車中泊徒然草+

防災の観点からガソリンは定量入れか満タンか?

 ガソリンの値段が夏の行楽シーズンを前にして上昇傾向にあるそうです。テレビのニュースでガソリンスタンドに入ってくる人たちにインタビューしていましたが、10リッター単位での定量入れが増えているとのこと。

 実際、車は重ければ抵抗を受け燃費が悪くなりますから、こうした入れ方は実に合理的であると言えます。しかし、私はいざという時の事を考えると、ガソリンを入れる時には必ず満タンにすることにしています。

 かくいう私も、定量ではなく千円とか二千円とかの金額単位で給油していたこともありましたが、東北で起きた東日本大震災で考え方を変えました。車にガソリンさえ入っていれば移動できるだけでなく明かりや電力、暖房や冷房を利用することができます。車のタンク容量にもよりますが、10リットルずつくらいしか入れていない場合、目先の節約にはなるかも知れませんがもしもの時にはちょとした場所への移動にしか使えないでしょう。こうした話は震災直後には広く語られたように思うのですが、意外と早く、こうした危機感は薄れていっているような感じがします。

 私のブログではいざという時の太陽光パネルを使った電気の手に入れ方について紹介していますが、これは天候が悪ければそれまでです。火を使った発電方法もありますが、どこでも火を使っていいとは限りませんし、普段私たちが使っているものの中で一番簡単に電気を作って利用できるものが車であるという構造は今後とも変わらないでしょう。

 もちろん、このような考え方は防災を主にした考え方であり、車も災害で壊れてしまったらどうにもならないので実際に起こってみないとどちらの方が良かったかわからない部分はあります。それでも、災害が起こったら車を諦めたくはないので、燃料計が半力以下に下がったら満タンにしておき、いつ災害に遭遇してもしばらくは車を中心にして動力と電力を補給できる体制を維持して行きたいと思っています。こうしたことが習慣化すると、旅行へ行った得合でも満タンにしてどれくらい走れるかということよりも、常に早めに給油をすることが当たり前になるので、ガス欠になる危険性も少なくなるというメリット(?)もあります(^^;)。

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