車中泊徒然草+

キーレス車の憂鬱

 先日、知人からキーレスの動作がうまくいかず、電池を替えても同じだったという相談を受けました。基本的に電池を替えても動かないということになると、キーレス装置自体が駄目という可能性もあり、もしキーレス装置自体を交換ということになったら万単位の出費となりかなり年末年始の物入りの時期には避けてほしいとらぶるになってしまいます。
 一つの可能性としてある、以前も紹介したことですが、前後左右のドアだけでなく、後部ドアが完全に閉まっていない場合、キーロックシステムの問題でロックがかからないのでその点について半ドアになっていないか全てのドアを確認しましたがそれも問題なく、いよいよキーレス本体の問題かと思ったのですが、よくよくキーレスの様子を見たら一つ思い当たることがありました。
 念のため、入れ替えた電池はどの電池を使ったか聞いたところ、型番の間違いこそはありませんでしたが、かなり前に買って保管しておいたものをそのまま使って交換したとのこと。というのも、私が見たキーレス本体はボタンを押すと赤く光るようになっており、この光り方が電池を換えたばかりにしてはやけに弱々しいと思ったのです。
 早速、念のために100円ショップのノンブランドの製品ではなく、電器店で日本製の電池を買ってきまして、入れ替えたところランプも赤々と付き、キーレスも全く問題ない状態で復活したのでした。
 私自身、普段から利用しているボタン電池の種類についてはもしもの時のためにスペアを用意しているのですが、そのスペアの電池自体が長期保存の結果電圧が弱くなってしまうこともあるという当然なことを思い出させてくれた今回の話でした(^^;)。
 ちなみに、私の車は単にドアをキーレスで開閉するだけなので電池が切れてもそうすぐに影響はありませんが、今の車はキー自体がなく、ボタンでエンジンをかけるものが普通になってきました。これは今回のトラブルとは外れますが、もしこのボタン周辺のトラブルが生じた時にはエンジン自体を回すことすらできなくなってしまうわけで、せめて従来の鍵穴を入れて回すことでエンジンを掛けることのできる仕組みを残した(普段はキーを差し込まずに回すだけでエンジンがかかるものがあります)方式を採用しているメーカーのキーレス車の方が安心なのだろうかと思ったりもしますね。
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