考えられます。そんなわけで、車中泊の旅用と兼用する食べ物については、再度考え直す必要がありそうです。

 一般的な非常食として調理をせずに食べられるものというのは代表的なものとして乾パンがあります。普通の状況では食べたくもないという方がほとんどだと思いますが(^^;)、最近ではリッツやビスコなどのビスケット類や、サクマドロップの長期保存缶というものが災害用品として売られていて、とりあえずすぐに食べられるという点は便利です。硬くて水気のないものはいやだという場合、一つ私が用意してあるものに「パンの缶詰」があります。缶詰を開くと、結構やわらかい普通のパンが入っていて、かなり長期間の保存も可能になっています。本当のいざという時に備える食料という点ではこうしたものを揃えておいて、賞味期限前に入れ替えることを繰り返しておけば、当初の目的は達成できるのではないかと思いました。

 もう一つの車中泊の旅の中での非常用食料の考え方として、積極的に現地調達するという方法もあります。観光で観光地を回るなら、お土産の置いてあるお店を回ることもあるでしょう。その中でとりあえず賞味期限が長そうなお菓子などを自宅や人へのお土産として買っておくことで、いざという時にこれを食べてしまおうという考え方です(^^)。実際、道で遭難しかけたような場合、お土産のお菓子やマヨネーズなどを食べて空腹をしのいだというような例もあります。多数入っている饅頭のようなものでも、個別包装されているものの方が消費量をコントロールできますからいざという時には役に立つでしょう。個人的に他人にお土産をあげる場合は、極力あとに残らない食べ物をあげるようにしています。個人の趣味で凝ったものを送っても、感性が違えば邪魔になるだけですし(^^;)、何度も旅をする中でやはりおみやげは食べ物の方が無難だと思うようになりました。その上、いざという時には自分で食べられるのですからまさに一石二鳥です。そうした目的を持って旅先のお土産を物色してみると、意外と新しい発見があるかも知れませんね。

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